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アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

真の民主主義・・・

2020-08-25 06:00:00 | つれづれ

以前から何度も書いているが、小生どこの政党の支持者ということはない。むしろ、政党というより固有名詞で支持・不支持を判断しているというのが正しい。

 

 そんな小生にとっては現政権は不支持の極みである。その理由は民主主義という原点に対して、対極にあるからである。

 確かに、選挙結果は民意の反映という大原則に照らせば、国政選挙で圧勝しているという事実はある。

 

 だが、その選挙制度そのものの公平性の問題、すなわち一票の格差や死に票の多さから見て、国会で決めたこととは言え、本当に民意の反映? ということもある。

 実際、自民圧勝の選挙でも総得票数でみれば、野党側の方が多かったこともあるし、純粋に比例で議席を割り振れば全く違う議席になることもよく知られている

 

 何より、現行の制度では我々は首相を選べない。最大議席の党で選んだ人になる。そこで思い出したのが、映画「新聞記者」で好演した田中哲司のセリフの「この国の民主主義は見せかけのものでいい」というもの。きわめて説得力のあるセリフだった。

 安倍首相が野党時代に、現在のネトウヨのグループを育成したことは有名だが、彼らは自民党はもちろん、天皇に対しても攻撃する。よって右翼でなく安倍信奉者というべきだ。

 

 そんな中、こちらの記事が目に留まった・・・ニコニコ動画のドワンゴの社長のコメントだ。ひとくちで言うと、「首相の仕事時間を批判するヤツは選挙権を返上しろ」というもの。詳しくは、記事をご覧いただくとして、とんでもない暴言だと。

 このセリフに潜む意識としては「首相を批判するのは国民じゃねえ」くらいではと。

 

 首相が国会はもちろん、閉会中審査にも出席していないこと、首相動静でもほとんど仕事しているように見えないことの是非を問うつもりはない。

 批判したいのは、安倍批判する奴らは選挙権を返上しろということを堂々と言ってくることだ。

 

 以前からなんども書いているが、民主主義の大前提は「私はあなたの意見に反対だが、あなたが意見を言う権利は絶対に守る」というもの。

 この大前提に対するアンチテーゼである。そういう大前提に立てば、この意見でさえも認めるのが本来の民主主義だろうが、逆に「安倍支持者は選挙権を返上しろ」と書いたら、たちまち彼らは攻撃してくるはず。

 

 以前の記事で、ニコニコ動画に首相が出演した際に、大量のコメントが削除されていたことを紹介したが、こうした強大な援護軍団や忖度事務局たちによって形成される、みせかけの民主主義はなかなか強力だ。

 この国は今後もこのままでいくのだろうか・・・行くんだろうなあ。

 

 最後に香港の民主化の活動で知られる習庭氏のコメントを見ていただこう(トップ写真)・・・きわめて象徴的である。

 彼女から見ても、今の日本は・・・と。



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6 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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前々世紀から延々と続く長期戦 (大石良雄(本名))
2020-08-25 08:42:05
拝啓 お師匠様には猛暑中熱いご提言感謝いたします。
冷静に思考し調べますと過去、江戸時代の遥か以前より我々日本と言う国は「ある種超長期の誘導 洗脳の様な行為」が何所かの誰かの手で行われていた(現在でも)と考えられます。例えば?「偶然装いわざと船難破を装い日本上陸し、異国の宗教文化最新機器等を紹介し広める」「当時の権力者にすり寄り、喜びそうなものを進呈し気に入られ便宜を図らせる」これらは言わば「新規顧客獲得の為の営業マン&ウーマンと同一」ですね。特に明治維新がその典型で「新政府 幕府と支援する外国は違ったが、実は皆裏では一心同体で「俗に言うユダヤの両建て作戦=双方勝ち負けにこだわらず双方から利益を取る」から損は無い。
この当時シナ朝鮮からは「力を合わせ欧米に対抗しよう」と言われたらしいが、此処も極めて怪しく作為的ですね。こうして日本はいつの間にか「欧米列強の意のままに動く国」として特に戦後はご承知の通りです。
此処で大切なのは明治維新当時、違う道=アジアとの連携を図っていればどういう道が在り現在どうなっていたか? まず無理で出来なかったと。此処に「脱亜入欧と言う思想を根本的に植え付けた欧米列強の恐ろしさ」があります。正直当時のシナ朝鮮と共同しても、文化的科学的意義は無かったと思われるからです。
現在、お師匠様が言われるこの「民主主義」とは? 同一用語では裏で「ユダヤ主義」と言われます。何かと悪く言われユダヤですが実は「数々多数の文化科学他著名人は数多い」事実と、ユダヤの思想とは「実に数千年からそれ以上前の古より伝えられたとも言われ、地球の根本にも関わるらしいと。本来こうした根本思想はどうにもならず、お師匠様も何となく解られるはずなのですが「何故、シナ朝鮮がロシアがあれだけパワーをつけながら、自国語を世界語にしようとせず英語にこだわるのか? 」おそらくはシナ朝鮮ロシアもどうあがいても自国語は英語には敵わず、ましてや自国が世界の中心たるやあり得ないし成りえない事を自覚しているからこそ、今この狭い地球で焦り狂っている。
その最中「ちっぽけな日本で、欧米列強思想に毒され染められどっぷりと浸りきった老いぼれ死にぞこないの政治屋、政治業者、官僚、マスごみ屋等の頭の中身が変わるはずは絶対に無い」と断言出来ます。
現実問題として「野党の共闘や統合」等も、烏合の衆の寄せ集めでは何にもならず、必ず内部にはぶっ壊し屋が入り込みかき回す。お師匠様が言われる「民主主義って例え選挙で野党が勝利しても、前回の様なみじめでみっともない何も出来ない悪夢の数年」になるだけでしょう。自分としたら正直「今の与党なんてぇ古くってどうしようも無い」と。しかし他に選択肢が無い。
正直「平和で穏便で、コロナだかコロッケだかも無く、東京五輪も行われ密も何も全く自由」なら、誰が政治やっても上手く行く。しかし今日の様に「正直何時シナが尖閣や沖縄に上陸したり、ロシアが北海道狙ったり、朝鮮が国体破壊を画策したりしている今現実、残念だが「安部の親父にやってもらうしか無い」と断言出来ますし、他には見当たらない。野党の野党ボケの頭では「話し合う 話せば解る」と。馬鹿かお前らは、、、
「相手は正常な人間、頭では無い」と未だに解らない。
安部の親父が駄目だとしたら、それはご本人よりも何より「周囲のブレーンやスタッフや取り巻きが低脳だか「確信犯」だからでしょう。 まず第一歩は「若い連中には必ず選挙に行ってもらい何らかの意思表示をさせる」事でしょう。まずはそれからですね。
もしかして、もしかして安部閣下の健康状態が此処に来て急激に変化したのは、誰かの陰謀策略かもしれません。密かにほくそえんでる彼奴等の顔が浮かぶ。
そんな奴らの思いのままにさせてはいけない。
此処は「百万歩目をつぶって引き続き頑張ってもらう」しか道はありません。このままでは日本が日本で無くなり他国になってしまう。それでなくても反日国賊非国民売国奴だらけの日本ですので。
我々が出来る事は「文句が在るならまず義務を果たしその上で、自分の責任で行動し文句言おう」と。
最後に「香港の件は正直凄く心配」です。シナは明確に約束を破棄し世界を裏切った。香港には自分が密かに応援している「大変美しく才能実力ある女性音楽家」がおられ心底心配しています。出来たら日本にすがってほしいが、、、何も出来ない自分が呪わしい。
大好きな女性が、周辺音楽家たちが困っているのに何も出来ない。本当に申し訳なくお詫びしたい。
お師匠様には、何かとご意見の相違や反論がおありでしょうが、此処は、、、、ご無礼お詫びいたします。  敬具
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この在任期間の中で (shima)
2020-08-25 09:53:46
長期政権がもたらしたものは、「超忖度」政治と、選挙制度へのあきらめ(それはダメだけど)。
戦後75年、少しでも“あの時、何があったか”を知ろうと本を読んでいますが、この国では、やはり、忖度で戦争に突入し、止められず・・・ということだったのか。
今日から、河井夫妻の裁判ですね。
昭和という時代から、私たちは何を学んだのでしょう。
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大石様いつもありがとうございます ()
2020-08-25 11:18:26
 あくまで個人的なイメージではありますが、自民党でこの人にお願いしたいという人は数名おりますが、それはさておき、大前提となる選挙での意思表示、これは何をおいても肝要ですよね。
 それ以外に我々がとりえる手段はないのですから。
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shimaさんいつもありがとうございます ()
2020-08-25 11:22:43
 長期政権がもたらしたものは、「超忖度」政治と、選挙制度へのあきらめというのはよく現状を表しているかと。
 しかしながら、若者ほど安倍支持者が多いという事実と、その理由の希薄さもまた事実。この国の国民にとって一番重要なのは「変えないこと」なのかもしれませんし、それがDNAにしみついているようです。
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安部総理辞任後の激動に憂慮 (大石良雄(本名))
2020-08-29 08:28:37
拝啓 猛残処理中お師匠様にはソア朝よりよろしくお願いいたします。
いずれお師匠様よりの素早い動きが在ると信じておりますが一歩フライングさせて頂く事お詫びいたします。
*「安部総理退陣後に必ず押し寄る多大難儀に憂慮」
 お師匠様はお見かけした処特に身体的にもご病気などは無い模様で安堵しておりますが、自分は正直「病気の問屋=卸元の異名」を頂くごとく解っているだけで「5つ以上の持病=眼、歯、耳鼻咽喉、腰椎頸椎、内臓などを抱え、更に「ツラが悪くて根性が悪く成績も悪かった」とまぁ数え切れぬ程抱えており、何とか主治医の先生と治療投薬で繋いでおります。安部総理程の難病は無さそう?らしいのですが、病の苦しさ辛さは誰よりも解ります。健康こそ最大の財産ですね。
想像以上に安倍総理はきつく辛かったと想像できます。何せ非常に難しい病場ですのでね。
しかしこの後日本の政局はどうなってしまうのか、、、
ふと自分は「安部総理は、国内外の反日勢力の輩に一服盛られたのではないか?」と推測しております。この一服とは「必ずしも物理的攻撃では無く、精神をじわじわと殺された」と。自分の尊敬する某有名指揮者は「精神で人を殺せるのだ」といみじくも言われた。
この先「例のアメリカでも聞けば親シナ派のバイデンが優勢と聞き及び、更に日本でも親シナ親朝派が政権を握ったら、どうなってしまうか。」非常に恐ろしい。
まさしく「シナ朝鮮ロシアの思惑通り」になってしまいそうな中、どうしても「来年までの1ポイントリリーフでは正直誰でも良いが、来年の本選挙ではどうしても強力なリーダーが必要」ですね。もはや適任は「河野太郎」しかいないでしょう。そのためには「平屋だか三階建てだかや、みぞうゆ?の漢字も読めねぇ物凄くツラの悪いどちら様か等はさっさと往生して頂き、早急に体制を建て直して頂きたい。正直「コロナだかコロッケだかは当分数年は収まらず、東京五輪もまず無いし出来ない。
安部総理は「敵前逃亡」かも知れないが、まず誰がやってももはやどうしようも無い処まで来ている。
誰が今後やっても想像以上の貧乏くじどころか、大凶でしょう。それでも総理やりたいと言うなら「血だらけ大出血多量、16方向塞がり」の中でやっていただくしか無い。自分たちにはどうしようも出来ないが、後は若い連中に必ず選挙に行ってもらい明確な意思表示をしてもらう以外には無いでしょう。
今後もお師匠様のこの優れたスレッドは非常に重要な立ち位置になりますのでどうかお元気で、末永く頑張っていただき事を切望いたします。   敬具
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Unknown ()
2020-08-30 07:19:25
大石様いつもありがとうございます。
 総裁選については、早速派閥ごとにいろいろな動きも出ていますが、私の周辺でも「石破は嫌だ」とか「菅はありえない」などなど、様々な声が聞かれます。
 ただ、明らかなことは、党員でない限りは一切この選挙にはタッチできないこと、さらには党員であっても、選挙への参加は極めて限定的であることです。
 この国がこのままでいいのか、変えるべきかはそれぞれの意見があるでしょうが、その選択にほとんどの国民がさわることができないことに疑問はあります。
 いずれにしろ、大石様おっしゃるとおり、唯一の参加機会である選挙だけは皆が行くしかないなあと。
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