祝 藤枝順心二度目の全国制覇

静岡県人の小生にとっては、甲子園でどうだというよりも正月の高校サッカーの方が関心が高かったりしている。


　が・・・静岡県の県技とも言うべきサッカーの地盤沈下も目を覆うばかりで、今年の大会も一回戦負けのていたらく・・・
　ジュビロも今年はJ1復帰したものの、エスパルスがJ2降格・・・うーむ、なんともと思っていたところに高校女子サッカー選手権を制したのが藤枝順心だった。

　今年の大会は、ここ数年覇権を争っていた、日ノ本学園と常盤木学園が一回戦で当たるということもあり、藤枝順心としてはチャンスではあった。
　2014年には藤枝順心は決勝で日ノ本に敗れている。このときにファンになった小生だが、今回は、日ノ本を破った常盤木を二回戦で下したのが、同じ静岡の常葉橘だった。


　さらにこの常葉橘をPK戦で下したのが決勝に進んだ神村学園だったという・・・なかなかの勝ち上がりであった。
　さて、決勝戦は静岡っぽいパスサッカーを展開する藤枝順心と、セットプレーやロングボールで押してくる神村学園の持ち味がぶつかり、見ていても手に汗握るものだった。

　前半はポゼッションを取った藤枝順心が先制はしたものの、神村に逆転を許し、1-2で終了。だが、ここからが盛り上がった。
　後半に入ってもポゼッションを取り、優位に試合を進める藤枝順心がフワッと浮かせたスルーパスからトップ写真の同点弾を決める。


　さらに、絶妙なスルーパスから角度のないところを、見事なダイレクトボレーで決めてくれたのが、一年生のサイドバックの選手。
　これは、見ていてスゲーと思ったくらいに見事なものだった。結局この一点が決勝点となって、藤枝順心の鮮やかな逆転勝利だった。

　実は藤枝順心の全国制覇は二度目だが、決勝には何度か来ていて、全国女子サッカーの名門であることは間違いないのだが、やはり全国制覇は格別である。
　これでますます小生は藤枝順心推しになることも間違いなしって・・・

　それにしても、ひいきを自認しつつ藤枝順心の選手たちのテクニックは素晴らしかった。高校生と思うと・・・うーむ、未来のなでしこに入ってほしいものだ。
　期待がますます・・・だなあ。