MercedesのベースグレードとなるAクラスについては、初代から二代目がいわゆるAセグメントのトールボーイスタイルで推移したのに対し、2013年にデビューした現行モデルの三代目(トップ写真)は、一気にサイズも大きくなり、ゴルフの対抗馬的な車格になりCセグメントになっている。かつて正式発売前に見せていただき、先行記事も上げたことがある。
現行モデルは、かつてのユニークなコンセプトに対し、いわば普通のFFハッチバックになってしまったことに対し、落胆した向きもあったやに聞く。
ただし、セールスとしては大成功のモデルであり、同じシャシーを持つBクラス、CLA、GLAという派生モデルを含め、いわばMercedesのエントリーグレードとして機能している。
そんなAクラスだけに、次期モデルについてもMercedes的には失敗は許されないものとなっているはず。
というところで、次期モデルの噂がニュースになっていた。記事はこちらである。これによると、新型Aクラスは、現行CLAの進化形になりそうだ。
CLAはスタイリッシュな4ドアクーペとして日本でも大人気だが、後席のヘッドクリアランスこそきついものの、後席足下はゆったりしていて、トランクも大きい。
いわば、スタイリッシュながら実は実用的という・・・ぜいたくなモデルだ。しかもその派生モデルのシューティングブレーク(右写真)も人気が高い。
さて、ここまではいいのだが、気になるのはAクラスが現行のCLAとなるとすると、今のAクラスに当たるハッチバックはどうなるのか・・・だ。
AクラスがAセグメントからCセグメントに昇格したことは冒頭書いたが、もともとDセグメントにあたるCクラスが大型化しているという事情がある。
つまり現行のCクラスはすでにEセグメントに近い存在、いやむしろEセグメントというべき存在になっており、となるとAクラスはD~Cセグメントをカバーすることが求められると考えるのだ。
実は、このことは現行のCLAとCクラスの関係にもなっており、CLAとCクラスの先代モデルは近いサイズ感となっている。現行CLAはサイズ的にはDセグメントだ。
よって、小生の予想ではAクラスとしてDセグメントサイズのモデルとして売り出され、派生モデルとしてCセグメントになるハッチバックを展開させる。
逆にSUVやシューティングブレークは、Dセグメントとして遅れてモデルチェンジすることになろう。Bクラスは、やはりCセグメントのままとなろう。
いずれにせよ、実際のモデルがリリースされるのは、おそらく2019年~2020年になるだろうから、もうしばらく楽しみに待つしかないのかも・・・
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