アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

平成の大遷宮 出雲大社

2013-12-09 06:00:13 | つれづれ


雲太・和二・京三という言葉がある。平安時代の数え歌みたいなものなんだが、日本の巨大建築のベストスリーを言ったものだ。


 第一位は雲州すなわち出雲の建築ということで、出雲大社をさしている。その出雲大社が60年ぶりに大遷宮ということで、出かけてきた。
 今年は伊勢神宮の遷宮でもあり、小生にとってはおそらく最初にして最後の遷宮の重なる機会ということになる。

 考えてみると、今年は夏に戸隠神社、秋に伊勢神宮と出かけており、なんか神社マニアのようになってしまったが、そういう年回りのようだ。
 ただ、同じ遷宮といっても伊勢のそれが隣の敷地に同じものを建て直すのに対し、こちらは屋根とか、その他いたみの激しいところを補修するもの。

 直前伊勢神宮を見てきた小生からすると、ちょっとイメージが違うが、それでも屋根の真新しいのはよくわかる。
 さて、縁結びの神様としてメジャーな当地。それらしき女性のお客さんも多い。ご案内のとおり、ここは大国主命が祀られている。


 また、本殿の正面に向かって座っておらず、西を向いて座っていらっしゃることでも有名だ。本殿の周囲を回ると西側に小さなお詣り場があり、行列ができていた。なんでも、ここからだと神様と正対して拝めるのだという。
 ちなみに、冒頭の言葉によれば、かつての出雲大社は高さ48mあったという。

 現在は24mだが、その倍あったという伝説だ。これに対し、マユツバという説もあったが、2000年に古代のとんでもない柱が発見されたことで、事実だと言われるようになった。
 だがそれでも、やはり風格のある佇まいは素晴らしいし、伊勢神宮とはまた異なるパワーを感じる。

 記紀の神話では、大国主命は天孫一族に国譲りをしたことになっているが、土着の神であった大国主命が、渡来系である天孫一族に平和的に譲るはずはなく、戦争があったことは間違いなかろうと。
 西向きの配置も、そんな関係と言われているようだ。

 天岩戸を祀ったのが戸隠神社、天照大御神を祀った伊勢神宮と、国つ神の大国主命を祀った出雲大社・・・この三つはこれからもずっと残っていくのだろうなあと。
 この国の長い長い歴史とともに・・・
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