アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

ポンペイ展

2010-06-13 08:31:42 | つれづれ
小生歴史マニアのところがある。しかもイタリアンオヤジを気取っているとなれば、ぜひ・・・ということで横浜美術館のポンペイ展に出かけてきた。


 かなり長いことやっていたが、なかなか行くチャンスがなく、ようやくラストの週末に出かけた形だ
 当日はご覧のとおりの青空・・・ランドマークタワーがきれいだ。それでポコポコ歩いていくと、美術館の前に大行列が・・・えっ、これって(汗)

 どうやらたくさんの入場者がいるため、入場制限をしているらしい。ほよよ・・・けっこうすごいぞ。などと思い待っていたが、ほどなく入場できた。
 ポンペイはかのヴェスビオス火山の大噴火で、街ごと火山灰に埋もれてしまったことで名高いが、逆に当時の文化をしのぶことができる貴重な遺跡である。

 入るとすぐに、遺体の型を石膏でとった有名なものが展示されている。これはかなり有名なものである。話は知っていたが、生て見るとやはり迫力がある。
 フレスコ画など、2000年前のものとは思えないほどの色彩が残っているし、装飾品や医療器具など、今の時代でも通用しそうな感じのものが多い。


 大理石の噴水や、テーブルの台座、ガラスの器など、これでもかこれでもかという感じで時代を考えるとすごいとしか言いようのないものが並んでいる。
 なかでも思わず、おお! と思ったのが、追い炊き機能のついた大理石のお風呂。す・すごい。考えてほしい、なんと2000年前だ

 しかし、感じたことがもうひとつ。今でも同じだろうが、イタリア人らしく芸術を生活に取り入れていることなど、人生を楽しんでいたことがうかがわれることだ
 多くのフレスコ画を見ていると、男女がおおらかに愛し合い、酒や食事を楽しんでいる。ひるがえって今のわれわれはどうなんだろう。

 日々の仕事に追われる中で、人生を楽しむという言葉からはほど遠く、当時の人たちからして何も進歩していない・・・いや後退しているのではないかと。
 小生の場合、幸いクリステルやルイーザと楽しく過ごす機会が多いので、まだ恵まれているのかも知れないが・・・

 ともあれ、美術館を楽しんだ後、外に出ると日差しが高かった・・・
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