さて、平昌五輪の代表発表から一夜明け、今更ながらに樋口に関する記事に目を留めた。
樋口新葉、落選に涙「倍返しの始まり」とつぶやく 世界選手権は代表に
実は樋口新葉で検索すると「性格悪い」なんてワードが出てくるのだが、それは彼女の気持ちの強さから出てくる言動に由来するものの様子。
たとえば、今期のグランプリシリーズについても、「ファイナルに出たい」ではなく、「何が何でもファイナルに出る」という決意の言葉が出てくるからだ。
そのくらい気持ちを前面に押し出してくる選手だけに、今回の落選はとてつもなくつらかった様子。我々ファンの何倍も悔しいはず。
記事にあるように、「(連盟から落選を知らされた時は)つらい顔だった。下を向いて聞いていた」と明かした。同コーチが五輪落選に触れず「世界選手権が決まったねと言うと、そこから大泣きになった。悔しかったんでしょう」・・・と。
さらに、自身のTwitterでは、「何があっても明日は必ずやってくるし、諦めなかったらいつかいいことあるって信じてこの先どんな辛いことがあっても、今日のことがあったから頑張れるって思えるようにこれから倍返しの始まりだ。大変だ、だけど四年もかけてじっくりじっくり煮込むからきっと美味しくなるね」とつぶやいた。
おお、ファンとしては嬉しいぞ・・・「倍返しの始まり」。なんて力強い言葉だ。さらに「じっくりじっくり煮込むからきっと美味しくなるね」・・・おお、感動だ。
北京五輪のリンクには成熟した、そして力強い樋口の姿がきっと見られることだろう。あっ・・・小生が生きていられれば・・・だが(汗)
そうそう、平昌五輪とともに四大陸選手権と世界選手権の代表も発表になった。男女シングルだけに絞らせていただくが、これまた興味深い選考となった。
四大陸は男女とも3枠あるが、男子が宇野・田中・無良、女子が宮原・坂本・三原となった。羽生は1月の大会ということで避けた形かと。逆に無良の仮面舞踏会をもう一度見られるのは嬉しいが、見ながら泣いてしまいそうな気も・・・
そして注目は世界選手権だ。男子は宇野・田中・羽生、女子は宮原・樋口となった。男子は五輪と同じ選出となった。
女子は、坂本と五輪を争った樋口を選出したが、これまたしつこい小生はトリノ五輪のときのそれを思い出してしまった。2006年のことだ。
あのときの五輪は村主・荒川・安藤、世界選手権は、村主・荒川・中野だった。そして荒川が世界選手権辞退で、補欠の安藤にお鉢が回ったのだが・・・
トリノ五輪の前にすでに骨折していたということでこれまた辞退、急きょ引退を予定していた恩田に出場を要請した次第。この時準備も整わぬ中で、なんとか出場してくれた恩田には心意気を感じたぞ。
それともかく、この時は村主が銀メダル、中野が5位で三枠を確保した。ちなみに恩田は11位で、仮に村主と恩田の組み合わせでも三枠だった。
皮肉にも昨年の世界選手権は、三原・樋口・本郷で二枠になったわけで、今回は宮原と樋口で三枠を確保してもらうしかない。
きっと、やってくれる・・・信じながら応援したい。
ところで、本題とはまったく関係ないのだが、今回のフリーの三原と新田谷の衣装ってずいぶん似てるように思うんだが・・・って、新田谷ファンというのもかなりマニアという指摘も(汗)
というより、この記事と写真がまったく合っていないという指摘も・・・(苦笑)
21歳の本郷選手はすでに“ベテラン”扱い。
今回五輪を逃した、16歳、17歳たちが、4年後は20代で初の代表を目指すのですね。
今、12歳あたりが参戦してきて、本田姉妹の争いもありうる?
樋口選手の言葉もすごい。五輪のあとの世界選手権、どんな光景が待っているのか、楽しみです。
今回の樋口選手のこのつぶやき、実は半分で字数いっぱいに二回に分けてのものでした。いかにも気持ちの強い樋口選手らしいものでね。
その意味で世界選手権も今から楽しみですし、shimaさんおっしゃるように四年後の戦いも今から楽しみですね。三原や樋口、そして真凛ちゃんにとってもおそらくは最初で最後になるかも? というところに本田姉妹や紀平などなど・・・とんでもないことになりそうな。