多摩川サイクリングロードの車窓から

再び春を求め、湯河原梅林へ

 河津桜のシーズンは終わりつつあり、今はちょうど梅が見頃。せっかくなので今まで行ったことのない梅林に行くかと思い立ち、湯河原梅林に行ってきました。



 まずは川崎から自走で西に走り、小田原に着いたのが11時過ぎ。ちょっと早いけど、昼飯を食おうと早川漁港に寄ってきました。着いてみると、まだ早い時間にも関わらずやたらと人が多く、駐車場待ちの渋滞が発生する始末。お目当ての魚市場食堂も長蛇の列で、こりゃアカンと比較的空いている店を探し、漁師めし食堂に入りました。事前調査をしたわけではなく、混んでないしなんとなく雰囲気も悪くないから、というクッソ適当なチョイスです。



 アジフライを狙っていたのですが、今日はアジの水揚げが無かったとのこと。仕方ないので、ブリカマ焼き定食にしてみました。刺身がついて椀物もつみれ汁となかなか豪勢ですが、お値段が1900円とちょっとお高いですかね。こういう漁港系の食堂は観光地価格なので仕方ないかなとは思いますが。



 昼を済ませ、湯河原を目指して箱根湯本方面に向かいます。方向がおかしくないかというツッコミは受け付けません。沿道に河津桜が点在していますが、かなり散ってしまっていました。先週に河津に行ったのは正解だったようです。



 箱根湯本の手前で左折し、三枚橋を渡って箱根旧道へ。箱根大天狗山神社の鳥居前は相変わらずの激坂でした。神奈川県の自転車乗りなら、この写真を見ただけでハムストリングが痙攣しますよね!



 どうにかこうにか登りきり、やってきたのは甘酒茶屋。なにやら期間限定で抹茶ぜんざいなるメニューがあるらしく、それ目当てで寄ってみたのですが売切れてしまっていました。



 しょうがないので磯辺焼きで補給。さっき昼飯をガッツリ食ったばかりですが、ヒルクライムで消費したので結構食えました。

 その後、芦ノ湖を経由して大観山に向かいます。芦ノ湖からは雪化粧の富士山が見えたのですが、大観山からの方がもっとよく見えるだろうと思い、写真を撮らずにスルー。そしたら・・・



 30分後、大観山に着いた時はすっかり雲に隠れやがっていました。こんなに天気はいいのに!芦ノ湖もくっきり見えるのに!
富士山のアホー!と本当に叫ぶとアレな人になってしまうので心の中だけで毒づいていたら、突風が吹いて自転車が倒されてしまいました。心の中を富士山か芦ノ湖に見透かされましたかね、くわばらくわばら。



 そんなこんなで椿ラインを下り、本日の最終目的地である湯河原梅林に到着しました。遠めに見ても白や紅が鮮やかで、ちょうど見頃です。
 先日行った曽我梅林も美しかったですが、あそこは小規模な梅林の集合体なので、遠目からの迫力という点ではこちらに軍配が上がります。



 花見といえば普通は桜ですが、平安時代以前は梅の方がポピュラーであったそうです。その証拠に、万葉集にある桜の歌は43首に対して梅の歌は110首もあるのだとか。



 家を出る時は雲が多かったのですが、すっかり青空になってくれたおかげで花の色も映えてくれます。



 こういう綿毛みたいな風情は桜とはまた違ったよさがあります。険しい箱根旧道を越えてきた甲斐がありました。


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