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おフランス留学記~パリやのに

おフランスはパリ近郊のHECなるビジネススクールに留学し、MBAをこころざす筆者の日記。

ロレアル本社訪問記

2005年11月30日 04時11分44秒 | お勉学
(ビジネスプラン・ワークショップ)

今日は起業学生のひとりBenjamin(ベンジャマン)とミーティングをするために、彼のインターン先であるL'Orealの本社を訪問。
といってもパリ市内ではなく、暴動の余韻が残るパリ北部のClichy(クリシー)という町にある(なんでだろ)。メトロを降りて街に出ると、明らかに治安がよろしくない感じ。打ち捨てられたようなさびれた建物が雑然と並び、落書きも多く、ニューヨークを思い出させる(日本で言うなら錦糸町かな)。良く言えば下町という感じもするが。こんなところにフランスを代表する超一流ファッション企業(香水世界ナンバー1)のヘッドクウォーターがあるのだろうかと不安になるが無事発見。意外と地味で真面目な印象。(写真)

中へ入るや否や、「傘ポン」と日本語で大きく書かれた、傘を袋に入れるおなじみの機械がお出迎え。そういえばフランスにはなかったっけ。だれかが日本の土産に持って帰って来たんだろうな。

ビジネスプラン・ワークショップもいよいよ終盤戦。ビジネスプランも一通りのドラフトが出来上がったので、最終的にいろいろと細かい点を詰めた(まあフランスなりに)。早く終わらせたい。

ところでチームメイトのフランス人から聞いた話だが、パリの北部にある郊外の町は、パリ市内と違ってあまり手入れがなされていない。大量に流れ込んだ移民を押し込むように急場しのぎの殺伐とした街並みが広がった。道を一本へだてたパリ西部の町やパリ市内とは明らかに雰囲気が異なる。こういうのが暴動の背景にあるのだろう。
しかし、最近ではパリからじわじわと開発の波が押し寄せているようで、数年前に比べてこのClichyもだいぶ(プラスの方向に)変わったようだ。あと何年かしたらさらに北部の暴動の中心地にも手が入って改善するのだろうか(彼に言わせるといまだに「ゲットー」だそうだが)。

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