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少女小説、アニメ、マンガ、サッカー、歴史雑学、時事ネタなどとりとめのない雑記

映画『敬愛なるベートーヴェン』…★★★★☆

2007年01月31日 23時22分47秒 | 映画/DVD
敬愛なるベートーヴェン
ミニシアター系っぽい扱いの上映だな~ということでさほど期待してなかったけど、なかなか良かったです。

お話的にはやや「作りすぎ?」感がかなりありましたが、核となる、作品に託されたメッセージはちゃんと伝わってきたと思います。
音に満ちあふれた世界、神の高みに触れるかのような崇高な音楽との一体感、難聴と虚脱によるほぼ音のない感覚、割れんばかりの喝采。
死を前に美しい楽曲を仕上げるのもよかった。
音の世界を映像で見せる演出が秀逸です。
一ヵ所、エロティックなシーン?で妙にねっとりしすぎやがな、ってツッコミたいが…。
しかしなにより、「ここで終わればベター」というまさにそこで終わってくれたのでホッとしました。よっしゃ。

第九やベートーベンに好感のある方におすすめ。
全体にちりばめられた音楽も作品を引き立てていて満足でした。
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映画『マリー・アントワネット』…★★★☆☆

2007年01月24日 22時48分00秒 | 映画/DVD
どうせそうだろうと思ってたけどっ!
…やっぱり「え~ここで終わるかよ、オイ」ってとこでぶっつり終わりました。
ミニシアター系のお作法通りに(^_^;)
良いところは良かったけど、イマイチなところもかなりあって、差し引き★3つです。

キュートなマリーの演技は良かったし、おフランス宮廷のビジュアルも良かったし、スニーカーはともかく(笑)靴やお菓子の短いカットが取っ替えひっかえ出た演出も可愛かった。
子役ちゃんたちも激カワ!です♪

しかし読書に例えるなら「飛ばし読み」みたいにサ~ッと流しちゃうみたいな部分と、作り手がこだわったのかな?っていう描き込み過ぎな部分とのバランスが悪かった。
全体を見て結局主軸って何だったの?
はしゃいで遊び暮らす合間の空虚な表情は挿入されるけど、全般的に彼女の心情にあまり深く入り込んでいかないので印象が薄い。
彼女の人生の前半、後半かあるいは中盤など切り取りかたを絞ればこの演出も活きたと思うのに、焦点がぼやけたままだらだら続いた感じです。
もっと音楽を効果的に使ってるのかと期待したけど、多用しすぎ&ややミスマッチでときどきうざったい。

まあ日本人には『ベルばら』があるからなあ。
マリーさんの人生の見せ方ではあれにかないませんでしたなあ、って感じっす。

いちおうソフィア・コッポラ監督のファンの方(良くも悪くもS.コッポラ節全開だった)、ストーリーはともかくフランス宮廷を覗いてみたい方にはお勧めできます。
そうでない方はエンディング始まった途端黙って帰り支度を始めてしまう人多数でした、と言っておきます。
つまらなくはないんですけどね~☆
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映画『鉄コン筋クリート』…★★★★☆

2007年01月06日 21時02分01秒 | 映画/DVD
毎度のことながら原作は読んでいません(笑)
でも色彩とかCG使いとか蒼井優とかが気になったので行きました。
あくまで原作などの予備知識ゼロで観た感想ですが、人物の描(えが)き込みとかシロとクロの繋がりの深さとか、カメラワーク(?)、話の構成や展開が良くて楽しめました。
原作付きの作品としては(知らないんだけど)久々にまっとうなものを観た気がします。
昨年来ドラマや映画でさんざんいろんな蒼井優を観てしまっていますが、全部違うのが面白いなあ。
今回のシロのセリフ回しというか言葉の切り方や息遣いにも感心しました。
私の中では蒼井優=姫川亜弓タイプの女優さんです(^_^;)
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映画『シャーロットのおくりもの』…★★☆☆☆

2006年12月28日 04時21分24秒 | 映画/DVD
映画『シャーロットのおくりもの』(字幕版)を観てきました。

観に行った動機はダコタ・ファニングです(笑)
でもダコタの貫禄というか演技力からいくと、力が余るというか存在感がありすぎるというか、これ彼女じゃなくてもよかったんじゃ…って気がしたなぁ。
もっと平凡な感じのする子役のほうが、ファーンを身近に感じられたかも。
でも、同級生の子とイイ感じ?なところは可愛かったです!
今年最後の映画鑑賞になると思うのですが、あらすじからいってあんまり趣味じゃないな~という作品だったので、と、途中で一瞬寝てしまいました。
仕事帰り&夕食摂ってから観たのがまずかったかな
シャーロットの声、ジュリア・ロバーツはいい声で好きではあるんですけど、それにも眠気を誘われてしまいました~。
ダコタ目当てなので字幕のほうで観てしまいましたが、やっぱり日本語吹替版のほうがもう少し楽しかったかな?
ストーリー的には本当に大人が子供に見せたり聞かせたいような「よいお話」の典型なので、映画というよりはドラマか教育番組観てるみたいでした。

あと、クモが中途半端にリアルなので、苦手な方はご注意を!
画面いっぱいに登場したり、クモの子が散るからね~☆
まあ文章で読んで想像するぶんには「よいお話」だと思うんだけど、実写にするとCGの出来が良すぎてキツい部分もあり…。
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映画『フラガール』 …★★★★★

2006年10月04日 23時54分00秒 | 映画/DVD
フラガール』良かったです!

観に行こうか迷っていたんですが、いい評判を聞いたので行ってみました。
最近、キャラよりもキャストのほうのスポ根ドキュメントのがよっぽど力が入ってるっていうか、むしろそっちをメインにしてるでしょって感じの作品が多かったし、それでいて本編が薄っぺらでうんざりしてたのでー。
それに方言の響きのよさとか愛嬌を活かした作品もちらほら出てきてるけど、「方言」というエッセンスをのぞくとアゴがはずれるくらいどーでもよくてどーしよーもないストーリーだったりしてやや失望気味でして…。

ところがこの作品は、コミカルなだけではなく、社会派作品のような重み、芸術性も盛り込まれていて、バランスも良かった。
蒼井さんの方言も可愛かったけど、岸部一徳さんが激昂してまくし立てた方言、言われた松雪さん(東京から来たダンス教師)同様、観てるほとんどの観客も、同じ日本人による日本語なのに全くわからない???というおかしさ
方言使うんならこういう楽しさは必要だよねって思う一方、「方言」でなくてもそこそこ楽しめる内容でした。
それに、冒頭から描かれてきた人々の思い、観客に刻み込まれた印象的な場面、やむを得ぬ時代の流れなどのエピソードが、クライマックスのダンスシーンに集約されていたのがスゴイ!最後のワンカットまで面白くて、そのことにも感動しました!
俳優さんも実力派を多く配し、出過ぎず控えすぎない演技が作品を引き締めていました。
ちょい役も含めて作品世界での生活臭があったのはさすが。

★5ッ付けてますが、無理矢理難を言うとしたら、きれいにきっちり終わっているので、鑑賞後感もすっきりさっぱりしてしまってたことでしょうか。
物足りないということはないのですが、必要十分なものを得られちゃったから、めでたしめでたし。これはこれでもういいや、って収納棚に片付けてしまうときの気分。
少しもやもやしたラストの作品(主にミニシアター系の)のほうが後を引くものなのか、これはシアターを出たらもう気分が作品から離れてしまいました。

でも、良かったです!
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映画『シュガー&スパイス 風味絶佳』観た。

2006年09月20日 23時21分59秒 | 映画/DVD
柳楽くんの成長過程を観に

私はそもそも現代(文芸)小説とりわけ女性作家のは読まないので、またしても原作は読んでません。まいど。
現代社会の普通の人の日常を描いた創作小説よりは、ノンフィクション系の記事や書籍のほうが好きなんですよ~。

これまた期待せずに行ったのでしたが、またまた意外によかったです。
あまりにも期待してなかったせいかもしれませんが(^.^;)
でもこの「良さ」というのがまた微妙なラインでねえ。
映画作品として本筋だけを取り出すと、ごくごくありきたり~な単純なストーリーなんですよ。
いやストーリーっていうかできごと?
ただこの青春アルバム恋愛編第一章を柳楽くんが今回も演技なのか素なのか風なアレで味付けしていて、良く言えば「等身大っぽいリアリティ」があります。
悪く言っちゃえば、いまだに子役の範疇を越えない「良さ」なんですけど。
でもこの作品には必要だった。
泣きの演技はもうちょっと努力が必要ですが、感情を爆発させて悶え泣くシーンが良かったのは、顔が見えなかったおかげだとは思いたくないです~

夏木マリさんの70歳?アンチエイジングとはいえ老婆的にはどうよ、って思ったけど、作品にアクセントをつけてました。
この1本で、孫息子の初恋の始まりから終わりまでという表向きの物語だけでなく、彼女の生きてきた道、恋と過去、現在~が凝縮されているという点で、かなり裏主役です。
後ろ姿で語るのは男だけじゃないよッ。

沢尻エリカさんはあまり好きではないほう。
今回も無邪気だったり可愛らしさを見せる部分では小芝居っぽさが鼻についてしまって、作品を嘘くさいものに落としかけていました。
でも、不機嫌だったり苦しんでたり悩んでたり、そういう人間の負の部分の演技は上手いんだよねえ。
陰のある難しい役を多く演じてきた弊害でしょーか。
陽の部分もものにできれば、実年齢からいえば完ペキな女優さんだと思います。
しかしこの作品だけでいえば、もっとはっきりと「オトナの女性」の部分をずるさ弱さと主人公とのアンバランスさを感じさせてくれる外見の女性をキャスティングしてほしかったかな。そのほうが作品が活きたと思います。

私は多角的な視野で観てギリギリ許せましたけど、誰か一人に感情移入して見るか逆に全く客観視してみると、かーなーりームカつく絞め殺したい女ですよ、ヒロイン。
一度は別れた男とよりを戻したあげく、主人公とは面と向かって別れ話などせず、それでいて手紙一枚で別れたつもり??超自己満足じゃん!
その手紙だって恋人(その女自身)と別れたばかりの男に「Merry X’mas」ってどのツラ下げた書き出しよ?
「ごめんね」「ありがとう」だけでも十分ヤな女の必須アイテムですが、そこに二人の思い出のこもったキャラクターイラストを描き入れるセンスってどうよ。
それはまあ「こんな嫌な女のことはどうか憎んで忘れてください」ってつもりかもしれないですけどね。
でもそもそも回想での元彼(再彼?)との幸せな場面を思い出したシーンですけど、「エリート学生で未来の医者でカッコイイ彼氏に愛されちゃってることにステータスを感じちゃってる」女の打算といやらしさが滲んでてナイスな芝居でしたよ、エリカさん!
柳楽くんと付き合ってるうちはカジュアルな格好でままごとみたいに過ごしてたけど、元彼とよりを戻した彼女の後ろ姿は「お嬢様女子大生」スタイルに戻ってたし。
その元彼って本当に改心したんですかい?
あんな侮辱的な扱いする男ですよー?
でもそういう男だけど好きだから別れられないのよ、っていうのは女ならではの女の描き方ですかね。

だいたいあたしゃ男だろうと女だろうと、フェードアウトで別れたことにしようとする奴はキライなんですよ。
昔、可愛がっていたバイトの後輩の女の子が、元同じバイトの(私と)同輩だった彼氏にやはりフェードアウトで別れられたのですが、「別れるのは仕方ないとしても、きちんと話もせずうやむやにされたんじゃ気持ちに区切りもつけられない」って苦しんで泣いてねえ。
ところが男のほうは心情をつづった手紙送っても、突いても何しても結局出てこなかった…。
まあそいつのことも一度は死ね!と思ったけど、根っから悪いヤツでもなかったので、その後も結局しばらくよい知人で…でも彼女が次に付き合ったのが超優しいと見せかけたただの優柔不断で芯のない男で、それはあまりにもヤバかった状況だったので別れるよう誘導するのに苦労したものです。
その男とも友人だったんだけど、どっちも友人としてはいいヤツなのに、友人だったからこそわかる、可愛い妹分のカレシとしては問題ありありだったんだよ、、、
今となっては事実は小説より奇なり、な皆さんと縁が切れてますけど、彼女はいい恋して良き伴侶を得たでしょうか?
まあこの映画の主人公と同じ、うまくいかなかった恋でも「滋養豊富 風味絶佳」だったってことできっとねっ♪
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映画『ワイルドスピード×3』観たよ♪

2006年09月19日 23時03分16秒 | 映画/DVD
「なんか今ものすごく難解な映画が観たい気分なんだよねー。でもそういうの(行きつけのシネコンでは)かかってなくってさぁ」
「…それで『ワイルドスピード』って…」
「正反対だよね」←自覚あり。

という会話を同僚さんと楽しんで?から参りました。
ちなみに動機は、レースもの、CGによるとはいえ東京をカーバトルに使ったこと、あとは一応ツマブキくんもってことにしておこうか(笑)
公道レース(実際にはそうでもない)ものだと思っていたので、ストーリー性が低いおバカ映画であることは覚悟の上で臨んだのでしたが。

…冒頭、アメリカでの、アメリカっぽい力業のカーバトル。
そのエンジン音からすでにきゅ~っとハートが鷲掴まれてしまいました。
以前、映画版『頭文字D』をみたときと同じ現象です。
理屈ではありません。好きなんですってば。
車のことなんかまっったくわかんないのに、ホント何でレースもん好きがすり込まれてしまったものか…ってチビの頃見てたアニメとか兄たちが聞いていた「スーパーカーのエンジン音集」LPの影響なんだからもうあきらめるしかないです!

というわけで今回もまっとうな判断力はふっとんでしまいましたが、私としては意外によかったです♪
監督やキャストのことなどほとんど知らずに行ったので、この作品も妙にはき違えた「フシギの国JAPAN」なんだろうなぁと思っていたら、大間違い。
外国人が気を引かれて印象に残ったりする、今どきのジャパンのアイテムやキーワードが、うまく拾い上げられて取り入れられてました。
もちろん映画のメインは日常ではなくカーバトルですから、それらもあえて本来とは違う場所に配置されてたりするのですが、それが奇異に見えない!上手い!何で!?
タワー型?可動式?の駐車場もなかなか「アメイジング」な描き方をしていましたが、カプセルホテルのカプセルをホテルの「ホ」の字もなく登場させてたのには感動しました。
もう、現代日本について、アイテムも社会問題も全然ブレを感じさせなかった。
差別問題とかも、これはあまりはっきりと言葉にはされておらず、むしろ察しろって程度の表現だったけど、日本人ならそこを読み取れないといけないと思えたし。
アメリカの映画なのにここまでできるの?って後でパンフレット見たら、台湾人の監督だったのね
台湾てもちろんチュウカミンコクだけど、どことな~くだけど中華系の地域の中では身近に感じる辺りだし、同じ東洋文化ならではの相通ずる何かもあるからここまできちんと描けてるんだ~と納得☆

柴田理恵さん、ステレオタイプな日本のオバチャン代表だったのかしら~?「ウワバキ!」「ウワバキ!」 …先生、ご苦労様です。
ドリフト・キング略してDKというライバルが出てくるのですが、日本人にとっては「本物の」ドリ・キン土屋圭市さまがちょい出してることに粋(いき)を感じますねえ。
粋といえば、千葉真一さん(という芸名ではなかったが)。
古き良き、仁義あるやーさんの親分さん、超カッコよかったです。
ぼーりょくだんの時代になった昨今じゃ、なかなかこうはいかないに違いないよ、たぶんだけど。

私のお気に入りはハンでした。
決め顔にハマりました。
刹那的なのか投げやりなのか、疾走の果てに燃え尽きてしまった彼の描き方にも東洋のエッセンスを感じたなあ。
彼の件は前向きなラスト=軽々しく命を賭けるのではなく楽しむレース、に活かされています。
仲間と(あるいは父でもいいけど)がらくたから車を組み上げたり、チューンしてさらにバージョンアップしていくところもまた、私のレースもののツボどころです。
それと主人公ショーンがDKに銃口を突きつけられたとき、そのDKの背後から冷静に銃を向けて息子を守った父、ちょ~格好いいよぅ。
日本の作品では子供を(直接)手助けするのは陰に日なたにの母の愛と決まってるもんですが、アメリカものではたいてい偉大なる父親の愛なんだよね。
DKことタカシも明らかな悪役というのではなく、尊敬し畏怖する叔父(前述の親分さん)の前で恥をかかされたと涙ぐんだりするなど、(その結果逆上して暴走するくだりはともかく)彼には彼なりの事情があることを思わされました。

正直、私は公道を爆音上げて暴走する車も、ぼーりょく系の集団も、銃社会も、道義的に許せないものが盛り込まれてるにも関わらず、すごく気持ちよかった!悔しい!完敗です~。

ところで妻夫木ん、彼の出演は本当に予告編のあれで全てなんですけど、ただ単なるスターターとしてだけ!しか出てこないわりに、ミョ~に力(りき)入ってて印象に残りすぎ!!!あんた何者ョ状態なんですけど…いちおう知ってはいるけどそれでも言いたい、「なんであんたこの映画にちゃんと出演してないんですか?」
ねえ、「究極のハンサムボーイ」さん? ←妻夫木んの役名(一応)
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映画『ラフ』観ちゃいました。

2006年09月01日 22時45分08秒 | 映画/DVD
原作も読んでないのに、ってまたかよ。

結果は可もなく不可もない青春(含・恋愛)映画でした。
何かすごいものを期待して行く映画ではないと思うので、こんなもんでよろしいんではないの、の★★★☆☆。

観に行った動機は、役者としてのもこみちが気になっている(いかなるものか)ところなので、です。
しかし長澤さんは好きではないほうなのでビミョ~。
オチもちょっとビミョ~なんだけど、あだち漫画だからこうなのかな。


内容に関してはあえて語るほどのものではないので、恒例の?隣席さんの話。
今回全体をみるとさほど客の入りがよくなかった中、やはりカップルが結構いたのですが、私の隣はハタチ前後とみられる女性2人組でした。

ところがこいつ(ら)がよく喰うのですよっ!!
私自身もまじめに観るほどの作品ではなかったのである程度までは気にしてなかったんですが、あまりにもず~~~っと、えんえん1時間は食いっぱなしだったので、「ボリボリボリボリ…」という音がだんだん耳について気持ち悪くなってきちゃって、しかたなく片耳ふさいで観てました。
最初に食べてた持ち込み菓子がなくなった後、足もとのバッグのコンビニ袋から次のを出したんだけど、それがザラザラ~と箱の中で動く音がするし、前述の通りボリボリ噛んでるし。
わざと音を立ててるわけではないんだろうな、とは思うんだけど…。

なんだかねえ、いるよね、家でDVDとか、ため録りしたビデオを観るとき、まずおやつやジュースを目の前に揃える人。
そして観てる間はずっと飲み食いする人が。
そういう習慣の人なのかもなあ、って思ったよ。
その1時間中、ストーリーが山だろうが谷だろうが関係なく食べ続けてたからね。
んで、中盤のヤマ場の一つ(シリアスな場面)で「げふっ」と思いっきりゲップが出て、お友達ちゃんとげらげら笑ってた。ヤマ場なのに。
さらに笑えるのが終盤で、ヒロインが「彼を好きだ」という気持ちと自分が遠因で大ケガをしたのに自分だけ幸せになろうなんて「お兄ちゃんに悪い」、という葛藤を吐き出すシーンがあるのですが、その語りを聞いてて「どういうこと?」って友達に聞いて説明してもらってたことです。
わかりやすいとは思わなかったけど、観てればまあまあわかる、後半の流れを集約したような場面でですよ。
…喰うのに忙しくて、ろくに観てさえいなかったのかい、おねいちゃん…(脱力)☆。

そのお友達ちゃんもケータイを(最も小さい音量とはいえ)マナーモードにさえしていませんでした。いいコンビだねッ!
いや~〈水音(潜水音)〉のシーンに音楽を挟み込ませてきたのかな?ん?変だぞ、…お前か、しかもメールチェックしてるし
もう君らはおうちでゆっくりレンタルDVD観なよ、映画館来るほどの意味ないでしょ?って言いたかったです。
ちなみにザラザラいわしてたのは、後で床に落ちてたので「おっとっと」だったようです。こーれーかーよー(怒)

ま、ネタをくれたことは感謝しますけどね(^_^;)
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映画『ゲド戦記』…★★☆☆☆

2006年08月02日 08時33分50秒 | 映画/DVD
昨日観て参りました。

お子様連れでいくなら『ブレイブストーリー』のほうを勧めます。
いえ、『ブレイブ~』も後半幼児が飽きてましたけどね(=_=)
『ゲド~』には子供も楽しめるような遊び心は皆無なので。
すごく真面目に作られてたんだけど、観た直後の感じが「楽しくなかった」んだよね。

最近、アニメ映画っていうと、何か映像的な驚きやら試みやらという意気込みを感じたものですが、これにはそれがありませんでした。
なんか世界名作劇場シリーズを思い出したよ…。
劇場まで出かけてアニメを観る楽しみには、日進月歩なCG技術とか、監督始めクリエイターから強くアピールされるものを感じ取ることだったんだけど、それが21世紀から突然退化して、べた塗りのセルアニメの世界に戻った気がしました。
観客が画面に吸い込まれそうな(振り回されそうな)迫力とか視点とか、そのための仕掛けがないんですよ。
それこそ『シュナの旅』が発表された時代なら、このレベルでも満足できたのかもしれませんが(苦)
ストーリーは他でさんざん手本にされた原作だけに「ファンタジーの基本的な」流れだし、映像や躍動感で魅せてほしかった。

物語としても、ある程度観客が気持ちを乗せられる中心人物を作ってくれたほうがよかったなあ。
シリーズものの中の1作なのか、独立した1個の作品として見せるのか、どちらともつきませんでした。
観た人に「なんか難しかったね…」って言われて終わっちゃいかんですよ。
「話は難しかったけど面白かったね!」って言わせないと~。

これらは監督一人の問題ではなく、新人にやらせるのであろうと、ジブリの名を冠する以上はあるレベルより下のものを見せちゃいかん、よりよいものでなければ出せん!という周囲のプライドの見られなさにがっかりだったな。
カメラワークとか、分業もアリの実写なら経験豊富な撮影監督に任すことができるのにね。
でも宮崎(父)にさほどハマッてない私でも、今回の作品を見て改めて(父)は今や日本が誇る偉大な巨匠だったんだな~と痛感いたしました…。

ところでアレンが敵役に正論ぶつシーンは、舞台といい、「ブレイブ~」と被ってて笑いました。ぶふー。
この2作に限らず、みんなクライマックスのアイデアが貧困すぎやしませんか~?
それともこれがジャパニメのお作法?


さて本日これから『ゲド』と『パイレーツ~』観るというろーし様、私は今のところジョニ・デ様観ない予定なので、観たら感想教えてね♪
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映画『ハチミツとクローバー』…★★★☆☆

2006年07月26日 01時26分14秒 | 映画/DVD
最近仕事が早めに終わってたので定時ギリギリの回をとったら、予告編中にすべり込みでした。
プチ残業すらお断りしてマラソンして駆けつけたため、着席時には汗だくで周囲に放熱しまくってたです…

さて久々に原作から入ってる作品です(笑)
★3ッですが、好きなところはすごくツボ!だけどキャラの描写が浅くて物足りなかったり、カメラワークなどの表現方法が今イチ???な部分も大きかったので差し引きこんな。

観る前は蒼井「はぐ」でかいし、全体にキャストイメージ違うしで躊躇してたのですが、予告編で大きなキャンバスにがしがし描くはぐみの姿に惹かれて参りました。この点に関しては大満足。
原作大スキな人は、イメージや設定の違いに戸惑うかも知れないけど。
まあ漫画の実写化なんて、絵に描いたまま再現するには無理があるし、この作品もまるで原作が小説(文章)であるかのような自由度で、キャラの核だけを大切に取り出して作られてました。

コロボックル大じゃなくても「あっ、はぐだ!」と思わせるピュアな蒼井「はぐ」。
表情や口調、自分の内面と対話するようにキャンバスに向かうダイナミックな描き姿がいい!
この若さで役によって演じ分けられる女優っぷりと、少しでも小さく見える努力に感じ入りました。
天才・森田は人類らしくなってましたが、さすがに原作通りじゃ映画のワクにおさまらないだろうから、これで良かったと思う。
しかし原作でも美大8年生超の森田って、本来の年齢的にはオトナだったんだなぁ…(しみじみ)。
竹本は群像劇といえどももっと主役っぽくしたほうがよかった。
はぐと森田が現実離れしたすごい人たちな一方、櫻井がいいヤツな凡人・竹本を等身大に、誠実に好演していたので、作中でもっと活かしてほしかったです。ちょっともったいない☆

真山と山田さんのエピソードは概ねよかったのですが、真山がモテ男に見えず、ただのオタっぽいストーカー?
真山の超酸っぱい青春片想い(竹本やあゆより恥ずかしいと思う…)がよく伝わってこなかった。
山田の態度は気持ちバレバレだとはいえ、映画版真山は理加さん以外一切見えてないっぽくて、突然山田に「何で俺なの?」なんて訊いたんて、一応気づいてはいたのか!って驚いちゃったよ。
真山のどこがいいのかなんて、観てるこっちが知りたいです。
せっかくはぐが嬉しそうにあゆを「友だち。」って言ってんだから、あゆが真山を好きなワケってのをはぐに語るシーンをいれればよかったじゃないですか。
ピュアネスはぐちゃんが初めて触れる「恋なるもののカタチ」、これを森田への恋に似た淡い憧れへ繋がる導線にすればいいし、竹本の告白を笑顔で受け取れる理由にもなるのにー、もったいない!
真山・山田のクライマックスで、真山が山田見てると片想いに空回ってる自分の姿に重なって見えてキツいみたいなこと言うのですが、「そういう山田見てて苦い気分」てのを表情や視線や間とかで十分感じさせてほしかった。
他人の姿の中に自分の嫌な部分を見るのは、恋愛に限らず、多くの人が理解できるはずのところなので、もっと深く共感させてくれたら切なかったのになあ。

後半のメインになるかと思っていた竹本の自転車エピソード…ええと、ぷち家出ですか?
あんなに中途半端になるくらいなら、いらなかったのでは。
てゆーか尺からいって、森田がはぐにキスした直後ぐらいにもやもや~~~っとして、気づいたら旅立ってたべきなんでは?
どうせ真山+山田、はぐ+森田のエピソードに絡めない(絡む必要なかったじゃん)なら、一人自分探し旅する姿で竹本を際立たせてくれ。

以下ちょっと箇条書きで。
●森田の国外脱出宣言をさらっと流すはぐ…ちょっとちぐはぐ~?
●住居侵入も放火も犯罪です。屋内でのたき火は危険ですのでやめましょう。
●実写で醤油で日本画風の激ウマ龍図がみられたのはちょっと嬉しかった。
●あの角度からじゃ人は恋に落ちません、と思います。斜め後方を推奨。

何だか思うところが多すぎて、劇中の音楽まで気が回りませんでした。
心残りだな~。
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