
「甲子温泉 大黒屋」の歴史は古く、14世紀に端を発し、江戸時代にはかの松平定信公も愛していたという。甲子温泉の名前は湯の発見が甲子の歳だったことによるとのこと。
大岩風呂は、本館から離れているが、それなりに歴史を感じる建物だ。一方で本館は新しい建物で、ロビーなども清潔で明るい。
ロビーから外を眺めていると鳥や狸なども見られることがあるという。携帯は微妙で、ロビー周辺では電波があるが、お部屋は厳しく、大岩風呂は完全に圏外。
ただ、Wi-Fiがあり、お部屋でもそれがつながるので困ることはない。お部屋は本館13室、別館3室でトータル16室。
食事は食事処でのものだが、明るい環境でそれだけで美味しく感じてしまうが、実際料理も美味しい。
写真のイワナの塩焼きは時間を掛けて焼いてあり、ふっくらして頭からいただくことができる。またメインのすき焼きもいいお味であった。
となれば・・・でお酒も進み、いい塩梅になってしまった。またこの日はレギュラーのお刺身の他にイワナの刺身もお願いしたが、いずれもいいお味であった。
また、写真は載せていないが、デザートの栃モチと柿はなかなかのもの、その柿は干し柿を調理し、中に柚子が入っていたが、何より大きさにビックリした。
朝食もシンプルながらご飯を美味しくいただくようなもの。なかなか美味しく・・・食べ進めたのだが・・・
近隣の席の方に比べ、一品少ないような・・・同行者もまさかと言いつつ、それに気付く。しかも小生の運の良さ(汗)を知っているので・・・もしやと。
ほぼ食べ終わった頃、念のため・・・とスタッフさんに申し出ると・・・始めは煮物のお代わりはできませんよとあしらわれた。違うよ、そもそも来てないのよ・・・と。
ほどなく、煮物は届いたが、何の挨拶もなく「煮物です」と・・・「申し訳ありません」とまでは言わない。せめて「お待たせしました」とか「遅くなりました」くらいは言ってほしかった。
持って来なかったことではなく、一言もなかったことはさすがに残念で、チェックアウトの際に、フロントにこのことを申し添えさせていただいた。
今回概ね満足ではあったが、そこだけは不満な結果になった。おそらく、小生のような幸運な人以外はほとんど問題はないだろう。
本来はいいお宿ではある。
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