アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

巣鴨の小辰

2013-08-28 06:00:22 | 落語
最近追いかけている小辰だが、もともと大塚の出身で、おばあちゃんが巣鴨でお店をやっているとか。そのご縁で、巣鴨の小さなホールを使って勉強会をやっている。

 それが「巣鴨の小辰」という会である。これまで二回は平日の昼間にやっていたので、さすがの窓際の小生も行けなかったが、今回は夜ということで出かけてきた。
 今回は、生まれて初めて落語を聞くという人もご一緒した。作法はどんなものかわかりませんので・・・なんて聞かれたが、そんなものはないよ~って。

 と開演である。まず始めたのが「真田小僧」前座だと、途中で降りることが多いが、さすがに独演会だから、サゲまでやった。
 いい出来だ・・・と思ったところに落とし穴(汗)。サゲでトチッてしまったのが惜しい。そして、ここでいったん降りて、そのまま出てきて二席目だ。

 始めた噺は・・・えっ、ええ・・・まさか、これは・・・そう、極めて珍しいネタ、「団子坂奇談」だった。
 このネタ、扇辰がやるくらいで、まずほとんど聞けない。怪談噺に見せかけてのひねりもの。生で聞くのはめったにない。

 この日が初落語の方には、大変な経験になってしまったかも・・・その人、なにしろパンフをみて「じゅげむ」ってどういう意味ですか? なんて聞いてたくらいだ。
 その人にとって、生で聞く二席目がこれ・・・むむむ、レアだ。

 さて、中入りが入り、再度小辰が登場。大塚の阿波踊りの話から、お祭りの話・・・とくれば、おお「佃祭り」だ。
 先日、代々木で聞いたばかりであるが、この日の出来もすごくよかった。ねずみといい、佃祭りといい、こういう噺をやらせると、とても二ツ目なり立てには思えない。

 またか・・・というガッカリ感もなく、最後までしっかり聞かせてもらってお開き。この噺自体、測ってみたら本題は30分くらいであった。
 なるほど、妙に冗長にならずにいい感じになっていた感じだったのは、そんなことも効いているのかも・・・って。

 巣鴨までの帰り道、初めての人におそるおそる感想を聞いたところ、イメージよりも親しみやすく、わかりやすかったし、面白かったと。
 ちょっと安心しながら、帰路についた。その人も、新たな落語会仲間に入りそうな感じになったかなって。
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