美しい夜景と君の瞳に乾杯

食事して、軽く飲んだあと、微妙に時間が早いときがある。もちろん、場所にもよるが、そんなとき夜景のきれいなバーで仕上げるという気分になるときがないだろうか。

　先日も、そんなことになった。一軒目のお店で美味いものを食べ、もう食べるものはいいという感じだった。そこで、都内某ホテルの最上階ラウンジでカクテルとしゃれ込んだ。
　たまたま、当日はホテルの記念フェアとかで、シャンパンにフルーツをアレンジしたオリジナルの飲み物を勧められた。

　それで、イチゴとマンゴーをチョイスしたのだが、面白いことに気がついた。イチゴはシャンパンに浮くが、マンゴーは沈んでしまうのだ。
　ともあれ、赤と黄色のコントラストと夜景のマッチングもすばらしく、なんとも幸福なひと時であった。オヤジとしては、こういうときキザなセリフをはいてみたいものだ。

　「乾杯！　　君の瞳とこの夜景に・・・そして、この幸福なひと時に」なんてやってみたいなあ・・・こういうときは、花束の仕込み準備も必要だ。
　うーむ、しかしそうするためには、事前に二次会を想定して予め花束をお店に予約しておくとか、自ら持っていくかが必要だ。仕事終わってからでは間に合わないぞ（笑）

　そうして、夜景を見るうちに「六本木ヒルズはどこなの」なんてミキティが聞いてくる。自然と肩が寄り添い、ほら、あそこの煙った感じの光がそうだよ・・・なんて。
　今日の夜景は、君だけのためにあるみたいだ。すべての光が君の瞳に吸い寄せられているよ・・・うおーっ、激寒のセリフだ。歯が浮く～（爆）

　とここまで妄想していたらむなしくなった。われわれ以外の席は、すべてカップルだ（苦笑）「おい、桂もう下見はいいだろう。むなしいから帰ろうぜ」
　連れのセリフが、小生を現実に引き戻した（核爆）

　ようし、今度こそ言うぞ、「ミキティの瞳に完敗」・・・ありゃ？ダメだ（爆）