ジンギスカンキャラメル、美味しくなって・・・トホホ

以前の記事で、不味さ爆発のジンギスカンキャラメルを取り上げたことがあった。いろんな週刊誌などにも取り上げられていたし、不味さが話題となって売れているというユニークなケースであった。

　駅のコンコースで先日ジンギスカンキャラメルを見つけたが、ご覧のとおり他のキャラメルと同様に並べられつつも、「不味い」との表記が・・・（汗）
　うーん、不味いのを売物にしているというと、これのほかには青汁くらいしかないのでは・・・すごいなあ。

　元々これは、社長の「飽食の時代。おいしいものばかりが売れるわけではない。遊び心が肝心」という思いをくみ取った新入社員が料理とお菓子の異色な組み合わせを提案し、誕生したもの。
　その後、新聞やテレビで取り上げられると、全国の卸業者から注文が相次ぎ、ピークの１０～１１月には月１５万箱、今でも月約１０万箱が売れているという。

　これに気を良くしてみそ味やウニ風味も開発中だが、この会社の社長、その一方で大真面目に「美味しい」ジンギスカンキャラメルを開発していたらしい（苦笑）
　その特徴はミルク味。「まろやかな味」が堪能できるようにと、一粒の大きさも約２倍に。パンチの利いたジンギスカン風味はぐっと抑えたとか。

　なんでも、社長自らの企画らしいが、これが売れない・・・第２弾の売れ行きは４月の発売からまだ１０万箱弱という（汗）
　仕入れ業者や小売店からは「今さらおいしくされてもイメージと違って困る」「うまみが増したらインパクトに欠けてつまらない」との声が・・・（爆）

　確かに、三の線で売ったものを二の線にするのは難しいのだが・・・それにしても・・・社長、もうあきらめてとことん狙っていったらどうなんだ。
　イメージキャラクターにヒロシとか使って、自虐路線まっしぐら。「ヒロシです。今度のキャラメルは、イクラの生臭さが漂うとです」なんて（苦笑）

　いっそのこと、宴会の罰ゲームに特化した商品を企画するとか（汗）。そしたら少なくとも、桂一族には売れると思うのだが・・・１０箱ぐらいは（爆）