「かやの家」はおなじみになったため、チェックインの手続きもなく、スムーズに入っていけることを書いたが、気持ちのよさはそれだけではない。
まずは建物の清潔感だ。最初にこちらに来たときからお宿の清潔さには感心していた。木造で、決して新しい施設ではないが、それ以上にきれいにされていることに頭が下がる。
今回お部屋にあったノートには、二か月に一度このお宿に宿泊されている方とか、秘湯の会のスタンプ帳のご招待で何度もこのお宿に宿泊している方などもいらしていた。
むむ、小生の上を行く大ファンがいらしている・・・次の瞬間、そうした方々が、小生同様にこの部屋を選ばれていることに気付いた。
そう、このお部屋は後から増築されたところで、お風呂に一番近いお部屋なのだ(汗) 話を戻すと、それだけリピーターがいる理由は・・・気持ちいいからだろう。
子供連れがNGということで静かに休息できることがまず挙げられる。そして、食事だが、基本的にお肉は出てこない。
ヤマメの塩焼きが数少ない動物性の食材で、後は山の幸で構成されていて、ヘルシーそのものである。また、この食事を運んでくれるスタッフさんも、ずっと前からおなじみの方たちだ。この定着率の高さも最高に気持ちのいいところだ。
さらに今回も何も言っていないのに、食事の〆を手打ちそばにしてくれていた。こうした気持ちよさがすべてに行き届いているのがポイントだ。
今回は地ビールに加え、イチローズモルトのウイスキー、さらには秩父ワインまでいただいた。
いつもより余計にお酒をいただいたことで、いつもより早くに寝てしまったのかもしれない・・・
前稿にて「何もしないをしにいくお宿」と書いたが、今回はあえて電車でお伺いした。秩父鉄道の武州日野で降り、お迎えのミニバンに乗った。
翌朝もミニバンで・・・だったが、前日ご一緒した方々8名は、すべて翌朝にもご一緒だった。
チェックインは3時前、チェックアウトは9時半前・・・少なくともこの全員は早く到着して、早く出ている・・・
おそらく皆さんいずれも「何もしないをしに来ている」ということかと。秘湯のお宿はいずこもだが、ゲームコーナーやカラオケコーナーなどはない。
温泉と料理を楽しみに来るお宿であり、それ以外を求める方にはお勧めできない。だが、温泉に癒しを求める方々には最高のコスパをもって迎えてくれるはずだ。
小生にとってはもっとも近い隠れ家のお宿・・・それが「かやの家」ということが言える。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます