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少女小説、アニメ、マンガ、サッカー、歴史雑学、時事ネタなどとりとめのない雑記

映画『ラブ★コン』 …★★★★☆

2006年07月17日 23時00分35秒 | 映画/DVD
キュートでポップで面白かったです♪
作品全体もですが、特に主人公二人がかわいかった!

ストーリーそのものは特に大事件もなく(いや乙女には立派に大事件か)、ごくありふれた少女漫画的ラブコメなのですが、それをテンポ良くコミカルに仕上げてあって飽きませんでした。
主な客層に合う、写真やプリクラにペイントしたみたいな遊び心たっぷりの画面がカラフルで、背景やおしゃれなファッション、小物も見所です。
作品中には、ちょい役で意外な出演者がぼこぼこ出てきてそれもかなり楽しい~。
メイキング本やパンフにも載ってるんでネタバレOKでしょうが、ムツゴロウさん、ナイスです!海坊主もアニキもしずちゃんもね!
そしてドゲザ出演???のウエンツ瑛士の女装…あいつほんとおバカで楽しいよ…☆
『ブレイブ~』では声優頑張ってたな~(と教育テレビ好きの兄に言ったら「天才テレビくんの経験が活きたんじゃない」と返された。なるほど)、とちょっと見直してやったのにねえ(=_=;) …結局ウエンツはウエンツだったネ。

俳優として最近ちょっと興味を持った小池徹平くんは、天然ニブのちびキュート少年(実質ヒロインみたいなキヨラカさ…)を好演。
本物のヒロインである藤澤恵麻ちゃん、ほんとはすごーくカワイイ顔の子なのに、この映画ではがんがん「変顔」見せてくれます。
でもどんな表情してても超かわええ!!です!

上映ホールは、原作の性質や祝日の午後というのもあって、小~大学生ぐらいのおしゃれなギャル(広い意味での)で満席!
カップルよりもお友達連れが中心で、あっしはやや場違い気味~でしたが、最後部席にこっそりまぎれこんで?観てきました。
まあ、実際コメディっていうかギャグかってくらいの展開なので、カップルで行っても男子も退屈しないハズ。
小ネタ連発の笑う映画なので、観客である若い女の子たちの楽しそうな笑い声がいいエッセンスになっておりましたのぅ。
(と、ちょっとあたたかく見守ってみたり。)


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映画『ブレイブストーリー』…★★★☆☆

2006年07月12日 22時03分59秒 | 映画/DVD
観ました。
またも原作しらずで。
なので映画作品のみの感想となります。
(※追記/後で原作をぱら読みしたら、やっぱり原作の方が複雑な話のようですね。映画はかなりエピソードをシンプルにしてあるようで…)

総じておもしろかったです。
本業でない声優の出来もよかったし、絵のレベルにも満足。

しかしトートツで安直な流れにあちこちでつまずいてしまった☆
どうしてそう考えたのか?過程は?必然性は??
主人公ってどういう子なの?
ミツルくんの過去設定が説明不足で、ちょっと笑えるくら「つくり物語らしい安直な不幸」で笑えたぞ(本来笑えるような過去ではないのに)。
ロープレらしいロールプレイング作品なのは百も承知ですが、その枠に自ら好んでハマってるようでした。
とはいえ同じRPGでも大作ではなく、子供だましの、30時間以内であっけなくエンディング迎えちゃうやりごたえナシな感じの…(^_^;)
そしてNHK教育テレビアニメっぼい道徳的展開!
(それなら『魔法少女隊アルス』のがセンスも出来もよいよと心中でツッこむ。映画ならナルニアのほうがストーリー性があるし)。
〈ヴィジョン〉の仲間との別れもあっけなかったしなあ。

もっと観客の心をギュッつかむ話やキャラクターなら申し分なかったでした。
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映画版『DEATH NOTE(前編)』…★★★☆☆

2006年06月21日 22時47分12秒 | 映画/DVD
原作ファンの方と連れだって観に行きました。
ちなみに私はかなり前に1巻を中途挫折したまま~(^-^;)
ノートのごく基本的な使い方を知っている程度の知識でございます。

先に原作ファンの方の感想ですが、「まあこんなもんじゃない?」
ニュアンス的には「覚悟してたほどひどくはないし、想定内で許容範囲内」という感じみたいでした。
原作知らずの私の方は、なんか特撮ヒーローもののような「漫画っぽさ」にちょっと失望したかなあ。
漫画で読めば引き込まれたかも(1巻挫折だけど)って思えたけど、実物版で見るとノートがアニメショップのグッズのよーにちゃっちぃなー(-_-)とか、漫画っぽい理屈と展開だなーとか、死神さんの見せ方と動かし方も漫画チック(←死語?)やな~とか、Lってのもまず「形」ありきで漫画っぽいな~とか…。
漫画原作で実写版を作るとき、原作を「原案」まで落とすぐらいの気持ちで作った方がよい場合があるのでそれを期待したんだけど、アニメで作られる程度のオリジナリティしか感じられなかったのが物足りなかったです。
漫画っぽい設定であっても「本当にあるかも」と強引に引き込むような現実感や緊迫感がありませんでした。
でも全くダメというわけではなかったので、後編も観に行くつもりです。

しかし二人で共感したのが、「藤原竜也指汚ね~」「字、汚ねえ!」
冒頭はまずここでアメイジングです。

やりたくなくてもどうしても目につく、映画館人間模様…。
今回はジャンプ漫画を読む幅広い層がいらしていたせいか、ケータイのバイブ音があっちこっちで鳴る鳴る
前の方では開いてる人(たぶん「子」って年齢だ)がいて、暗い中待受がよく見えたよ♪…なんてな。
女子高生ズとオトナの女性ズに挟まれた席で、女子高生の隣じゃうるさいかも、と気を遣って原作ファンの方に(本来私が座るはずだった)オトナ側をお譲りしたら、女子高生は本編上映中は1回ケータイ鳴らした以外はおとなしかったです。
むしろオトナたちのほうが、会話ではないけどすごくうるさかった…。
持ち込みのペットボトル飲料をホルダーから取り上げる、キャップを回す、戻すという一連の作業でいちいち音を立てまくってて、しかもせわしなく繰り返してるのが、1つ置いた私の席でも気になるほどでした。
そんなに頻繁に飲むんなら、いちいちキャップを閉めて戻さずにずっと手に持っておれ(怒)!と思ったほどでしたが、オバ様たちはあとで聞いたらゴハンも食べてたそうです…。
人間、見た目で判断しちゃいけないときもあるのね、と反省。

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映画『インサイド・マン』 …★★★★☆

2006年06月14日 23時40分52秒 | 映画/DVD
もっと今ふうの、暴力的なサスペンスかな~と思った(「ファイヤーウォール」くらいの)のですが、どっちかというと「怪盗○○」という方向性でした(笑)

推理小説の謎解き大好きな人にはわかりやすいかも、とか欧米ではかなりアレルゲンな××が日本人にはさほどピンとこないのでたいした動機に感じないとかはマイナス点かもしれませんが。
あと、ここで終わればヨーロッパ的でかっこいいかも、ってところでエンドにならずにアメリカンな終わり方が蛇足のような、でもそれはこれで洒落てていいかっ。て気もするし。

でも銀行襲撃人質立てこもり事件の内と外で起こることの過程だけでじゅうぶん楽しかった。
緊張感の中にも気を抜けるやりとりがあって、メリハリもあったし。
ジョディ・フォスターだっけ?弁護士は。も、超遣り手の自信満々弁護士って感じで良く、かなり印象的でした。
今日もちょっと座席後ろから蹴られたけど、まあ、内容を損なうほどひどくは…でも何度も…


時間の都合が合ったので、『GOAL 1(字幕版)』をもう一回観てきました♪
内容がわかってるので前よりは冷静に、でもやっぱ楽しめました。

隣席の女性がケータイ切ってなくてバイブで2回ぐらいメール来てたばかりか、ケータイ開いて確認してやがったとかも、私が2回目だからまだ許容できるよ、でもマナー違反だからそれ、ていうかそんな有様だったのに、最後はちゃっかり感動して泣くんだ!?ええっ???
とかいうマン・ウォッチングも楽しかったとですよ…。

英語の聞き取り力のない私ですが、2回目だと意訳されてる部分のジョークやニュアンスを断片的に聞けたところもあって、ちょっと深みが増しました。
W杯メキシコの試合では、「この国歌歌ってる選手の中に、中継では映ってないけどきっとクノ・ベッカーがいるんだよ!」とか試合中も「サンティ!サンティ!」「あ~、これがサンティア~ゴ・ムニェ~ス(←外国風に)なら絶対決めてるのに!」とか叫んでいます。
一緒に観てた兄はうっとうしかったのではないかと思いますが、いちおう笑って見逃してくれました。
びば!めひこ!
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映画『ダ・ヴィンチコード』…★★★★☆

2006年05月23日 23時31分49秒 | 映画/DVD
観てきました。

しかしまたもや席を蹴られました。
それも話が込み入ってきたり盛りあがったりってときばかり…。
足を組みかえるときに、蹴飛ばしてる意識はなく遠慮なく靴先をぶっつけてるって感じなんだけど、この作品は「話が複雑でついていくのが大変らしい」というウワサだったので集中し始めると、ガコココッて蹴り上げられるの
回数が多いので、仕方なく時々椅子から体を起こしてみたりしたけど、背もたれに寄りかかって見るために前の方の席を取ってるんでね、体を起こすと頭だけ上向けないといけないの。
首、痛いです
終わった後どんな奴か後ろの人を見たら、シングルの20代前半フリーター風の男でした。
最近、仕事先にもそんな風体のヤツがいて、共用の休憩スペースにパンの食いカスを散らかしまくったままで去り、後でそこを使おうとする人(私の時もある)がやむを得ず片付けさせられているという…どういうしつけしてきたんだ親は。
ハタチ過ぎても、自分の行動が誰かに迷惑をかけている可能性に思い至らないんだもんな~。

さて内容については、全編にわたりミステリーなので触れません。
原作を知っている人、根底に流れる情報についてけない人の評判は今イチのようですが、原作知らずの私には結構おもしろかった。
でもまあ風呂敷がでかすぎるんで、俺様のポッケには大きすぎらぁ…みたいな、まあ面白い解釈でぶち上げたなあって感じですね。
もちろんツッコミたいところもいろいろある。
話がでかい割に行き着く先は意外性の欠片もなく、しょぼいな(大ラスはよかったけど)って思ったりもしたし。
冒険アクション要素のない「インディ・ジョーンズ」っていうか?
でも荒唐無稽だけどよくまとまってたと思います。
俳優さんも「割と好き」な人が出てたし。

ただし!予備知識はあったほうがよいです。
TVの「ダ・ヴィンチコードの基礎知識」番組程度でよいので。
私もたまたま1つちらっと見てたのがあって助かりました。
もともと歴史は好きでところどころつまみ食いしてるのですが、このへんはさらっと流してて、全く知らなくはないが詳しくはなかったですし。
でも歴史や宗教にはこれまでまったく興味が持てなかった、苦手で全然頭に入らないという人は、ひとつにつまずいて悩んでる間にかなり置いてかれるかも。
そういうときには難しい説明はすっぱり聞き流して、おおざっぱに登場人物たちの行動や流れで見ていたほうが楽しめるのではないかな。
私はまだ買ってないんでわかりませんが、もしかすると観る前にパンフレットでも見れば多少解説されてたりするかなあ。

あと、キリスト教をカミサマだの絶対の信仰だのをからめず、そこらへんに転がってる(?)宗教や神話の一つとして成り立ちを思うと楽しいですよね。
そして宗教成立後の、結構俗っぽい狂乱のいろいろとか、ほんとに神様信じてる?利用してない?っていう史実エピソードも興味深い(この作品にはあまり出てきませんが)。
史料の断片をトンデモ発想でつなぎ合わせて、大胆かつ劇的に歴史ストーリーを創るってステキ♪
以前、まじめに歴史の新説についてのノンフィク本だと思って読んでいたら、学者としてはセミプロな小説家が書いたもので、正式には学説じゃなかったのか~と脱力☆
ですが苦しいこじつけであっても、内容がすっごく面白くて興奮したことがあります。
これもそういう感じですかね。
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『名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌』…★★★★☆

2006年05月20日 21時49分05秒 | 映画/DVD
観てきました。
二…二度目の挑戦です(泣)
でも今度は無料(ポイント)ですから。なくさなかったし。

★4つ付けてますが、コナン映画は2くらいから毎年観に行ってるので、全く知らない人にどうかは判断できないんだけど。
でもいつもある程度のレベルのものを出してくるので信頼してます。
ま、毎度のことながら、子どもウケのよい映画としては人死ななきゃ始まらないんでアレですが…(=_=;)

今作は10周年記念キャンペーン中って感じで、いろんなキャラが出まくりでした。
ちょっとムリヤリっぽい人もいるので、そこが少しテンポを損なったでしょうか。
でも気合いを入れて、ちょっとゴリゴリの推理ものにしてみたってのはよく伝わりましたよ。
人質取られてるわりにさほどサスペンス色がなかったり、キャラを出すのに場面があちこちいって整理しづらかったりはしましたが、そもそもそんな複雑でなくてよいのがコナンなので、よかったんじゃないかな。
依頼人を「X」にしたために、真実に迫る課程もいつもよりはおとなしかったかも…っていうか前作も前々作もけっこう派手~だったからなあ(^-^;)

推理ものですんで内容については触れませんが、2段オチの部分は「お約束」なんだけどオシャレだな~って感じで良かった。
しかしあいつはいつも美味しいとこだけお上手に頂いていく。気をつけろ。

「高校生探偵・工藤新一」ファンとしては、平次や白馬が二人並んで走ってたりする(コナンはチビなので同じフレームに入れない)とき、ここにフルサイズの新一がいたら最高に幸せなんだけど!!と思ってしまうんですが。
東西高校生名探偵(+1)そろい踏み。
平次とのコンビネーション。
絵的に好きなんだけどなー。
特にこういうゴリゴリのときは。
残念…×××
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映画『海猿 Limit of Love』…★★★☆☆

2006年05月10日 23時59分36秒 | 映画/DVD
仕事帰りに観てきました。
満席とまでは行きませんでしたが、ほぼそれに近かったです。

しかし内容は…。
新聞評でクライマックスに次ぐクライマックスとか聞いてはいましたが、予想以上でした(^.^;)
本当に最初からクライマックスみたいなんだもん。
あまりにもメリハリがないくらい緊張感の連続で、半ばくらいからは「またかよー」って感じでかえって笑ってしまいました☆
気がゆるむところがなさすぎですて。
そして(作中の)海保のみなさん、男のまろんも結構ですが、耳は傾けても手を止めないでくださーい。
胸中にどんな想いが去来してても、要救助者を救う作業は粛々と滞りなく進めなければならない。
二次災害を起こさないように迅速に決断を下さなければならない。
それでこそ我々が信頼し、尊敬する救難隊士ではないですか。
なんかいろいろ『やり過ぎ』なんですよ。
ほどほどにしといてくれれば、すごくよかったのに。
感動系の作品で感情移入し損なうと、ちょっと物足りない気分が残るんだよなあ。
でもやっぱカッコよかったりはしました
素直に観られた人にはいい作品かも。

他にも「ありえねーでしょ?」とかいろいろツッコミどころはたくさんあるのですが、でもやっぱり一連の仙崎=伊藤版『海猿』シリーズは、安っぽいものが多かった最近の邦画・ドラマ作品としてはよく出来ていて、国産でもびんぼーくさくない作品も創れるんだぞってところを見せてもらえて楽しかった。
邦画にはお金をかけずによい作品は多々ありますが、一方でこういうお金かけてたりはでだったりなのも出てくる、多様性が出てきて先々が楽しみ♪
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映画『ナルニア国物語』観た。

2006年03月09日 00時34分52秒 | 映画/DVD
割と早い回のチケとってたら、仕事が延びて走った走った(^_^;)
でもCMだの小話だの予告だのがかーなーり長かったので、走る必要なかったよ…泣。

原作未読での感想は「条件つき★★★★★」
これはこれでいいんじゃないの?ていうのが+のほうの感想。
-のほうは私の個人的な物の見方の問題ではないかと思うので。

「クーリエ・ジャポン」誌であえて「キリスト教的な示唆が不快」という記事を載せていて、まあ私は聖書は旧約の一部を読んだことあったかな~程度ですんで、イヤ(-皿-;)って感じはほとんどなく…。
どっちかっつーと、尊敬すべき偉大なる父親、邪悪でおっかない母親のイメージでしたかね。
ああ、「アダム」と「イブ」でも罪は女にあるんだっけ。
うわ、やっぱイタいかな~。
でも原作書かれた時代を思うとな~。

アスランの自己犠牲による、人間の罪のあがない、しかるのち復活という流れはなぜか嫌悪を感じてしまいました。
あれは罪というよりは過ちと定義したいものですが、他人にあがなわれるくらいなら、自分で償わせてほしい、少なくとも勝手に決めちゃわないでよ!って思うから。
世界(ナルニア)の救世主、次期王になれとか闘えとかなかば強制してるくせに、「でも子供だから、決めるのも責任取るのもまだムリでしょ」と枠に押し込められてることにも違和感。

とはいえ、子役大好きの私は、末っ子ルーシィが可愛くて、それだけでかなり幸せお腹いっぱい♪でございました(*^o^*)

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映画『プライドと偏見』観ました!

2006年01月19日 22時59分00秒 | 映画/DVD
久しぶりの★★★★★!文句なし!でした。
でも客の入りは…(=_=;)
もったいないので、女子は観に行きましょう。
上映期間が短いかもしれないので、なるべく早めに(苦笑)
原作付ですが、原作は未読のまま、映画のみ観た感想です。

女性割引デーの翌日、アフター5の回で、観客は30人程度だったと思います。
しかもなぜか女子高生たちが。課題?英文系?映画関係の部活?
20代後半~30代の女性に観てもらいたいですが、落ち着きある30代以上の男性にも楽しめるかも。
ただし甘ったるい話しではないので、デートで観に来てもあんまりロマンティックな流れにはならないのでご注意を☆
友達の付き合いで来たっぽいハタチぐらいのお嬢さんが、「よくわかんなくて、もう舞踏会のシーンで寝てた」って言ってて、いやそれ面白いもつまらないも何も、ろくに始まってもいないですから

私こういうの好きなのか~ツボなんだ~、と自分が少しわかった気がする…。
イギリスで作られる時代物が好きなんだな。
ビクトリア時代の経済とか社会風俗について調べてた時期があって、それも今回楽しめた一因です。

それと主人公は5人姉妹の次女ですが、街中よりやや引きこもった田舎暮らしの未婚娘たちにとって、裕福な独身男性の滞在や軍隊の駐留は一大イベント。
自分の人生を大きく変える、ほとんど唯一の機会である「出会い」があるかもしれないと、浮き足立って騒ぐ様が可愛かったです。
私の母が若草物語似の4人姉妹で、それぞれ子持ち主婦のおばさまたちが寄り集まったときのやりとりが、子供心になんだか可愛かったのです。
それでこういう仲良し姉妹の設定がツボなんでしょう、たぶん。

映像(風景)、ストーリー展開、全編を通して美しかったです。
舞踏会シーンや、主人公の家の各部屋の窓を長回しで見せる手法もよかった!
舞踏会では特に奥行きや主要でない参加者の人間模様、熱気・雰囲気がリアルに伝わってきて、当時もこうだったのかな、と思いました。
役者さんや創り手の意識の高さも作品全体から感じました。
道端に馬の「落し物」があるリアリティにも感動…。
いえいえ、言葉以外からも人物の内面的なものが感じとれ、あるいはダーシーなどは(外面からだけの)「無表情で無礼。わけわからん」→「単に人見知りで感情表現が苦手?」と主人公の目線で印象が変わる共感がありました。
エリザベス役のキーラ・ナイトレイも、恋に憧れ騒ぐ姉妹らから一歩引いた、でも批判的でない、内に秘めた知性を感じさせます。
ちょっとアゴがアイ~ンだけど、笑うととても魅力的。

人の心情を描き、どこか慎みがあり、丁寧な創りは、最近のセキララなラブストーリーとは違った良さがありますね。
キャストが派手でないところもスキ!です。
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映画『THE有頂天ホテル』を観ました。

2006年01月18日 23時58分52秒 | 映画/DVD
三谷作品に興味があるので、今回の作品も観に行きました。
自分評価は★★★☆☆でしたねえ。
でもじゅうぶんおもしろかったですョ♪
お客さんの入りも、行きつけのシネコンで一番大きなシアターが完売。
いつも平日の夜イチに行くせいもありますが、久々に最前列まで埋まってるのを見ました。
客層も10代後半~5、60代まで男女取り混ざっておりました
コメディなので、満席で人がざわめいてるほうが楽しいです

三谷監督のコメディ映画のいいところ、特に今回のようなのは、観客の「笑い声」が加わって初めて完成する、と思えるところ。
これはやっぱりライブの演劇の経験から身に染み付いてるものという気がします。
こんな感じで、気楽に笑わせることが目的の、昔の喜劇映画みたいなのがもっと出てこないかな~。
今どきのコメディ映画はどこかマニアックで、作品ごとの観に行く年齢層が狭い気がする。
こういう各年代が一緒になって笑えるものが、何か定番として出てくればいいなあ。

内容は面白かった、キャストもすごかった。
でもー。
実力ある役者さんをこれだけそろえているのに、ほとんどの皆さんの持てる力をほとんど引き出してないですよね。
それぞれの俳優さんの別の作品から考えると、もっとすごいことができる人たちじゃないですか。
出るだけで存在感がある方ばかりだけど、短い登場でももっとそれぞれの見せ場がほしかった、ものたりなかったしもったいなかった。
逆に言うと主要人物の皆さんが全力を出してしまうと主役を食いかねないわけですが、それぞれがそれぞれのストーリーでは主役、でもそれを監督が寄り合わせて一つの作品に見せる、ぐらいの力技が見たかった。
これから三谷氏が「映画監督」として「巨匠」の域に達してくださるのに期待します。
…専業にする覚悟とプライドがないと無理かな???
「巨匠」になれなそうなあの感じが魅力でもあるしな。

それと、展開はよくてテンポもそんな悪くないのに、途中間延びした感じがありました。
これだけの登場人物か同じ時にそれぞれ様々なシーンをすごしているのですから、作中前半の時間帯にクライマックスを迎える人たちがいてもよかったのでは?
これについては私の同僚さんの言ったのがぴったりきました。
曰く、「おもちゃ箱をぜーんぶひっくり返して、えんえんそれを整然と片付けていく作業で、最後は予定調和的な終わり方」。
バラバラな思惑で動く人物が最後にぴたりとおさまる流れは気持ちよいです。
でもメリハリがなかったなあ。
ライブの舞台なら、役者さんが声を張って抑揚つけてしゃべるし、アクションも(誇張のため)大きくなって、このままの展開でも自然とコメディとしてメリハリがつくんですが。

終わってみたとき、なんだか「でかいハンバーガーを食べるつもりで大きく口を開けて待っていたが、実際食べたのは小さいビスコ」だったようながっかり感がありました。
もっと腹の底から笑いたかったというか、笑い損ねたような。
面白かったとは思ったんだし、単に期待しすぎてたってことなのかな???
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