σ(`・ω・´)オレ

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【テント】ライペン・トレックライズ0

2008年03月03日 01時42分23秒 | アウトドア道具に関する考察

 かねてから欲しかった、ライペンのトレックライズ0(ゼロ)です。


 ソロテントはマイティドームあるのに、なんでまた似たようなもんを買ったかというと、

 マイティドームは通気性がほとんどなくて暑いし、
換気口のモスキートネットも完全に閉まらないので、蚊の侵入を許す。


 ぶっちゃけ、夏はあんまり使いたくないので。



 

 夏でもそこそこ快適という噂で、しかもマイティドームより軽いトレックライズ0。

 マイティドーム1型と数値を比較してみます。


 マイティドーム1型
 100x200x105(h)

 テント本体+袋        881g
  +ポール+袋       1293g
  +張り綱+ペグ+袋    1505g

  グランドシート+袋     222g
  ハーフキャノピー+袋    321g

  合計 2048g


 オプションのハーフキャノピーと、グランドシートが重い。
グランドシートはステラリッジ1との共通で、表裏あり、片面は何かコーティングが
施されている上に、縫い目にシームコート処理。ハーフキャノピーも同様。



 トレックライズ0
 80x205x100(h)

 新品購入時にはシームシーリング作業をしなくちゃならないのだけれど、
シーリング剤が付属しているのはうれしい。作業はとても面倒だけど。

 テント本体+フライ+張り綱+袋
 ポール+袋
 グランドシート+袋

 全部で 1450g
 +ペグ10本 1574g(ペグはマイティドームと共用)



 トレックライズ0は、それはもう、強度と軽量化を両立させながら、だいぶ軽量化
よりに振られた設計をしていると思う。その割に、荒くない、いいつくり。

 マイティドームのほうは、ポールのスリーブとか、出入り口ファスナーの雨除けとか
とにかく、まっ黄色のビニールみたいな材質が好きじゃない。
分厚くて手触りもやぼったいんだよね。

 フライのほうも、、分厚すぎる気がする。現に重いし。

 そこんとこ、トレックライズは、うすくて、とても軽い。

 フライなんて、フルフライなのに、マイティのハーフキャノピーと大差ない重さ。
(ああ、はかるの忘れた。テント本体と一緒にしまいこんだので出すの面倒だw)


 トレックライズの特徴。


 まず、テントとしての機能をもちつつ、マジで軽い。


 

 内訳:テント本体+フライ+ポール+ポール補修パイプ+スタッフバッグ。
    (張り綱x4込み)


 収納サイズもコンパクトだし、スタッフバッグもかなり余裕の作りだから、収納時
もそれほどキリキリと神経質に巻かず、すんなり入るのが嬉しい。



 


 1人用で、荷物入れたらキチキチいっぱい。

  参考までに、寝袋はモンベルの U.L.S.S.ダウンハガー#2
  マットもモンベルで、U.L.コンフォートシステム150と、それ用のピロー。

 ヘッドスペースは普通に座って、狭いと感じないけど、、


 幅80cmは、やっぱり狭い。ぎりぎり寝るだけみたいな感じ。

 逆に考えれば、狭くても風雨をしのいで寝られるサイズってことかな。

 床面積を削って軽量化したテントだということがよくわかる。
でも、ボトム幅はマイティの1mのがはるかに快適。

 そもそも、私いろんなとこでキャンプしたけど、テントの底面積の分が平らで、
岩とか埋まってなくて、ゴツゴツ痛くないようなところ、まず見つからないんだから、
(整備されたキャンプ場ならいくらでもあるんだけど)幅はそれほど広くなくていい。
けど、最低限の荷物を収納するスペースは欲しかった。
現実は、外に出して問題ない荷物は全て外。

 トレックライズ0を使う上でいちばん悩ましいのは、何を外に出して、何を中に
収納するかだろうね。

 長方形で縦方向に長いので、真横から突風が吹いたら怖い。
風向きにはシビアになったほうがよさそう。

 試し張りを兼ねたキャンプだったけど、軽い風の日で、あと、1時間ぐらいザーっと
雨が降ったので、いいテストできました。

 風の強さは、テントにペグうたず、先にポール通して立て、テントから離れたら、
すっ飛んで行くぐらいの風ですね。手で持っていれば問題ない程度の。

 雨は深夜に30分程度。
 朝1時間程度の本降り。

 まあ、寝てる時は小雨でも目が覚めるぐらいの音しますね。

 

 フライを閉めたときの前室の状態。

 カタログとかには前室40cmと紹介されてるけど、40cmはもちろん地べたを
計測したときの値なので、当然、上に行くほど狭くなるのです。

 はっきり言って、靴と、火器と燃料ぐらいしか置けません。
フライを閉めた状態では調理なんて無理なので、雨が降ってるときに調理するのは
フライ半開けとかしないと難しいので、基本的にはできません。

 マイティドーム1型にハーフキャノピーつけると、これよりはさすがに広い前室を
とれますが、調理は無理なので、靴置けりゃいいと考えるなら同じともいえます。

 フライはピチっとシワなく張れるタイプ。
本体、張り綱、フライを含めると、ペグ10本必要。(マイティは9本)

 通気性

 開口部が大きいので、結構快適か。
ダブルウォールでフライの立ち上げ位置が高いので、通気性良好。
ちょっと突風がきただけで、フライじゃなくテント本体のウォールが大きく膨らむので
テント本体とフライの間の隙間をどれだけ風が通っているかだいたいわかる。


 保温性

 マイティドームと同じ条件ではないけど、シングルウォールよりは保温性も
高いと思われる。
内外気温計で計測してみたところ、外気温2度のときテント内は7度もあった。


 結露

 これだけ温度差があると結露するかと思ったけどフライ内側だけだった模様。
シュラフカバーを出したのだけれど、テント内に結露はなかった。

 撤収

 グランドシートも150gと軽く、薄ぺら。その辺の木の枝に干しとけばすぐ乾く。
フライはずしてテントのボトム部を太陽にかざすようにペグで止めてボトム干し。
頂点部分に通す細引きわすれたので、ペグ2か所だと風で飛びそうだったのが
ちょっと困ったかな。スリーブからフレームの抜けも悪くなく、撤収も簡単。
上にも書いたけど、スタッフバッグに余裕あるので収納も楽。


 やはり、快適さではシングルウォールのマイティドームよりも、ダブルウォールの
ほうが上回りそうですね。雨が降ったら特に。

 ってか、フライの色が緑で落ち着いてるのがイイです。

 マイティドームのあの、まっ黄色はね、山岳テントの宿命なんだろうけど・・。


 不満な点

 幅が狭いところと、あと強いて言うならば、出入り口のファスナーが細かい衣服用
のファスナーで、軽量化のために仕方ないとは思うが、耐久性が心配な点ぐらい。


 雑感

 非常に完成度の高い素晴らしいテントだと思います。
ダブルウォールでこの軽さは、私ら非力なバックパッカーの味方です。
 


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