日経新聞の記事から抜粋
Aソ連型のインフルエンザウイルスの98%がタミフルに耐性を持っていることが発表された。昨年の冬は2.6%だった。
国立感染症研究所の田代真人部長は「今までの常識では理解できない」と驚きと危機感を募らせる。
この耐性ウイルスは昨冬ノルウェーで最初に見つかり、すでに世界各地に広がっている。通常の400倍の量を投与しないと効果が期待できないほど、薬剤耐性が強い。
タミフルに耐性を持ったウイルスは以前から医療現場では日常的に検出されることが知られていたが、人から人への感染は無かったといわれる。ところが今冬の耐性ウイルスは強い感染力を獲得している。
「アジア風邪」「香港風邪」では人の間で流行していたウイルスが鳥インフルエンザのウイルスと混じり合い発生したといわれているが、流行中の耐性ウイルスが鳥インフルエンザと混ざり合い新型インフルエンザが生まれた場合、最初からタミフルが効かない新型ウイルスとして出現する恐れがある。
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