かはたれのジエン

イタチの最後っ屁 ・・・なので、コメントにも屁を垂れるしかできませぬ

Old Pandaの思い出

2013年04月21日 | ルーテシア 

 オールド・パンダという言い方ができるほどには、ニューパンダは売れなかった。ネコ目
 「パンダ」と言えば、初代パンダを指す。

 1994年から11年間、パンダと暮らした。
 1.1Lになったヤツである。

 それまで乗ってたジェミニZZ(FR)の後釜として検討したのは、初代ユーノス・ロードスターとパンダだった。
 ユーノス・ロードスターには、ジェミニとの違いが見出せなかった。
 結局、「NAVI」に洗脳されて、パンダに決めた。(特に1993年4月号。ボロボロ)

 当初、4×4にするはずだったのが、1.0Lのヤツは国内に在庫なし。
 新しいのは、リアに「Panda 4×4」と入っており、シンプルさを損ねていたので、FFにした。
 定番の赤のボディに黒のキャンパストップ。

 3ヶ月ほど待って納車されたパンダは、まさに雑誌の通りだった。

 ジウジアーロのシンプルなデザイン。
 1.1Lのエンジンは何の変哲もないのだが、770kgのボディをきびきびと走らす。
 特に、高速!”をkm/h巡航は快適だった。
 内装もいい。バスケット型のダッシュボードを灰皿が左右に動く。コストをかけてなさそうなシートは、全く腰が痛くならない。後席へのアクセスも楽だ。左ハンドルだから、足元も狭くない。また、後席のシートアレンジも考えられていて、びっくりするくらいの荷室が現れる。内装の生地もお洒落だった。

 一言でいえば自由

 壊れたのは、持病の前輪シャフトブーツ。(これは交換を前提としている)
 クーラー。(これも御法度の高速で使ってしまったため)
 後は、キャンバストップの雨漏りくらいか。

 ボンネットを開けてスペアタイヤをはずすと、ピーンとコードが張っていたりして、「イタリアだな~」とつくづく感じたわりには、故障は少なかったと思う。
 最後は、後輪のハブが固着して手放した。

 パンダ最大の弱点は、運転中はその姿を見ることができないということ。
 イメージのおかげで乗っていて楽しいが、運転自体はおもしろい部類に入らない。
 (これがニューパンダの1.2Lになると、途端に元気よく回り、高回転でいい音を奏でるから不思議だ)

 パンダは、今でも乗りたいと思う。
 中古車の値も強気だから、人気があるのだろう。
 たまに見かけると、はっとしてその姿を追いかける。

 9万km弱で手放したので、念願の10年10万kmは達成していない。
 だから、ぜひともルーテシアで、「枯れたフランス車と10年10万km」を目指したい。

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