アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

日米首脳会談の評価と変わりたくない国民

2017-02-16 07:00:09 | つれづれ

予想通りの日米首脳会談だった・・・これが小生の感想である。と同時に、予想通りの結果に改めて、この国の未来に絶望しつつある小生だ。

 

 今回の首脳会談については、連日マスゴミが提灯報道を連発し、「異例の厚遇」とか「日本重視の表れ」とかバカな評価を垂れ流していた

 が・・・その実、トランプ政権になって今回の首脳会談で新たに得られたものはあるのか? 「尖閣が日米安保の対象であると明言してくれた」って? 

 

 そんなことは今回トランプは一言も言っていない。言っているのはどこかのバカ首相とマスゴミたちだけだ。

 アメリカが言っているのは「日本の治世下にあるすべての地域において、安保の対象となる」ということであり、「尖閣」なんて書かれていない。

 

 このことは、オバマ政権以前のアメリカがずっと言ってきたこととまったく変わっていない。つまり、尖閣が日本の治世下にあれば対象だが、中国に占領されてしまえば、それはもはや対象ではないという意味なのだ。

 国際法的には、実際の治世下にあるかどうかが重要で、たとえば日本がどれだけ声高に正当性を主張しようとも、竹島は国際的には日本の領土というには弱いのが現実。

 

 だから、現在日本が実効支配している尖閣は当然、「現在は」日本領だが、ひとたび力づくで占領されれば・・・なのだ。

 たったそれだけのことを確認するために、こちらが這いつくばるようにしてアメリカにへいこらしたどころか、国会ではそれが日本にとって唯一の道とまで強弁するに至っては・・・

 

 今回の首脳会談の評価は、日本と海外では大きく異なっている。ドイツやイギリスなどは、酷評レベルであり、今後日本がさらされる様々なリスクについても言及している

 中国や韓国については書くまでもないだろうが、興味深いのは両国が「朝貢」という言葉を使っていること、なんとも象徴的だ。

 

 ところが、国内では絶賛の嵐、調査によれば国民の7割が評価しているという。まあ、3割が評価しないのなら、まだ救いはあるが・・・

 ある報道番組のコメンテーターが、こんなことを言っていた。「今回の結果と、その国民の評価を見て、やはり日本人は変えたくない、変わりたくない国民と認識した」と。今までどおりだよ・・・と聞いて、「ああ、よかった、安倍さん万歳」と。

 

 小生がええっと思ったのは、NHKの番組にバカ首相が出演したときのことだ。北朝鮮政策について、オバマ政権のそれをこき下ろし、トランプは違うと言っていた

 おいおい、オバマの広島訪問や、真珠湾であれだけ持ち上げといて、選挙の結果が出たら、見事な手のひら返し・・・さすがに頭が良くていらっしゃる。それまでゴマをすり続けた上司が異動したとたんに、前任批判をして、後任にへいこらするどこかの国の多くのサラリーマンにも相通じるといえばそうか・・・

 

 ドイツのマスコミのコメント「トランプの政策を批判しない数少ない首脳」というのが、本質をついている。カナダやオーストラリアの首相の矜持を見るにつけ、なんて情けない我が国の代表だ。

 以前も書いているが、アメリカの本音は、日本は植民地であり、カツアゲやたかりの対象でしかない。それを変えようとしないどころか、その立場を嬉々として受け入れている・・・この国に未来はあるのか・・・

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