藤岡和美(フジさん)’s Life

ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。また、花は半開にて足る。ここに趣あり。

【8月31日(月)】 民主党、勝って兜の緒を締めよ。

2009年08月31日 | 雑記帳(好きなことを書きます)
 衆議院選挙は、予想通り民主党の歴史的大勝となりました。おめでとうございます。

 480議席の内、民主党 308議席、自民党 119議席、公明党 21議席、共産党 9議席、社民党 7議席、みんなの党 5議席、国民新党 3議席、日本新党 1議席、大地 1議席、無所属 6議席 となりました。

 前回の郵政選挙と同様にムード選挙で、今回も小選挙区制の特徴で票差に比べて当選者が一定の政党に偏りすぎるきらいがあります。小選挙区では1人のみが当選で、他の人に入れた票は死票となります。「天国か地獄か」の厳しい戦いとなりました。

 それを補完するのが、比例区制で、惜敗率で復活当選が出来る制度です。予想通りに民主党の票が多くて、惜敗率に関係なく、上位に位置付けられた小選挙区との重複立候補者は全員当選しました。それどころか近畿ブロックでは当選者が足らないという現象が起こりました。

 民主党のお祝いムードに水を差すようですが、興味深い調査が行われています。その調査では、今回の大勝を手放しでは喜んでもいられないようです。

 選挙は立候補者の相対的比較の結果で当たり前といえばそれまでですが、どうもオウンゴール(野球でいう敵失)のきらいがあります。当然に民主党は努力をして政権を掴んだ訳ですが、それに加えて国民は、ある意識を持って投票を行ったことが読み取れます。

 ヤフーがインターネット上で実施しているクリックリサーチ(実施期間:8月30日~9月3日)では、民主党の勝因として①「政権交代が望まれていた 47%」、②「他の政党に魅力がなかった 34%」の理由が81%占めています。この調査は、インターネットを扱える層が大方である無党派層の傾向とも受け取れます。

 これらの人々は、民主党を選んだというよりは、現政権に不満があり、現状を変えたいとの表れがこのような投票行動となったようです。又、麻生首相の言葉を借りれば、「国民の積年の不満」の結果でもあります。

 この調査でお気づきのように「党首に魅力があった 1%」、「魅力ある候補者が多かった 1%」と、意外と少数であることにも注目しなければなりません。

 これらの理由からすれば、与党となる民主党に、今後魅力がなくなれば、逆に「政権交代が望まれていた」、「他の政党に魅力がなかった」の理由で、政権が変わる可能性を秘めているともいえます。

 勝って兜の緒を締めて下さい。


 クリックリサーチ(実施期間:8月30日~9月3日)

 質問「衆院選での民主党の勝因は?」2009年8月30日に実施された衆議院選挙では、民主党が300を超える議席を獲得する勢いですが、最大の勝因は何だと思いますか?

 回答(55345票)、内訳は以下です。

 選挙戦略が巧みだった 3% 1284票

 党首に魅力があった 1% 202票

 魅力ある候補者が多かった 1% 147票

 マニフェスト(政権公約)がよかった 4% 2109票

 他の政党に魅力がなかった 34% 18738票

 政権交代が望まれていた 47% 25517票

 投票率が有利に働いた 2% 670票

 その他 13% 6678票         (8月31日午前8時8分現在)

【8月30日(日)】 屋上と地下室とのバランス?が大事

2009年08月30日 | 雑記帳(好きなことを書きます)
 今日は衆議院選挙の投票日です。よくお考え頂き、清き一票を投じて下さい。投票は、国民の権利でもあり義務でもあります。その投票行動が、明日の日本の発展につながります。

 「今週の斜め読み視点」は、影が薄くなりつつある「人間力」についての記事からです。

 以前、東大の医学部の入学試験に、面接を取り入れたという話を聞いたことがあります。高校の筆記試験の学力だけの評価で医学部を志す人の中には、頭脳以外の心のバランスの悪いとんでもない人がいるそうです。

 勉強が出来ても人間として優秀かは、別次元の問題です。人の命を預かる医師は、「人の心」に通じていなければならないのは当然のことです。

 要はバランスの問題です。心身ともに優れていることが、この道を志す者にとっては肝要です。

 28日の朝日新聞の天声人語です。

 『気象予報官にもタイプがあって、その昔は「屋上派」と「地下室派」がいたそうだ。気象予報士の森田正光さんが、鹿児島気象台長だった倉嶋厚さんから聞いたという話を小紙に寄せていた

 ▼屋上派は屋上で空を眺め、風を確かめる。実況に照らしてデータを修正して予報を出す。片や地下室派は、部屋にこもって資料とにらめっこをする。解析技術は高いが、降っているのに「晴れ」と予報するぐらい実況には無頓着な人たちなのだそうだ

 ▼相通じる話を、免疫学者の多田富雄さんが書いていた(読売新聞)。医者がパソコンばかり眺めて、患者の顔を見て診察しない。数値に頼って患者の訴えを聞かない。多田さんによれば科学的根拠に基づく医療が行きすぎたゆえの問題らしい

 ▼その反省から「ナラティブ・ベイスト・メディシン」というのが提唱されているそうだ。訳せば「物語に基づく医療」となる。聞き慣れないが、つまりは話をよく聞き、「ひとりの人間としての患者」を忘れない医療である

 ▼結構な話だが、医師のコミュニケーション能力は大丈夫かと心配になる。最近、ある医学部を見学した人が驚いていた。「患者ロボット」を相手に問診の訓練をするのだという。なぜロボットなのかと聞くと、人との対話が得意でない学生もいますから、などと説明があったそうだ

 ▼その大学が「最先端」なのかもしれないが、ひょっとしてそんな流れなのだろうか。病という難事において人生という物語を共有してくれる、「屋上派の医師」がもっと育てばいいのだけれど。』


【8月29日(土)】 地球温暖化って何(43)

2009年08月29日 | 雑記帳(好きなことを書きます)
 毎週土曜日は、「環境問題」に関する記事を紹介しています。

 今週も、文部科学省のデジタル教材「地球温暖化を阻止せよ」の資料の一部を掲載します。地球温暖化問題が、広範囲に分かり易く解説されています。お読み下さい。

 -サンゴが死滅する-

 (ここをクリックすると画像が出ます。ご覧下さい。)


 -桜の開花日が早くなっている-

ここをクリックすると画像が出ます。ご覧下さい。)


【8月28日(金)】 この秋は全国的に気温高めとのこと

2009年08月28日 | 雑記帳(好きなことを書きます)
 めっきり涼しくなりました。昼中は暑いものの空気が乾燥していてしのぎやすくなりました。

 夜は網戸をして寝ていますが、夜半になると掛け布団を掛けていないと肌寒く感じられる時季となりました。いつも風呂上りには外に出て、軽い体操と夜空を見上げるのが日課となっていますが、昨夜は星が見え、夜風が肌を刺激して就寝前のひと時としては申し分ありませんでした。

 今年は、エルニーニョ現象の影響でしょうか、初夏は日照不足となり、作物の収穫が心配されています。

 今秋は、どのような天候となるのでしょうか、気象庁が3カ月予報を発表しました。

 25日の時事通信の配信記事です。

 タイトル「全国的に気温高め=9~11月の3カ月予報-気象庁」

 『気象庁は25日、9~11月の天候に関する3カ月予報を発表した。移動性高気圧に覆われて晴れる日が多く、寒気も南下しにくい状況で、全国的に気温は高めと予想。秋雨前線の活動は弱いとみている。

 【9月】北・東・西日本では天気は数日の周期で変わる。平年と比べ晴れの日が多い。沖縄・奄美は平年同様に晴れの日が多い。気温は東・西日本と沖縄・奄美で高い。

 【10月】天気は数日の周期で変わる。北日本日本海側では平年と比べ、それ以外では平年同様に晴れの日が多い。気温は北・東・西日本で高い。

 【11月】天気は数日の周期で変わる。北・東日本日本海側と沖縄・奄美では曇りや雨の日が、北・東・西日本太平洋側では晴れの日が多い。気温は東・西日本と沖縄・奄美で平年並みか高い。』 


【8月27日(木)】 眼鏡ケース紛失騒動

2009年08月27日 | 雑記帳(好きなことを書きます)
 昨日は、頓馬なことをし慌ててしまいました。

 朝から久居に来ていた友人で大阪在住の中国人(雑記帳の7月23日「46年ぶりの皆既日食で次回は26年後」に登場する人物です)を、用件が終わり近鉄・中川駅西口まで見送ったまではよかったのですが、愛車(ムーヴ)に乗って帰ろうとしたところ、眼鏡ケースがないことに気付きました。

 眼鏡はしているもののケースがありません。車内を探してもなく、友人を見送ってからトイレにいったので駅西口のトイレに再度行き探したのですがありません。

 車の中でしばらく考えて、友人が間違ってかばんに入れて持って帰ったのかとも考え、携帯電話で連絡しようとしたのですが、友人は特急電車の車中であることであり、その思い付きは中断しました。

 そこで、直前に居た所で探そうとして、久居へ戻るために1Km位運転をしたのですが、やはり中川駅西口で眼鏡をなくしたのには違いがないと考え、再度中川駅西口広場に戻りました。

 もう一度、駅西口のトイレに行きましたが、やはりありません。「おかしいな」と思いつつ、駐車してある所に戻ったところ、車のボンネットの上に、眼鏡と手帳があるではないですか。

 そういえば、友人を見送った後、電話がかかってきたので、日程を知るために手帳と眼鏡が必要となり、通話をしながらボンネットの上でメモをしていました。それでこの場所にあった訳で、その後、携帯電話を掛けながら運転席に座って話し続けて、ボンネットの上に置き忘れてしまいました。

 それにしても、よくぞボンネットの上に眼鏡と手帳が振り落とされもせずに残っていたものです。ムーヴのボンネットは前方に傾斜していて、運転席からは見えない位置に置いてありました。

 この騒動に要した時間は約30分でした。

 他愛のない話ですが、己が情けなくもあり哀れでもある珍事件でした。

 (雑記帳の7月19日「元気、長生き、ポックリのGNP目標で」をお読み下さい。)


【8月26日(水)】 安物買いは、デルかノキアか

2009年08月26日 | 雑記帳(好きなことを書きます)
 私のパソコンが、最近、調子悪くなってきました。

 DELL製「2003年 Windows XP」機能で、購入後6年経過しており故障がちです。修理に出そうとしても、「うちは、デルは扱っていません」とのことで、デルに直接依頼するか、自分で修理をしなければならない状態です。

 現状は「電源ON」のボタンの接続が悪く、今では3回に1度の割合で、ボールペンの先を使ってでないと電源が入りません。キーボードも「L」の字の場所が壊れていてLを表示するには、「える」と打ち、変換している状態です。

 ここ最近は、インターネット接続後の終了時には、常に「問題が発生したためInternet Explorerを終了します。ご不便をおかけして申し訳ありません。」の表示が出ます。

 どうしたものでしょうか。

 そのような訳で、この雑記帳の記載にも必要以上に時間を要しています。時によっては、数分間電源が入らなく、入っても正常に作動しない場合があります。今後、そのような事態が続くと、ご迷惑お掛けする場合がありますので、前もってお断りさせて頂きます。

 弁解がましいですが、今週に入ってからはパソコンのご機嫌が特に悪くなり、文章らしい文章も書くに至っていません。公開する時間も遅れがちです。申し訳ありません。

 要は、新品に換えればいいのですが、先立つものがなく、二重に苦戦しています。親友のなかには、エコポイント制に合わせて液晶テレビを同時に4台買って、えらく差がついています。日頃の行いの違いが出たようです。

 そのようなときに、低価格帯のパソコンの話題でどうかとは思いますが、世界の「ノキア」がパソコン市場に参入するようです。

 「安物買いの銭失い」になるのでしょうか。デルと違ってノキアですが(デルの関係者には申し訳ありません)。


 昨日のロイターの配信記事です。

 タイトル「フィンランドのノキアがPC市場に参入、小型ノートPC発売へ」

 『[ヘルシンキ 24日 ロイター] 世界最大手の携帯電話機メーカー、フィンランドのノキア<NOK1V.HE>は24日、小型パソコン(PC)を発売し、ノートPC市場に参入すると発表した。

 ノキアが初めて発売するネットブックと呼ばれる小型パソコン「ノキア・ブックレット・3G」は米インテル<INTC.O>製プロセッサー「Atom」を使用、米マイクロソフト<MSFT.O>のOS(基本ソフト)「ウィンドウズ」を搭載。重量は1.25キログラム、駆動時間は最大12時間。

 インターネット接続が主な使用目的のネットブックは、台湾の華碩電脳(アスーステック)<2357.TW>を先駆者に、米HP<HPQ.N>やデル<DELL.O>なども参入している。

 ノキアは今年に入り、ノートPC市場への参入を検討していることを明らかにしていた。ただ、携帯電話機需要の落ち込みでノキアの利益率はここ数四半期、低下。アナリストからは、マージンの薄いPC業界への参入がノキアの利益をさらに圧迫するのではないかと懸念する声が出ていた。

 ノキアの電話部門責任者カイ・オイスタモ氏はロイターに「われわれはPC業界のマージンレベルをきちんと認識しており、そのうえでこの業界に参入した」と述べた。』


【8月25日(火)】 電気自動車の充電機能は

2009年08月25日 | 雑記帳(好きなことを書きます)
 電気自動車の普及における周辺の問題です。このような考え方も成り立ちます。

 18日の日本経済新聞の連載記事です。

 タイトル「2012年次世代車爆発――生き残るメーカーは「電気自動車に充電インフラは必要か」(舘内 端)」


 『電気自動車は、まだ三菱自動車がi-MiEV(アイミーブ)を、富士重工業がプラグインステラを発売したばかりです。それにもかかわらず充電インフラが話題になっています。そして、電気自動車普及の成否が充電インフラの整備にかかっているともいわれます。果たしてそうでしょうか。

 本当に充電インフラがないと電気自動車は普及しないのでしょうか。あるいは充電インフラを整備すれば、電気自動車は普及するのでしょうか。

 さて、アイミーブは1キロメートル走るのにおよそ125Wh(ワット時)の電力量が必要です。市販車では試作車の100ワット時よりも少し多くなりました。一方、一般家庭のコンセントからは、100ボルト15アンペアという電力を取り出せます。これで125ワット時の電力量を得るには5分必要です。

 つまり、アイミーブでキロメートル走るのに必要な充電時間は5分ということです。したがって、10キロメートル走るには50分の充電が必要になります。通勤距離が往復20キロメートルの場合は、毎日100分、1時間40分の充電で済みます。あるいは5日に1度、8時間20分の充電をすると100キロメートル、つまり5日分の充電ができるというわけです。

 家庭には単相200ボルトという電気が来ています。エアコンなどの200ボルトの家電製品も使え、電気自動車の充電にはこの200ボルトも使えます。ただし、使う電気自動車に200ボルト対応の充電器が搭載されている必要があります。

 ちなみにアイミーブには200ボルト、15アンペアの充電器が搭載されています。この場合、充電時間は100ボルトの場合の2分の1になります。通勤距離が20キロメートルであれば充電時間は50分で済みます。5日分の充電は、4時間10分です。10日分を8時間20分かけて10日に1度行うこともできます。電気自動車は毎日充電する必要があると思いがちですが、そうとも限らないのです。

 話題の急速充電器は、50キロワットという大きな電力で充電できます。ただし、この充電器を設置するには三相200ボルト、250アンペアの電源が必要ですので、スーパーや工場といった規模の大きな事業所でなければ設置は難しくなります。

 急速充電器を使ってアイミーブで1キロメートルを走るには9秒間の充電で済みます。10キロメートル走るのであれば、90秒ですから1分30秒ということになります。ただし、電池の特性から急速充電では満充電の80%しか充電できません。』

【8月24日(月)】 民主党、地球温暖化対策で国際社会にアピールを

2009年08月24日 | 雑記帳(好きなことを書きます)
 衆議院選挙に期待します。

 ここは国政を問う選挙でもあります。大上段に構えた正々堂々の政策論争を期待していますが、未だその様子が見受けられません。各党とも、この機会に日本の進むべき道標を示して下さい。その姿を知りたいです。

 特に民主党にお願いします。一時の満腹感を与えるよりも志の高さを示して下さい。私たちに夢と希望を与えて下さい。そして、世界に向かって発信して下さい。

 地球温暖化対策は、現在の国際社会における最重要課題です。民主党の十八番のはずです。英知を結集して国内外に大いにアピール願います。

 21日の朝日新聞の社説です。

 タイトル「09総選挙・脱温暖化―「痛み」をどう説得する」 

 『世界はいま地球温暖化を食い止めようと、低炭素時代への転換点にある。日本は、どう取り組んでいくのか。この総選挙で論点となるべき課題だ。

 にもかかわらず、各党のマニフェストでは必ずしも優先度が高くはない。いまの暮らしもむろん大事だが、危機感が乏しくないか。

 この秋には、京都議定書に続く温暖化防止の枠組みをめぐる国際交渉が、12月の合意をめざして大詰めを迎える。選挙後の政権が最初に取り組む大きな外交課題の一つとなろう。

 そこで先進国に求められるのは中期目標の設定だ。2020年までに温室効果ガスの排出をどれだけ減らすか。交渉の場では、先進国全体で「90年比25~40%削減」を求める声がある。

 自民党は麻生政権の決めた「05年比15%削減」を踏襲した。90年比に換算すると「8%削減」となり、交渉のなかで強い批判を受けかねない。民主党の「90年比25%削減」という目標は、それを回避できそうな数字ではある。

 両党の違いの背景には、温暖化対策についての根本的な考え方の相違があるようだ。

 いまの社会や産業構造の下で可能な範囲で努力するという自民党。これに対して民主党は、高い目標を掲げることで社会や産業の構造を低炭素型に変えようという意図がうかがえる。そのための具体的な政策も掲げた。

 たとえば、家庭の太陽光発電で余った電気を電力会社に高値で買い取らせる制度を、風力やバイオマスなど自然エネルギー全体に広げ、かつ発電した全量を対象とするという。また、二酸化炭素(CO2)の排出上限を設定して排出量取引制度を始めるほか、地球温暖化対策税も検討するとしている。

 こうした政策を総動員しても「90年比25%削減」の達成は容易ではない。経済界は大幅な削減に反対だし、自民党も「経営や家計への負担が大きくなる」と民主党案を批判している。

 世論をどう説得し、合意をつくっていくか。理念や構想だけでなく、行程表をつくって実行可能であることを粘り強く示さなくてはならない。

 高速道路の無料化やガソリン税などの暫定税率の廃止のように、低炭素化と逆行しかねない政策もマニフェストには並ぶ。どう整合性をとるのか。これもきちんと説明してもらいたい。

 忘れてならないのは、低炭素化の変革には「痛み」が伴うことだ。自然エネルギーの買い取り制度では、電気料金の値上げが避けられまい。排出量取引のせいで企業の経営が圧迫される恐れもある。

 だが、この痛みは気候変動で人類が被る損失を回避するために必要なコストであり、新たな成長の糧をつかむチャンスでもある。産業界や国民を説得する力が政治に問われている。』


【8月23日(日)】 よく考えて慎重に行動しましょう。

2009年08月23日 | 雑記帳(好きなことを書きます)
 「今週の斜め読み視点」は、ちょっとしたことが過ちを招く事例です。
 
 人間は、期待値を込めて次の行動を選択するそうです。己のミスを誘うような罠も仕掛けられている場合があります。その罠に、どのような意図があるかを見極めなければなりませんが、所詮は情報不足もあり見つけ出すことは困難です。

 要は「よく考えて慎重に」でしょう。全てに通じるようです。

 18日の中日新聞のコラム・中日春秋です。

 『<PとQに気をつけなさい>とは、英語の成句で、振る舞いには慎重でありなさい、という意味だそうだ

 ▼由来は、文字を覚え始めた子どもに小文字のpとqの区別に注意するよううながした言葉とも、酒場の勘定書きで、飲んだビールのグラスの大きさ(パイントのPと、倍量のクォートのQ)をごまかされるな、という言葉ともされる。いずれにせよ、まぎらわしいものの区別には十分、注意を、という原義のようだ

 ▼きょう、ついに総選挙が公示される。「政権選択」と言えばいかにも分かりやすいが、では、「何を選ぶか」も単純明快かと言えば、必ずしもそうとは言い難い。各党の示すマニフェスト(政権公約)は多岐にわたる上、明確でない部分も少なくない

 ▼このごろは、流行に敏感であるためには、判断の速度が肝要だということだろう。本やCDでも、話題になって、「買ってみようかな」と思った時には売り切れている、なんてことがしばしばだ

 ▼だが、今度の投票は、日本の行く末を決める判断である。何を重視して決めるにせよ、むしろ鈍感なくらい、あわてずじっくり慎重に、を旨としたい。年輪の詰まった木が強い木であるように、判断もゆっくり育ててこそ、一票の質は高まる

 ▼せいぜい候補者たちの弁の<PとQ>に目を凝らすとしよう。飲んだ量の倍の支払いをさせられることがないように。』


【8月22日(土)】 地球温暖化って何(42)

2009年08月22日 | 雑記帳(好きなことを書きます)
 毎週土曜日は、「環境問題」に関する記事を紹介しています。

 今週も、文部科学省のデジタル教材「地球温暖化を阻止せよ」の資料の一部を掲載します。地球温暖化問題が、広範囲に分かり易く解説されています。お読み下さい。

 -森林の縮小と生態系への影響-

 (ここをクリックすると画像が出ます。ご覧下さい。)