アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

ふるさとの訛りなつかし

2011-12-11 06:25:05 | つれづれ
「ふるさとの 訛りなつかし 停車場の 人ごみの中に そを聴きにゆく」石川啄木のあまりに有名な短歌である。人口に膾炙している歌だと思っている。



 ちょうど昭和の成長期、上京してくる若者の、東京でのキーステーションといえば上野だった。映画「always三丁目の夕日」では青森から上野に降り立つ堀北真希を堤真一が迎えにきていた。
 もちろん、小生のように伊豆から東京に来た人間にとっては上野になじみはないが、とにかく当時の上野は、ふるさとと東京を結ぶ駅の象徴だった。

 冒頭の歌碑は今も上野駅の東北線のホームのかたわらにたたずんでいる。
 なんて文学的な書き出しになったが、実は先日のこと池袋駅のコンコースで思いっきり訛っている放送を聞いてしまった。

 なにしろ「JR」のイントネーションが、すでに違うのだ。えっ・・・何これ? と思ったら、一通り終わったところで、「ただいまは、○○弁でのふるさと切符のご案内でした」とナレーションが入った(汗)
 そして、またまた別の訛りの放送が・・・(汗)

 そこで気づいたのが、「ふるさと行きの乗車券」(トップ写真)の広告だ。年末年始をふるさとで過ごす人のためにJR東日本が企画している商品だ。
 サイトを見ると、けっこうあちこちに向けての乗車券があり、お得な金額まで表示されている・・・が、伊豆方面の切符がないよう(涙)

 と思ったら、同じJR東日本で「東北応援パス」という切符のポスターも見つけた。こちらはなんと東北だけでなく、伊豆急行線まで乗れるという。
 うーむ。時節柄東北応援はわかるんだが、伊豆はいつから東北になったんだ(汗)・・・ということなら、「ふるさと行きの乗車券」伊豆方面も作ってほしいなあ・・・

 なんて思っていたら、いよいよ聞き取れない訛りの放送が始まった。うおっ、ここまでくると意味わかんないよ・・・
 しばらくしてそれが中国語の放送だったことに気づいた(苦笑) うーむ、昔は訛りを聞くなら上野だったが、いまや地方に加えて中国の人たちも池袋に・・・って、時代なのかも(苦笑)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« もはや定番、モンテルセーロ | トップ | 腹黒屋でもつ鍋 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

つれづれ」カテゴリの最新記事