毎日がしあわせ日和

ほんとうの自分に戻れば戻るほど 毎日がしあわせ日和

在る

2015年12月19日 23時17分02秒 | 自然


ここ数日の寒さと強風で、木の葉がめっきり減りました。

華やかだったハゼの紅も すっかりなくなってしまい、お隣小学校のイチョウも てっぺんにわずかな葉を残すのみ、入れ替わって 青空をバックに 黒々したシルエットを広げる レースや切り絵のような枝々。。。。

豊穣の秋から冬枯れへの移行、だんだん年末らしい風景になってきました。




華やかさはないけれど、冬の枯れ野には 力強さを感じます。

一見枯れ木のような姿の内で 次の芽吹きへの準備が着々と進み、枯れ草の根元でも、新しい種が 暖かい季節の到来を 静かに待っている。

静まり返ったあたり一面に、見えも聞こえもしない いのちの力がみなぎり 脈動しているのが、伝わるともなく伝わってきます。




植物のいのちは、主張しない、こちらに向かって 一切働きかけてこない。

それでもなお感じるその力とは、「在る」 ということなのかな、と思います。

ひけらかさない、アピールしない、する必要もない、ただ 自身の 「在る」 ことをわかっている、それが生命力というものなんだろうか。

そのつつましい力強さに じっと心を傾けていると、同じそれが 「愛」 というものにも思えてきます。




冬の夜長、自分の中の そんな 「在る」 の氣配に 耳を澄ませてみようかと思います。


























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