バーレーン戦辛勝から見えたもの

バーレーン戦が終わった。とにもかくにも、緊張の試合であった。結果がすべてであるが、まずはホッとしたというのが実感ではなかろうか。

　前半は緊張感の中、結果は０－０に終わった。コーナーキックやＦＫも多かっただけに、得点という結果が出せなかったのは不満である。
　中村も、ＦＫのたびに壁にぶつけていたし、タコユキも相変わらず無駄なキープや創造性のないパスを繰り返し、鹿嫌いの小生をイラつかせるには十分だった。

　そんな緊張感をほぐしてくれたのは、中村だった。やはり、レベルが違う、彼がボールを操ると、ほんとにボールに命が宿る。
　しかし、先制点が中村のＦＫからとはいえ、オウンゴールだったとは！まあこれで試合が動き出したことに変わりはなく、一気にめまぐるしくなった。

　それにしても、ジリジリする。コーナーキックやＦＫは比較的取れるのに、そこからがダメだ。相手ＤＦも長身揃いで高原も、競り勝てない。
　なんとか言っている間にロスタイムになった。なんと４分・・・うーむ、なんとも長い。しかし、三都主が上手にキープしたと思えば、余計なイエローをもらう。

　おお、稲本まで入れての時間稼ぎ・・・やった、終わった。なんとか、逃げ切ったが終盤もなんともヒヤヒヤするシーンの連続だった。
　この試合のＭＯＭは、中村しかいないだろう。中盤でのキープやタメを作った点で、結果も出た形である。
　あっ、ＭＯＭはサルミーンか・・・（苦笑）

　これで、日本はイランに次ぎ勝ち点６で二位となり、ひとまずの危機は脱した。逆に北朝鮮は、二位以上は絶望的となった。試合内容はいいだけに、なんともである。
　だが、後半戦は折り返しバーレーンとアウェイ、北朝鮮と連続し、さらにホームとはいえイランと続く。今日のような、決定力不足では、先行きは不安である。

　北朝鮮のアウェイは、とてつもなくすごいムードとなるだろう。さすれば、日本とすれば、なんとしてもあと二つを意地でも勝ち点取るつもりでやるしかない。
　あと二つ、ドイツへの道へ・・・頑張れ日本！