小生のよく利用する駅には、ある区の住民票や印鑑証明などが自動で取得できるコーナーが設置されている。
小生が住んでいる区ではないため、そのコーナーを利用できないので、どんなものかは知らないが・・・
ところで、先日そのコーナーの利用ができなくなるという貼り紙が目に留まった。ちなみにこのコーナー、住基ネットのカードを保持していることが必要条件だった由。
それが使えなくなるということらしい・・・幸か不幸か小生、住基ネットのカードを持っていないが、このコーナーを利用するためにカードを作った人には、おいおいだろう。
そもそも、住基ネットについては、住民票などが簡単に取れるという触れ込みだったが、そのメリットって、どれだけあったのか・・・そうそう、しつこい小生この住基ネットがスタートした当時の総務大臣のKさんが、テレビにこう言っていたことを覚えている。
「この住基ネットに記載されているのは、住所と名前、生年月日だけで、いわゆる個人情報と言われるものは入っていないんです」と・・・この話が当時の常識に照らしても問題だったはずだが、まったくスルーされていたことは疑問だったが。
話を戻そう。自治体によって不採用なんてところもあり、結局のところ存在すらもあやふやなものになっていたのは皮肉な・・・
で、今度は上の写真でわかるとおり、今後はマイナンバーカードを持っていれば、コンビニで取得できますよ・・・だから、このコーナーはなくなりますから、よろしく・・・ということらしい。
ご案内のとおり、鳴り物入りでスタートしたマイナンバーにとって代わられたようなのだが、マイナンバーと住基ネットは違うといわれても、どう違うの? と。
間違っているのを承知で書くと住基ネットを法律で強制的に固めたものというイメージなんだが・・・念のため、調べてみると、こちらのサイトが見つかった。読んでみたが、あまり本質的にどう違うのかよくわかんなかったりする。
まあ、今後金融機関などいろんなサービスが付加される可能性はあるようだが・・・一方でメリットはさておき、義務というと、今年の確定申告からマイナンバーの記載が義務化される。
税収の捕捉という意味では、マイナンバーは極めて有効なはずだ。では、我々にとってのメリットは? と言われると・・・上記のコンビニでの住民票取得のほかははっきり見えない。だいたい、その機会ってどのくらいの頻度だろう・・・
さらに、マイナンバーカードは本人確認の公的な証明書になるというが、運転免許を持っている人にとっては、それは要らないわけで・・・
実際、マイナンバーカードを作る人が少なくて困っているようだ。で、聞いてみたら・・・マイナンバーカードを作るためには、写真を持って申請しなくてはならないわけで・・・
さらに、できたマイナンバーカードを取りに行かなくてはならないわけで、とどめにその際、写真付きの本人確認書類を提示しなくはならないわけで・・・って、あれれ。
だったら、その写真付きの本人確認書類でいいじゃんって(爆)
調べたら、最近は、本人限定の郵便での発送も受けているようだが・・・それにしても本人確認書類の提示が必要なことに変わりがない。
そもそも、顔写真付きの本人確認書類がほしくてマイナンバーカードを作るのに、別の顔写真付きの本人確認書類が必要って、普及するわけはないだろうって。大切です、便利です・・・って言われても・・・だ。
そもそも便利なのか?
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