アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

ゴッホ展

2010-10-05 06:40:48 | つれづれ
この十月から国立新美術館で、ゴッホ展が開催されている。この手のイベントにはけっこうミーハーな小生、早速出かけてきた。

 これまでもいろんなところでゴッホ展というのはやっていて見に行っているが、今回は没後120年ということでの企画らしい。
 ゴッホの世代ごとの変遷を見ながらの展示は、なかなか展示数も多く見ごたえがある。そしていろいろ感じるものも多かった。

 ゴッホにとって、食べ物も花も人もすべて描く対象でしかないということだ。そして、たとえば人を描いたとき、しわくちゃの顔を描きたいとなれば、その他の部分は手抜きだったりしている。これは、意外な感じであった。
 そして、男はもちろん女性もおそろしく美化せずに描いている。

 むしろデフォルメしているのではないかと思うくらいであり、描かれた相手が怒るのではないかと思うくらいなんだが・・・
 また絵の具の使い方などゴッホならではの色づかいは、誰にも似ていない、まさしくゴッホそのものだ。すごい・・・



 ご案内のことと思うが、多くの画家と同じく、彼も生前はほとんど評価されていない。自分の耳を切断したあげく、最後はピストル自殺しているのだからして
 だが、さすがに芸術というもののすごさは、死後もしっかり作品として残ることだ。それをつくづく思わされてしまった。

 やはり、なんとかいいながらゴッホは天才だ。きわめて平凡な言い回しであるが、そうとしかいいようがない。
 と言いながら、補色を多用しているところなど、緻密に計算されている感じがあるんだが、そう見せないのがゴッホ流か

 ちなみに、会場はそれほどめちゃ混みではなかったが、いかにもという雰囲気の洗練されたカップルが多かった
 小生も、ひそかにルイーザと出かけたのだが、この右写真にこっそり入っている。ブログ初公開、ルイーザの姿・・・ってことにしとこうっと(汗)
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