アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

量も質も隙なし、岩の湯の食事

2012-08-15 06:00:00 | 日本秘湯を守る会
岩の湯はお風呂といい、施設といいもてなしといい、隙のない素晴らしい宿であるが、料理もまた隙のない素晴らしいところである。



 もちろん、これだけの宿だからお値段も高いのだが、正直なところ、それが安いとすら感じさせてくれるレベルにある。
 まずは、お風呂に入った後、サロンで生ビールをいただく。クーラーなど入っていないが自然の風がさわやかで気持ちいい。外の緑がいっぱいで、ビールも美味しい。


 いったん部屋に戻って、一休みし、夕食に出かける。ここでは、おおよその目安さえ提示しておけば、何時に・・・と拘束されない。
 この日も、予定時刻よりかなり遅めに入らせていただいた。夕食は部屋ごとの個室であり、入るとろうそくに火を灯してスタートとなる。



 お品書きのとおり、まずは前菜をいくつかいただいていると、タイミングよくお造りが出てくる。鯉と岩魚と馬刺しである。
 馬刺しも、なんともさわやかで、鯉とともに楽しくいただく。そしてここで、夏野菜のソテーが続く。



 聞くと、この夏野菜は宿が持っている畑で取れたものを中心に出しているという。旬の素材をしっかりした料理で作ってくれるソテー。まずいわけがない。
 そして、続いて出てきたのが、焼きたての鮎である。写真に煙が写っていないのが残念であるが、もくもくの煙がなんとも食欲をそそる。


 新鮮な鮎を焼きたて・・・となれば、これはもう至福のひとときとなる。こんな美味しい鮎ってここしばらく食べた記憶がない。
 これが終わると、ジャガイモの冷製スープである。滑らかに漉したスープがなかなか美味しくて、後半戦に期待が続く。



 ここでメインのステーキがトップ写真のこれだ。レア気味に焼けてきていて、石で焼き具合をお好みに調整してくれというスタイル。
 もうどうにもしてくれ・・・ってくらい美味しく、終わってみれば量もちょうどよい。スタッフに聞くと、物足りなそうなお客様にはさりげなく一品の量を調整したりしているという。


 翌朝は、オープンテラスでの朝食。温泉で炊いた蕎麦粥が名物だが、ヘルシーなおかずが並び、これまたちょうどいい。
 仕上げにデザートがこんな感じで出てきていた。スタッフの方と、シャインマスカットについて話していたら、「ほんの一口ですが・・・」っていいながらサプライズでもってきてくれた。
 うーん、なんとも嬉しいプレゼントだ。このシャインマスカット、皮ごと食べられる品種で、なんとも・・・美味しいのだ。



 味はもちろん、スタッフの対応がまた美味しさに輪をかけてくれる・・・やはり岩の湯には隙がなし。
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