その一週間後…

『さくらちゃん、そっちのごはんの味はどう？』




『ちょっと食べさせて～』









『どれどれ』




『モグモグ』









『あれ？ 何かいつもと違う？』




『さくらちゃんあっち行かないの？』









『やっぱり…同じ味かも…』




『ラブこっちで食べようかな…』





さくらちゃん戦わずして勝利したかな




よく頑張りました

悪～いラブちゃん４

はいっ　さくらちゃんはあっちね









さくらちゃん…




再びの再び…トコトコ…




………









『もう嫌』




だよね～

悪～いラブちゃん３

再び…さくらちゃんトコトコ…




静かに移動…









『こっちにも まだあるからいいの』




『お姉さんだから我慢する』




本当に我慢強いさくらちゃんです









あぁぁー




さくらーまた来たー









どす




もう～

悪～いラブちゃん２

さくらちゃんトコトコ…




文句一つ言わずに場所を変えます




『ん？ラブ何にも悪い事してないけど？』









『あっ まだあった』




『良かった』




けなげなさくらちゃんいい子ですよ～









あっ また来た　こらーラブちゃんっ




『ねぇねぇ さくらちゃん』




『やっぱりあっちのほうが美味しかったよ』




『ねぇねぇ』









さくらちゃんまた…譲ります




もぉ～

悪～いラブちゃん１

ある朝のミニチュアホース舎




お食事中のようですが…




ラブちゃん…さくらちゃんに近づいて行きます









『さくらちゃん、あっちのほうが美味しいよ』




『だからラブがこっちの食べてあげる』









本当か嘘か？？




さくらちゃん黙って譲ります









同じものだよ～さくらちゃん




だまされちゃダメだぁ～