さてさて、トランプ大統領の入国締め出し問題で、どこかの首相は「コメントする立場にない」と言い、そのことが海外では大々的に報道されたようだ。
例によって、報道されている事実については国内メディアはダンマリを決め込んでいるが、この発言が海外でどう見られているかは想像に難くない。
このスタンスについて、安倍支持者は「日本は難民を受け入れていないのだから、このコメントは正解」と支持しているようだが、冗談言うなよって。
少なくとも、この政策に反論したとしても、「じゃあ日本は難民受け入れてるのかよ」なんて言われることもないだろうし、言われたとしても自国の立場を主張すればいいだけだ。
小生が言いたいのは、この国には「自国の立場を主張したり、他国の政策について意見を言う」ということが、およそないことだ。
特にアメリカに対しては、何をどう言ってきても、「おおせの通り」の立場を貫き続けている。こちらの記事で小生、日本はイジメられっ子だと書いたが、本音のところで、日米「同盟」と言っているのは日本だけではないのかと。
アメリカの本音は、いまだに日本はアメリカの植民地でしかないだろう。
現にアメリカの日本に対する構造改革やら法律整備などは、事実上すべてその通りに実現している。民主党政権時に、アメリカに抵抗したとたんにポシャッたことも事実。
以前、日本はアメリカの51番目の州と言われたこともあったが、とんでもない。実際は植民地でしかない。それで思い出したのは、以前北朝鮮の6か国協議という枠組みがあった頃、北朝鮮が「日本には参加する資格がない、なぜなら日本はアメリカの植民地だから」と言ったことがあったはず。これって・・・オフィシャルには言われないが、多くの国が本音で感じていることでは・・・と。
アメリカからすれば、日本にはどんだけ言っても抵抗してこないパシリみたいなものだから、なめきっているはず。
これはもはや独立国と言えるのか・・・って。トランプ大統領は日本の為替政策についても、名指しで批判してきた。
間違いなく、円安政策も文句つけてくるだろう。どこかの首相のことだから、国内向けには、「日本の立場と正当性を主張していく」と答弁するだろうが、おそらく、言われるままに円安の是正も受け入れるだろう。
で、これもまた予想されるのは「適正な水準になっただけで、成長力は失われていない」とか、「円高になったのは、海外の日本への評価が上がったからで、これもアベノミクスの成果である」なんて言いそう・・・
本当に不思議な国である・・・あっ、国じゃなくて植民地か。
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