アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

健康寿命と平均寿命

2016-07-17 06:00:08 | つれづれ
先日、ひょんなことから聞こえてきた話が、「静岡県って平均寿命と健康寿命の差が一番小さいんだって」というものだった。


 ある年齢の人が、あとどれだけ生きられるかを示すものが平均余命といい、0歳の平均余命を平均寿命という。
 これに対し健康寿命は、日常生活に制限のない、自立した生活ができる年齢であり、おそらくこれからは健康寿命が話題になるはずである。

 平均寿命と健康寿命の差、現在の実績は全国平均で男性9.13年、女性が12.68年という。平均寿命では男女で6歳の差があるが、健康寿命では3歳の差に縮まる。逆に言うと、ともに不健康になってからもかなり生きるという・・・
 さてくだんの静岡県についてだが・・・平均寿命では男性こそ10位だが、女性は32位という。よって、健康寿命との差が小さいということは明らかだろう。こちらこちらの記事では、健康寿命が全国一位の静岡県についてその原因を探っている。両方に共通しているのは緑茶が身体にいいということだった。

 さらにはしょって言うと、静岡県はお米の消費量が全国一位とか。さらにさらに「飲酒習慣者」の割合は全国で2番目に低く、肥満者の割合も全国で5番目に低いという。
 「地場の食材」の豊富さでは、静岡県が全国1位で、農水産物の生産品目数は219品目に及ぶ上に、気候がちょうどいいという。

 むむ・・・静岡県出身の小生だが、すでに静岡県を離れた期間の方が長いので、いまや静岡県人とはいえないが秘訣は勉強したい。
 だが、肥満でお米を食べず、しも飲酒習慣もあるし・・・お茶はあまり飲む方ではないなあ・・・


 しかも、今後健康寿命に比べ、平均寿命はさらに延びる可能性が高いという予想があるそうな。つまり、命はあるが健康ではない、もしかしたら介護の期間が長くなるということ。これは本人にとって、家族にとって幸せなことなのだろうか。
 ここからは炎上覚悟で書くと、75歳を超えたら健保では、積極的な治療はしないようにすべきだと考える。

 現在の日本では、安楽死は認められていないが、それとは逆に終末期に延命することが多い。これがなくなれば健保の支払いは半分になるという試算もあるという。
 つまり(冷たいことを承知でいうと)、もはや助からない方の命を、無理やりラスト一週間延ばすようなことが、健保財政にものすごく負担を掛けているという・・・

 また、欧米では寝たきりの人が少ないが、それは自分で食べられなくなった人に積極的な治療をしないためだという。
 なぜそこまでして治療をするか・・・それは、医師会が政府に圧力を掛けているからだ。

 私見ではあるが、一瞬でも長く生きたい人と、健康でなくなったらもういいやと思う人がいるはず。そこに命の終わりを決める選択肢があってもいいかと
 さらに冷たいようだが、終末期医療は自己負担にするとか、75歳以上は胃瘻など積極的な治療はやめるといったことが必要ではないかと。

 小生個人の話だが、健康寿命を意識してトレーニングや節制はしたいが、病気になってからは無理にとは思えない。
 まさに大橋巨泉のように、ワインも飲めない、ゴルフもできないのなら生きていても・・・という気持ちに共感を覚える小生である。
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