アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

白酒・兼好二人会@三鷹

2018-04-17 07:00:08 | 落語

前日、市馬独演会に出掛けた小生だが、翌日は白酒・兼好二人会が開催されたため、続けて三鷹市の星のホールに出掛けた

 

 いつものようにこちらに入場すると満員御礼という貼り紙が目に留まる。またさらにいつものように、終演は未定と。

 この二人とも小生お気に入りだが、前日の市馬が落語でいえば保守本流の正統派なのに対し、この二人はともに個性的な演出が光る人気者だ。

 

 独特の毒を吐きながら、予想外のくすぐりで場内を爆裂させる白酒。これがウルトラ古典派の五街道雲助の弟子というのも興味深い。

 そしてもう一人兼好は円楽党の好楽の弟子にして、会津の出身。これまた切れ味鋭いセンスで予想だにしないくすぐりを仕込んでくる兼好

 

 特に兼好は寄席には出られないので、こういう会は貴重である。さて、開口一番は兼好の弟子のじゃんけん。前にも聞いたが、口調が良かった記憶がある

 おしゃれな高座着だが、帯がいただけなかったが・・・肝心の噺はしっかりしている。ネタは「金明竹」だったが、聞かせどころ上方弁の早口も良かったぞ

  

 おかげで睡魔にも襲われず、白酒につなぐ。満面の笑みの白酒が、まずはホールの事務長の森本さんをいじりながら、独特のマクラで爆笑の渦に巻き込む。

 だが、それにしてもやや長いぞと思ったら、ようやく始めたのが「親子酒」。これがまた白酒独特のギャグが爆裂する。すっかりやられてしまったが、おそらくマクラで調子こいたので、親子酒しかなかったのかと。

 

 そして続いて兼好の登場だ。何をと思っていたら、夢のマクラだ。まさか昨日聞いた「夢の酒?と思いきや、「天狗裁き」だった

 これまた爆裂するくすぐりにすっかりやられてしまい、中入りとなった中入りの時の舞台がこちら・・・めくりが雑にめくられていたので、森本さんが直していた(汗)

 

 さて再開である。まずは兼好が登場。甚兵衛さんの話から出て、始めたのが「熊の皮」だった。生で聞くのは久しぶり?

 確かにちょっとレアかもしれない。が・・・そこはそれ兼好のアレンジは抜群だ。バッチリ楽しませてもらった。

 

 そしてラストは再び白酒。始めたのがおバカな殿様…とくればおお・・・「松曳き」だ。これまた白酒ならではのしつこいまでのギャグの連発にすっかりやられてしまった。

 松曳きは市馬もよく掛けるが、市馬のそれが本格派の重厚さを醸し出すのに対し、ナンセンスそのものというやりとりがいかにも白酒らしい。

 

 かくして大満足で程よい疲労感で帰路についた小生であるが、それにしても二日続けて三鷹落語会ってビョーキかなあと・・・・

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