ラーメン虎鉄

蒲田といえば、二郎系のラーメン大、元気の源、ＺＥＲＯ１だけでなく、燕三条系の潤やカレーとセットのインディアンなど、ある種ラーメン激戦区といえよう。

　そんなある日、ラーメン大に行こうと出かけたが、待ちがずいぶんいた。なんとなく、そんなに待ちたくなかったので、違う店に回る。
　となれば、ＺＥＲＯ１かなとも思ったが、その近くに違う店が目に入ったので、立ち寄ってみた。とんこつ系の店のようだ。店の名前は虎鉄という。


　名前は、なにやら時代劇がかったものだが、入った瞬間、お客さんはゼロ、うっ！もしかして失敗したのか（汗）
　ままよと思い、のり入りのラーメンを注文する。ほどなく出てきたのがトップ写真のこれだ。ふーむ、いわゆるオーソドックスなとんこつである。

　まずはスープだ、ズルッ・・・おっ、むーむむむ・・・むむむむ・・・うーん、どうだろう、もうひとつパンチがたりない。
　何より決定的なのはスープがぬるいことだ。いやいや気を取り直そう。麺はどうだ・・・ズルッ・・・お、おお・・・もうひといきだ（汗）

　不味いわけではない、だが、スープがぬるいことで、味わいが物足りないのが残念だ。お客さんがいなかったことで、スープの準備が足りなかったのかも知れない。
　なんてことを思いながら食べていたら、常連っぽいお客さんが入ってきた。ふと、店の奥を見ると、ここの店名の由来がよくわかるオブジェが飾ってあった。

　うーん、「今宵の虎鉄は血に飢えているぞ」ならぬ「今宵の虎鉄はスープがぬるいぞ」なんて台詞を口ずさみながら、帰路についた。
　もちろん相性もあるし、その日の出来がブレることは二郎では当たり前だ。だから、一度で決めてはいけないのだが、微妙な感じであった。

　でもやはり、もう一度トライしてみようかな。だって諺にもあるではないですか、「虎鉄に入らずんば、虎児を得ず」って・・・（激寒）