ダイヤ改正で寝台がどんどん廃止

３月１５日のＪＲのダイヤ改正はマニアにとってはなかなか悲喜こもごもであった。いや正しくは、悲そのものであっただろう。

　新幹線のダイヤがどんどん進んでいくため、逆にレトロな存在となった寝台車がどんどん廃止されてしまったのだ。
　もちろん飛行機や夜行バスなどライバルも多く、実際に寝台車の乗車率の低さは目を覆うばかりという話も聞く。

　小生が学生の頃、落語の口演で九州などに出かけるときは、寝台車と周遊券がセットが定番であった。しかし、その寝台車を取るのに苦労した記憶がある。
　逆にいえば、その頃がブルートレインの全盛期だったのかも知れない。小生、夜行バスではなかなか寝られずいい思い出もないが、寝台車はよく寝られるので好きだった。

　朝方、浴衣を着たまま、外の景色をボーッと眺めるときの幸せな気分がたまらなかった。
　ときに、今回廃止される寝台車の象徴的な存在が、東海道線の急行銀河であった。大阪・東京を新幹線の最終より遅く発車し、東京・大阪に新幹線の始発より早く到着するのがポイントで、京都に勤務していた頃、一度緊急会議で利用したことがある。

　前日、遅くまで行事があり、翌朝９時までに戸塚に行かなければいけなくなったため、利用したのだが、正直幸せであった（←マニアか、やはり）
　ところで、こんな中、こんなニュースも出ていた。
　廃止予定の寝台特急「なは・あかつき」ヘッドマーク盗難(読売新聞) - goo ニュース


　うーむ、マニアとしては気分はわからんではないが・・・やはりマニアのしわざであろうなあ。しかし、犯人は見つからないのかしらん・・・
　犯人が見つかったあかつきには、そのなは（名は）しっかりと公表してほしいものだ・・・って、ちょっと苦しいオチだったか（汗）

　しかし、寝台車に乗った経験が昔話になってしまう日は近いのかも知れないなあ・・・