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日本のジュエリー100年展@東京都庭園美術館

2005-04-06 | 国内旅行・庭園めぐり/散策・展覧会日記
東京都庭園美術館は戦前に朝香宮邸として建てられたアール・デコ風建築で、戦後は朝香宮家廃止とともに持ち主が変わり、現在は美術館となっています。非常に美しい建物なので建築物に興味がある方にはおすすめの美術館です。

ジュエリー展そのものは明治~大正期はまだまだ洋装が女性の間では広まっていなかったこともあり、かんざしのようなものが多く、いわゆる「ジュエリー」は一部の人のためのものであったことがわかります。その一部の方々のためのものですらまだまだ発展途上の感があり、洗練されてくるのは昭和に入ってから、という印象でした。しかし大戦がその発展の大きな妨げとなったのです。戦後、ジュエリーも大衆化するわけですが、お世辞にも洗練されているとは言いがたい印象でした。ただ「50年代の流行のタイプ」のジュエリーを見てビックリ。祖母がしていたり、たまにチラシに入っているなんだかよくある垢抜けないジュエリーそのものではないですか。最近は皆フランスなどの高級ブランドに走りがちだと思いますが、もしやそれが日本のジュエリーの発展の妨げになっているのではなかろうか。そんな気がしました。

東京都庭園美術館HP

それでは美しい建物と庭の写真を。







写真を撮っていたら寄って来た子供。



西洋風の建物と庭の中に突如としてある日本庭園と茶室。




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