川崎フューチャー・ネットワーク(特定非営利活動法人)

みんなの力で、川崎を “環境都市” に!

生ごみコンポストを試してみました!

2014-02-14 | KF-netの活動:ごみ(循環型社会)

廃棄物を循環させることは、ごみゼロの基本ですが、
家庭での取り組みとして、毎日の調理で出てしまう生ごみを堆肥化する取り組みに、
あらためて取り組んでみたいと、試してみました。

今回は、川崎市内で段ボールコンポストに取り組んでおられる、
環境を考えて行動する会さんのところで、
普及版として、すでにセットとして販売されている
段ボールコンポスト スターターキット」を購入して、手軽に始めてみます(^_^)。
開始日:2014年2月13日
 ※ただし、これは素人が段ボールコンポストに取り組む試行錯誤の記録ですので、
  お手本となる「生ごみコンポスト」のテキストではありません。
  参考とされる場合は、必ず詳しい専門のサイトを作り方を併せてご参照ください。



こんな感じの段ボールに入ったキットです。
説明書と解説書も入っています。



具体的なセットは、こんな感じ。



「堆肥づくりのススメ」も入っています。その他、もちろん設置方法の説明書もあります。



中に入っている基材は、ココピート(ヤシの外皮)とくん炭(もみ殻をいぶし焼きして炭化させたもの)。



段ボールの底は、厚い段ボール板で二重にしてあります。
ここに、基材を入れます。



ココピートが重みで固まっているところがあったので、手でほぐして、くん炭と混ぜ合わせます。



おおよそ、こんな感じ。ふかふかになります。
温度計もセットに入っていますので、温度を測ってみました。
この日は寒かったので、11度でした。



調理の際に出て、取り分けておいた生ごみ。野菜くずと茶殻が主です。
あえて、通常のまま、混ぜてみようと思います。



生ごみ投入! シャベルで基材に混ぜ込みます。
最初なので、真ん中当たりに、ばらばらと。



再度、きれいに埋めたところ。これでフタを閉じます。



フタをしたら、虫の侵入を防ぐために、
これも付属してある布カバーで全体を覆います。
これで完了!
(本当は、あとちょっとだけ、必要なものが足りていませんが)
あとは、分解を待つだけです。


…そして、その2日後の様子。



雪が降って、一番寒い時期だけに(7℃)、まだまだ分解が始まっていませんね。
(本来は、春になってから始めるのが良いと思います。
 というのは、ご覧のように温度が低いと、分解に時間がかかるからです(^^;)

とりあえず、200~300gくらいの生ごみを、
連続して投入してみます。

★さて、ここで、段ボールコンポストの師匠からアドバイスが入り、
 以下のことが判明しました。

・生ごみが分解するためには、発酵する「ぬか床」のような「床」が必要で、
 その「床」を作るには、約60%の水分が必要。
 (手でギュッと握ると手の形が残るくらいが目安)
・入れる生ごみは、800g以上、どんどん入れて良い。
 (我が家は、諸事情あって、あまり生ごみが出ない家庭なので、
  そもそも、そのあたりに問題があるようです)
・少量を入れる場合は、まずは、その「床」ができるまで、
 あまり広げすぎず、真ん中あたりで「床」を作り、それから広げていくのが良い。

ということで、あらためて真ん中あたりに、
ますは、その「生ごみ床」を作ることを目指すのが良いようです。
これから、再チャレンジです!


さて、これから、どうなっていくか?
お楽しみ(^_^)!

 **********************

ごみを減らしていこうとしたら、
もちろん、まず一番はReduse(ごみを減らす・発生抑制)で、
次はReuse(繰り返し使用する)、その次がRecycle(リサイクル・再生利用)です。
と言ってもReduceは、製造している側によるところが多いので、
消費者の立場からすると、Refuse(ごみを拒否する)が必要かもしれません。

ごみを分別してわかるのは、重量として大きいのは生ごみで、
かさがあるのは、圧倒的に容器包装プラスチックだということだと思います。
分別してリサイクルを推進するのも大切ですが、
家庭から排出されるごみを減らしていこうと思ったら、
まず、ごみになるような包装の多いものは、できるだけ購入しないように心がけることが、
とても大事なことです。

次に、生ごみを減らすのが重要なポイントの一つです。
家庭内でも取り組みしやすい「生ごみの堆肥化」は、
実際に目の前で循環が体験できるということも含めて、お勧めです。
個人的には、これは生きもので、ペットと同じなので(^^;、
育てていく気持ちで、楽しみながら取り組むのが良いのでは、と思っています。

いろいろなやり方がありますし、場合によっては補助がありますので、
無理のない、ご家庭に合ったやり方で、取り組んでみてください。
 ※かわさき生ごみリサイクル推進事業

循環型社会に向かう、家庭での取り組みの第一歩。
ご一緒に、段ボールコンポストを、試してみませんか(^_^)?



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