久しぶりにThinkPad 600Xをひっぱり出してみた。
こりゃたまげた。
ThinkPad X31のキーボードもいいなと思ってたのだが、別物である。
ノーマルルーテシアとルーテシアRSくらいの違いがある。
何せ11本のネジをはずさないとキーボードを取り外すことはできないのだから。
それに対して、X31はたったの4本。
ThinkPad 600に関するサイトは、探す必要がないくらいたくさんある。
中でも、キーボードについてはこちらが詳しい。
http://www.geocities.jp/kenjin_keyboard/ThinkPad03.htm
こういったサイトに洗脳され、オークションに手を出した。
最初は安いものから。
届いてみると、あまりにもカッコよく、もっといいものを。
今度は最高のものを。
そして、未使用品へ。
お決まりのパターンだった。
最初のものは、同僚に使ってもらってる内に壊れた。
2番目のものは、同僚に譲った。
3番目のものが、これから使う600X。
最後のものは、起動できない600Eで、システムボードがいかれてる模様。
システムボードとパームレストも確保してある。
今から15年前。パソコンの絶頂期だね。
旧価格678,000円だって。
コストをかけることのできたいい時代。
「消えゆくもの」として、BlackBerry、ルーテシアと共に記事にしているが、今一つ閲覧数が伸びないのもうなずける。
誰も古い物には目を向けない。新しい女を追い求める。
今はコストダウンの時代なので、よいものがなかなかない。
安かろう、悪かろうの世界。
これは、車もパソコンも携帯電話も同じ。
ベンツもポルシェも軽自動車も同じだ。
だったら、中古でもいいからよいものを使いたい。
しかも、オークション等では比較的安く手に入る。
よいものだから、案外壊れにくい。
こうして、パソコンや万年筆、携帯電話や財布が、死ぬまでに使い切れないほどたまっていくのである。
ワンクリックだからね。酒でも飲んでたら、もう終わり。
これで、いいブログでも書ければいいのだが。
もう、道具のせいにはできない。
ThinkPad X32ポチってしもた…。
今ThinkPad 600系は、程度のいいものが安く手に入る。Windows 2000で十分。USBはハブで。無線LANはカードね。少しぐらい遅くったっていいじゃない。多くの方にあのキーボードの感触を味わってもらいたい。もう普通のパソコンには戻れない。佐久間良子みてぇなもんか。あ、失礼。名器じゃなくて名機ね。