仲間と歩く近郊の山

長年同じ会社に勤務した友人と退職後に楽しんでいる近郊の山歩きの記録です。

新潟の山旅・赤湯温泉

2022-06-26 | 山歩き


湯沢町の町道・赤湯温泉道はここ小日橋まで車で入れた。
役場に問合せたら、通行止めとの事だったが、他にも車が入っていたし、車止めを越えて終点近くまで入っている車もあった。橋を渡って出発。


橋から清津川の上流を見ると上高地のような景色が広がっていた。


振り返ると前日登った平標山が見えた。


緑滴る林道を行く


林道終点


棒沢橋に下る。


棒沢橋を渉る。

棒沢橋から本格的な山道となる。


サルノコシカケ


厳しい登りが続く


木の間から苗場山が見えた。


クマさんのお仕事??


山道は荒れている部分もあった。


深い森の中をトラバースするように付けられた山道


根元がポッカリ空いている。


先行する保田さんと川畑


下りに入っても厳しい道が続く。


清津川本流まで下って来た。まもなく赤湯温泉だ。


赤湯温泉の野天風呂入口


山口館に到着。横には何やら怪しい彫刻が・・・。


新館かな?ここの二階に宿泊した。


こちらが本館


夜はランプだけになる。


朝、出発前


出発時に一枚。

 

以下、出発時に撮影した野天風呂の様子

清津川本流を渉る橋の上から野天風呂を振り返る。




支流・サゴイ沢を渉る橋上から合流点付近を見る。


このルート最大の難所の急斜面を慎重に登る。


帰路も気の抜けない道が続く。ここは崩落個所。


棒沢橋まで戻って、一安心!!


橋を渉って林道に上がる。


林道も100%安全ではない。落石注意だ。右は清津川まで高さ100m程の絶壁だ。


林道を小日橋に向かって1時間ほど歩く。


この日は平標山がくっきりと見えた。
4合目の鉄塔、松手山、一ノ肩から平標山へ続く稜線が良く見える。


小日橋まで戻ってきた! ゴール!!


湯沢の街でソバ屋を探していたら、偶然見つけた”しんばし”。美味しい天ぷらそばと焼きタケノコを食べることができた。


この後、レンタカーを返して、湯沢駅構内で土産を買い、13:09発のとき320号で東京に向かった。
山口さん、深野さんは大宮で下車、関西組は東京駅のぞみ233号に乗り継いで今回の山旅を終えた。

 

<おまけ>
6/4、赤湯温泉に向かう前に八海山ロープウェイへ行った写真です。


ロープウェイの終点(4合目)から見る八海山。
左よりのピークが薬師岳(1654m)、その右の鞍部には千本檜小屋が微かに見える。
右手に大日岳や入道岳があるはずだが、雲がかかって見えなかった。


ロープウェイ山頂駅から魚沼平野の展望。正面一番奥が巻機山だそうだ。

以下に平標山がありますので、スクロールしてください。


新潟の山旅・平標山 2022年6月3日

2022-06-25 | 山歩き

谷川連峰の西端に位置する新潟県 湯沢町の平標山に登った記録です。


駐車場のトイレと案内板


出発前に一枚


前の写真の看板。なかなか味がある。


コンパス(ネット)からの登山届を出し忘れたので、ここで記入して提出した。


登山口まで林道を少し歩く


登山口


いざ出発!!!


いきなり段差の高い階段の急登が出てきた。


周囲はガスが立ち込めて幻想的


急登は一段落したが、上を見ると急斜面が控えている。とりあえず見えている鉄塔を目指そう。その奥にかすかに見えるのが松手山かな?


再び急登となるが、周囲はブナ林となり、気持ちが良い。


梯子も出てきた。


階段で一枚。


山口さんと深野さん、ガンバ!!


傾斜が緩くなるとホッとする。


鉄塔まで上がって来た。


鉄塔の横に4合目の標識があった。標高1400m。


イワナシ


松手山に到着。標高1614m


点名「河内山 三等三角点」1613.64m
平標山までの標高差は約400m




ミツバオウレン


急登を背に一枚。右のピークは7合目、中央奥は一ノ肩だろう。

 


ムラサキヤシオかな



ミネザクラ


7合目付近で雨がポツポツしてきた。奥の斜面を8合目、9合目を目指して登る。


シラネアオイ


ハクサンイチゲの群落(8合目)


8合目から歩いてきた稜線を振り返る。中央右寄りは松手山


9合目に到着


9合目のお花畑


平標山の標識が見えた!!


山頂で記念に一枚。単独の男性に撮ってもらいました。


休憩なしで仙ノ倉山との鞍部に向かうが、ガスで遠望は利かず。


仙ノ倉山まで足を延ばす予定だったが、天気が思わしくないので引き返すことにした。平標山頂直下の階段


山頂から平標山乃家を目指して下山開始。雪が残っていたが、アイゼンは不要だった。


残雪は2ヶ所あったが、特に問題はなし。ただ、油断すると滑りそうだった。


急に雨が降り出して、しばらくすると雹も降ってきたが30分ほどで止んだ。
奥の山は大源太山と三角山だろう。


山乃家に到着。ここでガスがかかっているものの仙ノ倉山の絶景を見ながら昼食休憩とした。


平元新道を下山開始


広大なブナ林をを抜けると、カラマツ林となり、エゾハルゼミが大合唱していた。


登山口に着地。山道はここまで。


案内板

 


下山してホッとした表情のみなさん。


登山口からこのような林道を約1時間歩く。


登山口の駐車場に下山


バックに4合目の鉄塔が薄っすらと写っている。実際は見上げるような急斜面だ。


駐車場から10分でこの日の宿・本陣に着いた。

<おまけ>
初日は越後湯沢の音羽屋旅館に前泊するだけなので、余った時間で清津峡を訪ねることにした。清津峡は柱状節理の断崖が続く豪快な峡谷で絶景ポイントまで600mのトンネルが掘られていた。


清津川の流れ。信濃川との合流点まで流れていく。赤湯温泉はここから20kmくらい上流にある。


対岸にカモシカが居た。


警戒しているのだろうが、じっとして逃げない。しばらくして急斜面を登って山中に消えた。


清津川と柱状節理


600mのトンネルの向こうに展望地があり、手前には水が張ってある。
有名な撮影スポットらしい。


トンネルの向こうの景色。左に見える遊歩道は湯沢まで続いていたそうだが、死亡事故があり、現在は通行できない。

清津峡から更に進んで、信濃川までやって来た。さすがに日本一の大河だ。

 

<感想など>
山口さんと深野さんとは北海道や東北、信越の山々を年に1度くらいのペースで一緒に歩いてきた。
熊野古道(小辺路)、八ヶ岳など計画はしたものの、コロナの影響で中止した経緯があり、今回は久しぶりの山行となった。

先ず、歩いてしか行けない新潟の秘湯・赤湯温泉が候補に上がった。せっかくの機会だから、以前から温めていた平標山を加えることにした。

メンバーはお二人に加えて、保田さん、菊池さんが加わり、計5名となった。

平標山は花の百名山でもあり、雪解け後の斜面に広がる広大なお花畑が有名だ。今回は時期的に少し早かったようで、東面のお花畑はハクサンコザクラとミネズオウが咲いているくらいで、ハクサンイチゲは蕾もなかった。
その代わり松手山コースの8合目と9合目には比較的大きな群落があり、丁度咲き始めたところで清楚な白い花を愛でることができた。

天候は曇りで谷川連峰の雄大な景色を見ることは叶わなかったが、樹林帯の登りでは立ち込めたガスで幽玄な雰囲気を醸していた。

登山道はよく整備され、道標も完備していた。駐車場のトイレもきれいで使い勝手がよく大変ありがたかった。
久しぶりに2000m級の山に登ったが、それなりに厳しい山だった。

下山後、車で10分足らずの三国温泉の本陣に宿泊し、翌日の赤湯温泉に備えた。


シロヤシオ咲く稜線歩き(比良岳)2022年5月22日

2022-06-24 | 山歩き

この日は6月に予定している新潟の山旅に備えて少し長い距離とアップダウンを経験しておく為の山行で、
時期的にシロヤシオの花も期待して、保田さん、菊池さん、川畑の3名で出発した。


比良駅からバスでイン谷口へ出て、そこから歩き始めた。
正面谷右岸の緑のトンネルを登って行く。


大山口に到着。この日は行程が長いので、金糞峠まで最短の山道を選択した。いつもはここを右に行き、渡渉してダケ道を登る。


サワウツギが満開だ。

 


段々と道が険しくなっていく。


青ガレで写真の撮りっこ


上の写真を撮る菊池さん


青ガレを登る。


青ガレからザレた急斜面を詰めて金糞峠に到着

 


古い案内板


琵琶湖を俯瞰する。近江舞子あたりだろう。


ヤマツツジ


この日のお目当て、シロヤシオが早速お出まし。きれいだ。


シャクナゲは終わりだ。

 


木の間越しに遠く武奈ヶ岳


シロヤシオの葉は5枚なので、別名五葉ツツジともいうそうだ。


堂満岳への分岐。ここは南比良峠へ向かう。


新緑がきれいだ。


イワカガミ


コアジサイはこれから


きれいに咲いていたシロヤシオ


斜面のブナ


レンゲツツジかな?


南比良峠に到着


南比良峠から堂満岳を望む


まだまだ余裕のお二人。背景は堂満岳。


メンバーを変えてもう一枚。ここで昼食休憩とした。


こちらは峠に佇む石仏。右の石仏は修行大師とあった。空海の事だろう。


峠の標識


新緑を満喫する川畑サン


ひと山越えて荒川峠。琵琶湖側の荒川集落に由来する峠だ。西尾さんの山小屋は荒川にあった。


シロヤシオは最盛期は過ぎていたようだが、次々に現れて楽しませてくれる。


荒川峠で一枚パチリ


もう一枚


烏谷山へ登る途中の展望地からこれから向かう打見山とその右には蓬莱山。


サラサドウダンが咲いていた


更に進むとシロヤシオの群落があった


琵琶湖南部の展望


烏谷山を目指して登る


ミツバツツジが咲き残っていた。

 

 


歩いてきた方向を振り返ると琵琶湖北部の雄大な展望が広がっていた。

 


この日一番のシロヤシオ

 


烏谷山に到着し、三角点にタッチ!


山頂標識。ここから90度左折して葛川越に向かって急坂を下る。
標識は木戸峠になっているが、木戸峠は葛川越から比良岳に登り返して、下って行ったところだ。


川畑サンの指し示す山が比良岳。右のこんもりしたピークが山頂。奥には打見山と蓬莱山。

 


激坂を下って葛川越に到着。この後、比良岳まで標高差100m近くの急登が待っている。


急登を登り切った場所の「大岩」


烏谷山を振り返る


比良岳の標識。山頂は縦走路を西に外れて5分の所だ。


比良岳山頂はブナの広場のようになっていて、癒しの空間だ。


力強い生命力を感じるブナの巨樹


ブナの巨樹の向こうに広がるブナ林



ブナの巨樹を見つめる菊池さん


満足そうな二人


縦走路に戻ってしばらく進むと中が空洞になったブナの巨樹がある。


幹の空洞


上を見ると葉が茂っている。すごい生命力だ


ブナ林を行く


白いイワカガミ


木戸峠に到着。ここから道標が示すように打見山の山腹を巻いてクロトノハゲまで楽に行けたのだが、崩落が激しく通行できない。


峠に佇む石仏


ここで小休止して打見山の登りと、キタダカ道の長い下りに備える。


木戸峠からゲレンデを登って打見山に登り、クロトノハゲに下る。その標高差は150mで疲れた足にはきつい。
振り返ると歩いてきた烏谷山と比良岳の奥には武奈ヶ岳が見える。


打見山から蓬莱山


沢筋に群生するクリンソウ


展望地からの琵琶湖の大展望


ここにもイワカガミが咲いていた。


標高700mあたりでは天狗杉が存在感を放っていた。


巨大だ!!


二人がスリムに見える!?!


木戸登山口まで降りてきた。


まもなく木戸の集落。後光が差す二人。


木戸集落に咲くエゴノキ


この日歩いた稜線が斜光線に映える。

ここから15分ほどで志賀駅に下山し、駅前の食堂兼居酒屋でささやかな反省会とした。
つまみに出た小鮎のから揚げと天ぷらっは絶品だった。ビールはうれしい大瓶で志賀の地酒もあった。