ダ・ヴィンチ・コード

　映画を評するのって、本当に難しい。
ヘタをするとアラスジ紹介になってしまうし、まだ見てない人が満足してしまうぐらい
内容を書いてもダメ。それでその映画のことが伝わるようにしなくちゃならないから
俺程度の作文力しかないやつにゃあ荷が重過ぎる。


　で、満足なことを書けないよと前置きしておいて、、、


　なにかと話題のダ・ヴィンチ・コードです。





　公開前から世界中の切支丹たちが大騒ぎしている。




　アメリカではソニー製品の不買運動をしているそうだ。





　煽ってる奴らの中にマイクロソフトのＸ-ＢＯＸ３６０関係者が大勢居そうだなｗ





　いや、なんでソニーなん？ソニーピクチャーズだけど、その前にコロムビアとか
ハリウッドの製作会社が作ったんでしょうがｗ
なんでこう日本企業だけが悪いように叩かれるんだろう。




　まあ、今に始まったことじゃあないし、それはほっとこう。




　内容は、イエス・キリストに実は子供がいたというお話。
人間であるキリストを神に仕立て上げた教会が、神であるキリストに子供がいたら
困るから、そのキリストの末裔を探しだしては暗殺していたんだと。

　たかが映画じゃないか。
小説のダ・ヴィンチ・コードには冒頭に「この物語は実話をもとに作られている」という
旨のことが書いてあって、それで、全世界で大ヒットとなったみたいだけど、、

　映画ではその一節がなく、配慮されているようだった。




　まあ、なんと言うか・・



　予備知識がなかったら置いていかれそうになる。

　俺自身、小学生の頃、字ばかりの本を読んだのは、大石まことのチョコレート戦争
と星新一のショートＳＦと、あと新約聖書だけだったんだよね。

　過去に聖書を一通り読んでいると、だいぶマシになるはずだと思うけど、
それでも、その程度じゃついていけなかった。
単なる別世界でのサスペンスとしてしか楽しめなかったよ。



　でも、切支丹なら楽しめるだろう。



　いや、単なるフィクションとして楽しめばいい。



　俺は神なんてもの爪の先ほども信じちゃあいない。
それが全知全能であればなおさら。つか、何でそんなもん信じられるんだ？
分別のある大人がだよ？　神様信じてるなんて・・

　きょうび、幼稚園児だってサンタクロースを信じてないのに・・・。


　信仰するその心にこそ神が宿り、人間性を高めてくれるからこそ神だよな。
信仰することによって人間としての品性を欠いてしまうようなら、そいつの中に神など
いないってことさ。


　そしてこの映画には、神などどこにも出てこない。
1人の人間を神と祀り上げ、人間性と引き換えに権力を得てきた教会を批判する
内容ではある。

　だから世界中の切支丹どもは抗議のデモやったのか・・と納得したんだけど、





　まあ、、、、





　映画公開の前日に抗議デモやっても、、、





　映画の宣伝になるだけだな。


　少なくとも俺はテレビのニュースで抗議デモやってるのをみて、

　インタビューを聞いて、、、


　それで、えらく興味がわいて、



　ダ・ヴィンチ・コードを

　公開日の朝イチで観に行った。