ROSSO e NEROでディナー

とある情報誌で、イタリアン懐石が半額になるという情報があり、出かけてきた。イタリアンオヤジとしてはやはり心が動く。


　場所は麹町である。ホテルニューオータニにも近い。名前はリストランテ「ロッソ　エ　ネロ」という。イタリア語で「赤と黒」という意味だ。
　その名のとおり、インテリアは赤と黒が効いている。赤のテーブルクロスがきれいなところでまずはワインで乾杯だ。パンがなかなか美味しい。

　と・・・待てよ、確か今日はグラスワインがサービスのはずじゃあ・・・周りを見回すと確かに皆置いてある。おいおい！
　店員さんに声をかけたところ・・・すっかり忘れていた。おい、席に着くな否や飲み物のオーダーを取りに来ていたじゃあないか。減点１(怒)

　まぐろの生ハム巻きをカルパッチョ代わりとしてスタートし、パスタ・魚・肉・・・それぞれ少しずつ提供される。
　提供されるインターバルがあまりに長いのが減点ものだが、いずれも美味しい。百聞は・・・で写真をご覧いただこう。


　だが料理が進むにつれ、嫌な匂いがしてきた。なんと、小生たちのテーブルの斜め向かいの席の４人のうち３人がタバコを吸っているのだ。
　我々より後から来たメンバーだが、とにかく片時もタバコを消さない。料理が来てもタバコを消さないので、その煙が周辺に流れてくるのだ。


　あまりにすごいので隣の席のカップルが申し出て席を変えてもらった。我々もと思ったが、もうコースは終わりかかっているので、ドルチェを急いで持ってくるよう頼んだ。
　かなり広い店内で、席はかなり空いていたし、予約の時も時間を細かくずらすよう要請されていた。にもかかわらず、席は３／４以上空いている。

　それなのに、我々の一角だけはすべて席が埋まっている。禁煙ならいいが・・・せめてもの分煙の体勢がまったくない！これは減点２０だ(怒)
　まあ、そもそもこのお客たちがあまりに・・・なのだが、あまりに腹が立ったので、写真を公開することにした。おい！お前らだぞ！(激怒)

　料理もムードも値段も満足感が高い。だが、分煙体制だけが不満な店であった。