日本戦略研究所

日本再興の砦

岡本行夫の田母神論文批判

2008-11-30 18:00:37 | Weblog
今日の産経一面に元外務省役人の岡本行夫が「中国は穏やかになってきた」
という、とんでもない文章を書いている。

その文章の中で田母神さんを批判している。

『実を言うと僕も田母神氏に賛成できないからだ。
「中国に駐留していた日本軍は、安保条約の下で日本にいる米軍と同じ」、
「太平洋戦争はルーズベルトの仕掛けた罠、戦わなければいまごろ日本は白人国家の植民地」といった主張が、検証に耐えられない論拠で綴られた「論文」』

岡本行夫は頭が悪いから田母神さんの明快な論理に裏付けられた文章が理解できないのだ。頭に泥が詰まっているんじゃないか?

「中国は穏やかになってきた」という根拠は中国の一般大衆が岡本行夫に対して、穏やかであったからだそうだ。
だからといって、国家としての中国共産党政府が我が国にとって穏やかになってきたわけではない。

核弾頭の照準を我が国にあわせている敵国、または敵性国家であることは疑いようもない事実である。
こんな奴が外交官だったのかと思うと恐ろしい。

最後に岡本行夫はこう書いている。
 「日本は成熟した国だ。そろそろ中国の悪口を言うのも、過去の話ばかりするのも止めて、前を見ないか。中国とも余裕をもって向き合うときだと思うのだが。」

前を見ていないのは中国共産党政府はでないか。
これこそ『検証に耐えられない論拠で綴られた』文章である。
やはり、岡本行夫の頭には泥が詰まっていて、論理判断ができない、もしくは、
岡本行夫は中国共産党政府に買収されて、産経新聞の読者を工作しようとしているのかどちらかだろう。

産経新聞は、なんでこんな奴に原稿を依頼するのか。購読中止をする読者が増えるぜ。

下記は中共の工作員=岡本行夫の文章である。

『外交評論家・岡本行夫 中国は穏やかになってきた

 先週、外務省の依頼で中国に講演にいった。毎度のこととはいえ、聴衆から質問が絶えない。「どうして田母神さん(前空幕長)のような認識の人が軍の最高位につけるのですか」。答えにくい。実を言うと僕も田母神氏に賛成できないからだ。

 「中国に駐留していた日本軍は、安保条約の下で日本にいる米軍と同じ」、「太平洋戦争はルーズベルトの仕掛けた罠(わな)、戦わなければいまごろ日本は白人国家の植民地」といった主張が、検証に耐えられない論拠で綴(つづ)られた「論文」が、審査の結果、最優秀(賞金300万円!)だったという。

 日中関係について、聴衆に問いかけた。「日本にとっても中国にとっても、最重要国はアメリカです」。聴衆はうなずく。「さて、2番目に大事な国は?」。聴衆は答えない。で、自分で言う。

 「皆さんは『欧州』とか『アジア全体』とか答えますが、2番目に大事な国は日本にとっては中国、中国にとっては日本だと思いますよ」。国家関係を1番2番と短絡する僕に聴衆から笑いが起こる。しかし笑いに好意的な響きがある。

 日本軍が繰り返し爆撃した重慶でも、聴衆は温かかった。「初めて日本人から話を直接に聞けてうれしい」と。僕は靖国を参拝した小泉純一郎元首相の心情も説明した。「どうぞ小泉さんを嫌いにならないでください」と結んだら、聴衆から期せずして拍手が起こって、こっちが驚いた。

 福建省の廈門(アモイ)大学で、日米安保と台湾の関係について講義した。「米中戦争になって中国が在日米軍基地を攻撃する事態になれば、安保条約第5条の下で日米が自動的に中国と戦争することになります。だから台湾海峡での武力行使には反対です」

 台湾への武力進攻の可能性は常に残すという中国の国是への反対論に対しても、ひと昔前とは違って、中国側の反応は理性的で穏やかだった。「賛成はしないけど日本の立場は理解します」

 廈門市は台湾の対岸にある。金門島が泳いでいけそうな距離に見える。納沙布岬に立って歯舞諸島を見るのと同じくらい近い。1996年の台湾海峡ミサイル危機の直後、僕は逆に金門島から廈門を眺めた。台湾軍に巨大な要塞(ようさい)を案内され、社会主義中国を眼前にした最前線の緊張感を感じた。

 貧しい中国は何をするか分からないと何度も聞かされた。それから10年以上。時代は変わった。中国は猛烈な速度で豊かになり、廈門は瀟洒(しょうしゃ)な海岸都市になった。人口300万人。町の美しさは世界でも屈指だろう。豊かになって余裕をもった中国人が金門島を見る目は穏やかだ。勝負はついた感がある。

 日本の対中感情は良くない。中国にケチをつけるのが流行になった。村山談話を修正しろという議論も増えた。「私たちは輝かしい日本の歴史を取り戻さなければならない」と。過去の過ちを認めた途端に、今の日本に誇りを持てなくなるのか。

 日本は成熟した国だ。そろそろ中国の悪口を言うのも、過去の話ばかりするのも止めて、前を見ないか。中国とも余裕をもって向き合うときだと思うのだが。』