アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

年忘れ市馬落語集

2009-12-28 06:42:38 | 落語
さて、今年は昨日の「年忘れ市馬落語集」が聞き収めの会となった。市馬の十八番といえば、この時期なら「掛取り」だし、もしかして・・・と聞きにいった。

 会場は銀座のブロッサム会館、なにしろ入れ物としてはかなり大きく落語会にはちょっとなあと思うくらいだが、取れたチケットが二階席のかなり後ろの方。
 というのは、何しろこの会ゲストがすごい。市馬の兄弟弟子の花緑と、いまや立川流の信奉者なら何をおいてもというくらいの人気の談春だ。

 といいつつ入場するとトップ写真のとおりプログラムが・・・えっ、市馬の会なのに、市馬・花緑・談春の順なの? と思ったら後半が昭和歌謡大全集という(苦笑)
 まずは開口一番、市楽の「悋気の独楽」。なかなか悪くないできだった。そして、プログラム通り、市馬が登場。何かと思えば「味噌蔵」だった。

 先代三木助とも小三治とも違う、市馬ならではのスケールの大きなまっすぐな芸はさすがの一言。当たり前の芸を当たり前にやって、なぜこんなに面白いのかと。
 バッチリ楽しませてもらった後は、花緑か・・・と、ちょっと待て。高座返しがどこかで見たような・・・って、おお柳家三三じゃないか(汗)

 ざわつく場内を押さえて花緑が「天狗裁き」で続く。これまたさすがで・・・そして鞍馬が鳴るといよいよ談春か・・・と思ったら、三三がいきなり座る(笑)
 そこで三三は市馬からいつも稽古をつけてもらっていることを告げる。なるほど、小さんの芸の正統派の継承者といわれている市馬だが、小三治~市馬~三三という大きな流れを感じたぞ。

 そして市馬とも仲のいい談春の登場だ。風邪なのか声がつらいようだが、始めたのが、「小猿七之助」という、談志が講釈ネタから持ってきたネタ。
 うーん、前回も感じたが上手い、上手いんだが、理詰めでどうにもつらい。やはり小生、談春は口に合わない感じだ。

 さあて、中入り後はフルバンドをいれての昭和歌謡大全集。本当に楽しそうな市馬がタキシード姿で登場だ。なんとも場末の温泉旅館のショーのような風情が(爆)
 しかし、さすがに市馬のファンはすごい。この歌謡ショーに合わせて、なんと場内にペンライトを持ってきた人がチラホラ(苦笑)

 場内に来ていたであろう、談春ファンや花緑のファンからすると、これって、いったい・・・だろうなあと。ともあれ、こいつあ楽しい会だった。来年も市馬には楽しく聞かせてもらいたいものだ。あっ、もちろん落語も・・・って、どっちが本業なのかい(爆)
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2 コメント

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Unknown (june_h)
2009-12-28 14:50:48
桂さん初めまして!コメントありがとうございます。
私も2階席でしたよ♪ペンライトの人にはビックリでしたね(笑)。
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コメント&トラバありがとうございます ()
2009-12-28 17:05:57
june hさん
コメント&トラバありがとうございます。
今後ともよろしく。

june hさんも二階でしたか。小生は25列でしたので、さすがに落語にはちょっと遠かったですが、歌謡ショーはOKでした。逆に、小生のすぐ近くのドアから歌謡ショーのときに談春と三三が顔をのぞかせたときは二階でよかったなあと・・・
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