時間が一定しないので、夕食のおかずを冷蔵庫に保管するのだが、庫内が狭いので、小さくて余計な装飾のない食器を愛用している。料亭ではないので、どんなにこだわりたくとも、食器を選ぶ余裕は少ない。家具もそうで、狭い空間に置くため、小型で折り畳みが可能な軽いものを重宝する。しかしこれが配偶者とはかち合わず、本当に困ることがたくさんある。ほしくない重量のある加湿器や、掃除機、椅子、運動具など買われ、数度使っただけなのに廃棄されていたりすると、本当に腹が立つ。食器も気まぐれに選んできて、今までのものを勝手に処分し、余分な空間や装飾で無駄なスペースを取り庫内の場所を専用するものを見ると、投げ捨てたくなる。誰でも広い邸宅に、大きな家具を使い、食材にあった食器やグラスを使い優雅に暮らしたいが、そんなことは無理に決まっているではないか。ああまた不愉快になってきた。数年前三階にエアコンがあったのだが、それが気に入らず買いなおし、一度も使っていないそのエアコンを一階の部屋に設置したらといったのだが、いうことをきかず廃棄した。結局夏の暑さが我慢できなくなり、また新しくエアコンを買い、設置を頼んだらしい。それがいきなり届き、宅配の人が持ってきた。ところが佐川急便は言わずと知れたとんでもない会社なので、普通なら玄関先に放置し帰ったしまうのだが、たまたまときどきくる感じの良い子で、親切に運んでくれたので本当に助かったのだが、夫に対してはまた不愉快になってきた。しかし稼ぎのない私には反論もできず借金して買うわけでないので、諦めるほかない。ほしくはないが、結婚しておしゃれ着の一つも買ってもらったことがなく、フルコースのディナーも食べていない。愚痴の一つも言いたくなるのは許してもらいたい。
鍼に来てもらっている人の娘さんが、原宿に行ってみたい、と言うので先日彼の奥様が監視役となり、友人の方とそのお嬢さんも一緒に４人で、出かけたそうだ。たまたま彼も明治神宮前で研修があり、全く別行動なのだが、休日のすさまじい混雑を避け、裏通りの目立たない店を選び、昼食に入ったところ、なんと奥様達と鉢合わせしたという。いろいろな偶然がある物で、不思議としか思われない出来事は、多くは無いが、誰でも何度かは経験すると思う。、しかしこのように良いことなら歓迎するが、逆もまたある。私も苦い記憶や不愉快な思いが、良い記憶と同時に蘇ってきた。そういえば、友人も彼の元彼女と会って、嫌な思いをしたとか、隠れてデートしていた現場に鉢合わせ修羅場になったケースもある。それが大抵、とても逢いそうもない場所や、時間であるので、なおのこと不気味である。人間何かからの働きかけがあるらしい。悪きことや隠し事は禁物だ。といっても私は嘘が下手で隠し事も(無いが)できないので、こういうことにはなりそうも無いが、逢いたくない嫌な人間と会ったら、しばらくは不愉快になるので、何とか避けたいものだ。この間、ふと古いフォーク歌手のアルバムを見つけ、(新録音だったが)購入し、聞いていたら、このグループを好きだった友人を思い出した。家に泊まりがけで遊びに行ったり、東京でも会ったりしていたのだが、今の消息は不明。女性の場合結婚で姓が変わったりするので、探すのも困難であるし、家も近くない。しかし無性に懐かしくなった。きっと元気でやっているとは思うのだが、そんな感情と同時に、彼女もまた何かのきっかけで私を思い出してくれることもあるかな、そしたら嬉しいな、と思った。人の心に残る、それはすなわち自分にとって、誇るべき事。良い人間と認められることだから。
いきなり暑くなった。昨日はＧＷで休みになる配達なども事前に来て、千客万来という感じだった。リハビリも２件、介護の担当者会議も有り、あたふたと過ごした。今日は昨日より暑く、汗ばむ程冬物を少しづつしまったりするが、何ともはかどらない。朝もコンタクト紛失、数十分後やっと見つけた。どちらも手が効かないからで、つくづく嫌になるが、どうしようも無い。ロボットが本当に欲しい。手すりをひとつつけてもらった。それだけでもかなり楽になることに気づいた。歩行器も少し機能アップした物が数ヶ月後に出るというので、早速お試しを願い出た。便利な機器は、なるべく使用し、自分も楽になるように、そして夫にも迷惑がなるべく及ばないように、と必死だ。カタログでおしゃれな服や靴を見ると、うらやましくなるが、そんな事は二の次。悲しい現実ながら、負けずに頑張っている。今日は酢豚も作ったが、ほっけでも焼こうか。
毎年この時期は夫が関西の学会に行っていたが、今年は無いらしい。「らしい」と言うのは、私たちは、干渉をしあわない夫婦で、必要なことは話すが、それ以外、特に仕事関係のことや、話す必要の無いことは極力話さない。それをしていると膨大にまた話し合うことが増え、お互いにストレスになるからだ。余計なことを排除する事は、大変重要なことだが、ときどき裏目に出ることがある。たとえばお風呂の水をいつ取り替えたかを相手に云わず、また抜いてしまったとか。しかしそれは些細なことで、「取り返しのつく」こと、起こるに値しない。そうしないと長い人生、一緒にやってはいけない。我が儘は親しき仲にも禁物である。先日何年か目の結婚記念日を迎えた。なにもお祝いも無いが、まあなんとかトラブルも無くここまで来た。今日は静岡まで用事で出かけ、帰りは遅くなるようだ。私はこれから風呂を沸かし適当な夕食。来週のバタバタに備えて休息日。
日本にいると事件の多さにも驚くが、事件内容がドイツと全く違うので戸惑うことが多い。よく考えると、導入時によく考えずに７０パーセント程の考えで始めるが、のこりの３０パーセントは無くなるわけでは無くて、年を追うごとに増えていくのだが、それがまるで対処が為されず、問題が起こってやっと重い腰を上げ、どうすべきか議論し、予算という重い壁があるので、うだうだと時間を過ごしている、という感じである。欧米から見るとこれは極めて愚劣な政策、能力のなさをアピールする物で、それが為に三等国家と馬鹿にされ続けることになる。国民の民度意識も低くて、犯罪があるとそれに乗ったように同犯罪が増える。ドローンは警備の杜撰さを内外に指し示す恥ずかしい結果、痴漢防止のグッツも馬鹿馬鹿しさを感じる。効果があると書かれていたか、と思いきや、逆に冤罪を呼び込む、つまり架空の犯罪をでっち上げる女性がいて、男性が恐れおののいている。ＤＶは夫のみか、と思いきや、妻が夫の稼ぎが悪いと、殴りつけ怖くて帰宅できない夫が増えているという。もっと平和に普通に生活できないものかと、溜息が出る。極めつけは週末の選挙。溜息が深くならなければ良いが、と願っている。
ドイツに住んでからは、「旬」の食材を特に意識するようになった。日本とは違い、野菜など温室で育て形が整った物で無く、露地物の不揃いな無骨な物、しかし本来の香りと食感、味である。スーパーも市場もそれ一色、買わない方がおかしい、といった感じである。この時期は特に入れ替わりが激しく、苺、サクランボ、アスパラと続く。日本に帰ってから、敢えてそれを実践することにした。こだわるのは「魚」。夫が野菜と焼き魚を夕食に必ずとるようになってから、量は食べないのだが、良質の物をとるようにした。今の旬は「鰆」。昨日五島産の物が入ったのだが、大変に美味であった。とれる場所によって味も風味も全く違う。鯖も、四国、大分、三陸、北海道それぞれ違う。牡蛎も違うし、烏賊も鰺も鰻もみな違う。好みがあるので敢えて書かないが、こういう物を食べていると元気になる。ちなみに先日馬鹿高い烏骨鶏の卵を買った。かなり小ぶりで鶏卵とはまた趣が違う。私は食べていないのだが、夫に食べさせ反応を見たが、何も言わない。私がこだわるのはチーズとチョコと洋酒にソーセージの皮。これだけはどうもまずい物は食べたくない。
小型ヘリコプターのドローンが首相官邸に現れ、放射能の反応があったという。ドローンの存在は知っていたが、量販店で廉価にだれでも簡単に入手でき、規制もないということは知らず、大変に驚いた。何を考えるかわからない犯罪者にとってはもってこいの機材ではないか。誰が飛ばすのかもわからないし、放射能や爆弾を積んで爆破させても当人が自爆するわけでない。こんな恐ろしい一物はなく、いくらでも犯罪を容易にさせる。しかもその内容はとてつもなく凶悪なことができるのだ。こんな問題が起こってからあたふた考える、などとなんと杜撰な管理か。早速禁止してほしい。大体こんな人口の多い東京上空をこんなものが縦横無尽に横行したのでは、事故が多発する。スマホに夢中になって人のことを考えない勝手なメンタリティを持つ日本人をみれば、火を見るより明らかである。テロが最も恐ろしい。救急用にどうしても必要なものに限る、あるいは送付に問題がある山間部に限る、使用者登録をするなど絶対に規制が必要だ。便利な機器は反面凶器となることを肝に命じなくてはならない。
手術の日程をとりあえず決めたが、それまでに諸検査をしなくてはならず、昨日はとりあえず鼻の粘膜検査、心電図、レントゲンを受けた。滑膜炎をおこしているかもしれない、と言うので膝から水を抜き、帰りは夕刻となった。期限前投票を夫と行い、食事をして帰ろうということになったが、休みのところが多い。結局なじみのドイツ料理屋に行ったが、従業員が言うことには、美容院が多く、休みの火曜に合わせて飲食店も休みが多いのだ、という。なるほど。私は病院で会えなかったが、お願いした家政婦さんが来て、洗濯掃除をしていってくれたそうだ。夫によると、かなり慣れた感じで掃除は完璧にこなしていったとか。帰宅してみたら、床は確かに綺麗になっていた。先日のガスの電力化工事でだいぶ燃料費の出費が減った。かなり助かるので、行なって良かったと思うが、なんでも今月の使用量を覚えて、それを次月に反映させるのだ、という。お利口な機械らしいが、逆に夫のように気まぐれに夜中に風呂に入ったり、掃除機をかけたりすると混乱するらしい。東京のデパートでは、ロボットの受付嬢が活躍、好評らしい。確かに何カ国語も話すし、休暇を与えたりしなくて良いし、初期投資はかかっても人件費よりは安い。ただ悪戯する人が存在しなければの話だが。
このような体の状態になると、ハプニングは絶えずつきまとう。今朝は朝から、珈琲のサーパーをひっくり返し、危うく火傷を負うところだった。服もびしょびしょで、床には珈琲とお湯が散乱、さんざんだ、と嘆いていたら、今度はフライパンの蓋が、シンクの上に張り付いてどうにもこうにも取れない。ネットで検索したら暖めろ、とある。しかしそれでも駄目、メーカーに問い合わせようとＨＰを見たら、暖めてまな板で蓋を空気が入る所まで叩いて押して持って行け、とある。悪戦苦闘の末なんとかとることが出来た。うまくいかない日は続けざまにこんな事があるので、気をつけなくてはならない。とれたのだからいいや、怪我が無かったから、火傷しなかったから、となるべくポジティヴに考えて、明日は良いことがあろうからと言い聞かせる。これから入浴もするし、魚も焼くのだが、一段と気を遣ってやらなくては、と思う雨の夕方。
親族が年金を搾取し、本人のでは無く、自分の生活のために使用する被害が多数発覚している。年金の生活は苦しい、とはいえ、たとえば新聞に掲載された人の場合、夫婦で３０万以上あるとなると、当本人夫婦の生活を切り詰めさせれば、余ったお金でもかなりの金額になる。あるドラマで銀行に勤めていた人間が、金の怖さをよく知ってるので、他人に決して金銭は貸さない、と云っていたが、それは残念ながら正しくて、それが故に詐欺だのが横行するのだ。搾取されても相手は親族なので、いろいろな面で問題が大きいため、逆に当人達が悲惨な状況に置かれるケースが多い。親族が働けど受給者当人の介護の為に生活に困窮しているのなら、仕方ないとも思うが、怠惰な生活や遊興のためなら許されるべきでは無いのだが、そこが金の力である。もっと年をとり同じ状況にならなければ、いやなったとしてもわからないかもしれない。私たちのように次世代がいないとまた深刻さが変わる。最終的には残った片方の親族にわたることになるが、これが問題で自分で用意した物ならまだしも、先代の親の用意してくれた金銭などあると、なんの関係も無い人にわたることに複雑な気持ちになる。必死で生きてきた姿を見てきたからだ。一円の金銭でも得るのは容易で無い。今はスマホだなんだと騒がれているが、そんな物がなくても生きていける。原点に還る、時代が違うので無い。本質に由来する事なのである。
今日は今までとはうって変わってとても良い天気、早速美容院に出かけたのだが、行ってみたら名称が違う。驚いて電話をしたところ、全く勘違いをしていたようで、予約したところはそこからずっと先の所だった。何とか行きついたが、一軒家で広々としており落ち着いており、過剰なサービス委細無しだが、時間も予定通りで、今までのイメージとは少し違う美容院だった。技術も悪くないが、すこし駅から遠いので、今後どうするか迷っている。通りはすっかり葉桜でこんな陽気の日だともうすっかり青葉の気配だ。バス停で年配の女性から挨拶され顔に記憶はあるが、思い出せない。いよいよ若年性なんとかか、と恐ろしくなった。明日はリハビリとケアマネの打ち合わせがある、生協もくるし、またばたばたしそうな気配。新たけのことアスパラなど昨日は夕餉も春のメニュー。明日も晴れると良いのだが。
大小含めてほぼ一年に一回は家のメンテナンスで業者さんが作業している。長期間、特に３日以上になると些かストレスを感じてくる。一日中家を空けられないし、玄関の施錠など防犯面の事があり、いつも耳をそばだてて神経をとがらせていなければならず、声がかかると階下に降りたり、宅配や他の用事でくる業者の相手もしなくてはならないし、生協で荷物など届いても業者の昼休みにそそくさとかたづけるなど、行動に制限が加わる。夫などは大学にかこつけて逃げ出すが、こちらはそうもいかず、愛想良く振る舞うことを心がけ、近所にも気を遣い、と、夕方になるとどっと疲れてしまう。それから夕食を準備したりするので、ただでさえ時間の限られる私は、ストレスに苛まれるのだが、夫が大抵こんな時は遅く帰宅するので、不機嫌の度合いが最高に跳ね上がる。ましてや天気など悪いとなおのこと。これから雹が降ったりするらしい。日本は・・とまた愚痴りたくなる。
新聞の投書で婚約者の女性が、思いがけず両親も本人もただの一度も選挙に赴いたことが無い家庭に育ち、それが不自然なことで無く感じているばかりか、意義も理解せず逆に「何か変わるのですか？」と質問されたという。投書した人の家庭は、毎回出かけてその後食事をして帰るのが恒例の極々普通の家庭だったので、近々家族となるその女性と果たしてうまくやっていけるのかと危惧を覚えたらしい。夫に話したら、そういう異なった民度をもつ同士は期間を経る内にうまくいかなくなる可能性が高いという。恋にうかれている時期は良いが、それが永遠に続くわけでは無い。そこに人間性や本来の性格が加味され出てきて、悲惨なことになるカップルも少なくない。昔は親が決めた結婚で民度が違う家庭に育つ同士が一緒になることは希であった為、このような問題は少なかった。逆にかけ離れた結婚をすると互いにとてつもない苦労をする。選挙は国政を決める国民の義務で有り、ある国では投票しないと罰金が課せられる。日本は投票率も低いが、訳がわからない投票をする方々もいる。ドイツにいると本当に耐えられない気持ちになる時が、頻繁にある。
雨が落ちてきて寒くなってきた。大げさながらまるで氷雨である。リハビリに来る人たちもみな完全防備、それでもタオルや衣類を濡らしている。今日から三日間ガスの工事が入っているのだが、その方たちもかっぱを着て作業、仕事とはいえ本当にご苦労様で大変だと思う。昔生協の配達員がいきなり来なくなったので、事情を尋ねたら、「寒いからいやだ」と言ってやめたことを聞き絶句し、昨今の若者は、と嘆きたくなったが、そうではない方たちも存在することで安堵した気持ちだ。一時間だけ近くで北海道のケーキを半額で販売するので、出かけようかと思ったが、傘をさせない私はたとえ数分の距離とはいえ、あきらめるほかない。２，３日は続くらしいうっとうしい雨、地震の不穏な動きを伝える報道も気味悪い。
寒の戻りには些か遅いのだが、寒さが続いている。ところが日は長くなってきて、５時を回ると明るくなっている。ドイツにいるときに放送され人気があった朝ドラの再放送をしていて、いつもより早くテレビを見る。このドラマは人気者の演出家が書いていて、俳優陣も舞台役者をそろえているのと、それが出身地に近い人を使っているので、方言にわざとらしさが無い。上々の仕上がりだ。これのおかげで、その後の時間に続いている今回の朝ドラが持っている感じ。それを狙ったのだろうか。介護認定がおりたのだが、介護度が変わってしまい、今までのケアマネの担当をはずれることとなった。とても有能で良くしてくれた人だったので、残念なのだが仕方が無い。来週早々に引き継ぎの打ち合わせをする予定だ。年度初めのばたばたがしばらく続きそうだが、少し胃の調子も戻ってきたし、昼寝をするようにしたら、だいぶ体が楽になった。夫は仕事に出かけて遅いか早いかわからないので、とりあえずカレーを作り、掃除をしてお風呂を入れ替えると、もう５時をまわる。視力もきつくなるので本日の営業も終えなくてはならないが、まだ生協の注文が残っている。出来るかな、今日中に。
