「今週の斜め読み視点」は、日本人学生によるイタリア・フィレンツェの大聖堂での落書き事件です。
時期はそれぞれ2月、3月と違いますが、岐阜市立女子短期大学の女子学生と京都産業大学の男子学生が、イタリア・フィレンツェ市のサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂に落書きをして見つかり、大学から処分を受けました。

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂は、イタリアのフィレンツェにあるキリスト教・カトリックの教会です。教会の名は「花の(聖母)マリア」の意味で、巨大なドームが特徴的な大聖堂は、イタリアにおけるゴシック建築および初期のルネサンス建築を代表するものとして、フィレンツェのシンボルとなっています。
石積み建築のドームとしては現在でも世界最大であり、ユネスコの世界遺産(文化遺産) に、大聖堂を含めて「フィレンツェ歴史地区」として登録されています。
日本でいえば、京都の金閣寺(鹿苑寺)に相当し、その壁に落書きをしたようなものです。この行為は、恥ずかしくて「話にならない」その一言です。
その行為に加えて処分内容が、また問題です。岐阜市立女子短期大学は、3月14日に口頭での厳重注意をし、京都産業大学は、6月27日に停学14日の処分をしました。
同じような落書きをして、相当な処分差があります。
このことは見方を変えれば、「文化」と「学生」に対する大学側の姿勢が示されたことになります。この処分の差は、公私立の違いなのでしょうか?処分の前後差の違いなのでしょうか?男女の差の違いなのでしょうか?それともその大学の持つ建学理念の違いなのでしょうか?は分かりませんが、その違いは際立っています。
五十歩百歩でたいした違いもなく「目くじらを立てるな」との意見もありましょうが、ここは大学側の姿勢を問いたいと思います。
学生の将来のことを思うと京都産業大学に軍配をあげます。岐阜市立女子短期大学生の彼女等には、厳しいですが「口頭厳重注意」は軽さのみが目立つ対応といわざるを得ません。
これは処分というものではありません。学長が「こんなことしたらイカンよ」といった程度でしょう。「甘やかしとる」としかいいようがありません。
何よりも、落書きは言語道断です。もう一度、全校挙げて「文化」を学んで頂きましょう。「旅の恥は掻き捨て」が許されるレベルのものではありません。
蛇足ですが、彼女等に対する処分として、こんなのは如何でしょうか。「文書厳重注意」で、条件は「在学中は海外渡航を禁止。就寝時には西側(イタリア方面)に足を向けて寝ないこと」。ウエットなところはありますが、それなりに説得力はあると思いますが。五十歩百歩ですか。
岐阜市立女子短期大学の女子学生と京都産業大学の男子学生には猛省を促します。ところで、他にはないでしょうね。
時期はそれぞれ2月、3月と違いますが、岐阜市立女子短期大学の女子学生と京都産業大学の男子学生が、イタリア・フィレンツェ市のサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂に落書きをして見つかり、大学から処分を受けました。

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂は、イタリアのフィレンツェにあるキリスト教・カトリックの教会です。教会の名は「花の(聖母)マリア」の意味で、巨大なドームが特徴的な大聖堂は、イタリアにおけるゴシック建築および初期のルネサンス建築を代表するものとして、フィレンツェのシンボルとなっています。
石積み建築のドームとしては現在でも世界最大であり、ユネスコの世界遺産(文化遺産) に、大聖堂を含めて「フィレンツェ歴史地区」として登録されています。
日本でいえば、京都の金閣寺(鹿苑寺)に相当し、その壁に落書きをしたようなものです。この行為は、恥ずかしくて「話にならない」その一言です。
その行為に加えて処分内容が、また問題です。岐阜市立女子短期大学は、3月14日に口頭での厳重注意をし、京都産業大学は、6月27日に停学14日の処分をしました。
同じような落書きをして、相当な処分差があります。
このことは見方を変えれば、「文化」と「学生」に対する大学側の姿勢が示されたことになります。この処分の差は、公私立の違いなのでしょうか?処分の前後差の違いなのでしょうか?男女の差の違いなのでしょうか?それともその大学の持つ建学理念の違いなのでしょうか?は分かりませんが、その違いは際立っています。
五十歩百歩でたいした違いもなく「目くじらを立てるな」との意見もありましょうが、ここは大学側の姿勢を問いたいと思います。
学生の将来のことを思うと京都産業大学に軍配をあげます。岐阜市立女子短期大学生の彼女等には、厳しいですが「口頭厳重注意」は軽さのみが目立つ対応といわざるを得ません。
これは処分というものではありません。学長が「こんなことしたらイカンよ」といった程度でしょう。「甘やかしとる」としかいいようがありません。
何よりも、落書きは言語道断です。もう一度、全校挙げて「文化」を学んで頂きましょう。「旅の恥は掻き捨て」が許されるレベルのものではありません。
蛇足ですが、彼女等に対する処分として、こんなのは如何でしょうか。「文書厳重注意」で、条件は「在学中は海外渡航を禁止。就寝時には西側(イタリア方面)に足を向けて寝ないこと」。ウエットなところはありますが、それなりに説得力はあると思いますが。五十歩百歩ですか。
岐阜市立女子短期大学の女子学生と京都産業大学の男子学生には猛省を促します。ところで、他にはないでしょうね。
大事なのは厳しい処分ではなく、小さい頃から理屈ではなくイカンことはイカンと教えることではないでしょうか?
大昔の法学の講義で唯一残っている一点ですが法律でも、そのような法律の存在を知らなかった場合は罪に問えないというのがあるそうです。 たしか タヌキとムジナの例で説明されました。
ということで、落書きはしてはいけないこと というのをまずは教え込まないとどんな厳罰も不満が残るだけで下手をすると落書き魔を作ってしまうおそれすらないでしょうか?
そんなことで「落書きをしてはいけない」と直接に教えなくても、大学生とならば十分に理解出来ることだと思います。甘いでしょうか。
皮肉を込めて言ってみえるとは思いますが、「法律の存在を知らなかった場合は罪に問えない」とは、刑法、破廉恥罪もそうなのでしょうか。
この点は、よく分かりません。
ご意見ありがとうございました。
それにつけても
>大学生とならば十分に理解出来ることだと思います。
ではない=かつての常識が非常識になっているような今だから起こるのではないでしょうか...
もしそうなら、現実からスタートしないと解決はありえません。
となれば、現時点では培うか教えるかは大きな違いではなようにもこの際おもいますが...
ちなみに、お住まい方面の地方紙の以下の記事によれば、落書き非日本語も含め沢山あるようですね...
これそこ免罪符のつもりでご紹介したのではありませんが
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008062901000313.html?ref=desktop
とはいっても、思っているのは私レベルの昔人間かも知れませんが。
やはり他にもありましたか。最後の文章「ところで、他にはないでしょうね。」は、心配してのことです。
こんなことまで、教えないといけないのでは、学校を20年かけて卒業してもらわないと身に付きません。
イカンものはイカンといえる躾でしょうか。「親の背中を見よ」とはひと様のことは言えません。
ありがとうございました。
問題になっていますが、社会通念上、悪い事への
問題意識が若者には不足してきています。
我々、終戦直後の教育では人の痛み、些細な悪い
事も道徳や先輩諸氏に教えられてきたが、現在の
若者は受験勉強ばかりが優先してきて、社会的常
識に欠けていると思います。
小学校で道徳教育をしっかりと教えていれば
このようなことは起きなかったのではないで
しょうか?
「なっとなっとんの」と、言いたいところですが、これが実態といえば実態で、社会として反省することが多く有ります。
イギリスの前首相・トニー・ブレアが「イギリスの重要課題を3つ挙げろといわれたら、こう応える。教育、教育、そして教育」。これが、今の日本にそっくり当てはめられます。
「教育」というと「ガリ勉」と誤解されがちですが、人格形成をするにおいて、人材を人財として育てて頂く方法だと思っています。
隆やんと中学校で遊んだ時代が、もう一度来て欲しい。個人的にも。
体には気を付けて下さい。
ありがとうございます。