
市馬・菊之丞といえば小生お気に入りの噺家である。その二人の会が、昨日池袋演芸場で行われたので、出かけてきた。

池袋演芸場は、定席の寄席だが、時々こういう特別な会をやる。また、会場が狭く、コアなファンが多いのが特徴。ましてこの二人の会ともなれば・・・で、前売り券を入手。
とはいえ、全席自由だからということで、開演の三十分前に着いたが、すでに会場には行列が・・・かろうじて座ることができた。
さて、入場時に渡されたチラシによると、二人が二席ずつやり、市馬が「富久」、菊之丞が「たちきり」をネタ出ししていた。
さて開口一番は市助、「子ほめ」だった。相変わらず、発展途上だが、少しずつ落語に近づいているという感じか。
そして市馬の登場。一席目は芝居系のマクラからスタートして・・・おお「権助芝居」だ。最近とんと聞く機会がない。考えたら十年以上聞いていないかも・・・
そして菊之丞の「たちきり」だが・・・うーん、なんだろう。ちょっと気負いが出たか、やや重くくどい。演出もかつての可楽あたりのそれとは異なり、微妙な違和感も・・・
もちろん、レベルが低いのではないのだが・・・ということで中入り。中入り後は、再び菊之丞。冒頭「たちきり」でお客さんを疲れさせてしまったといいつつ「火焔太鼓」に。
こちらは軽快に展開して楽しく聞けた。志ん生・志ん朝の親子が十八番にしていたネタだが、もうちょいハチャメチャにやってもらえると、さらによかったが。
そして市馬の登場、ネタ出しの「富久」だ。先日中野で聞いたばかりであるが、狭い会場で、しかも生声で聞くとまた雰囲気が違う。
細かなしぐさからにじむ心情、お酒とともに変わっていくところなど、展開とともに引き込まれるところはさすがに市馬。
すっかり満足した一席だった。菊之丞の「たちきり」は、これから仕上げていく段階なのかも知れないが、またの機会に期待してみたい。
あえて好きな噺家だからこそ、もっともっと高いレベルに磨きこんでほしいものだなあと・・・とはいえ、さすがに池袋のお客さんは通が多い。
ああいう呼吸で、会場がつつまれると演者も乗るんだろうなあと・・・

池袋演芸場は、定席の寄席だが、時々こういう特別な会をやる。また、会場が狭く、コアなファンが多いのが特徴。ましてこの二人の会ともなれば・・・で、前売り券を入手。
とはいえ、全席自由だからということで、開演の三十分前に着いたが、すでに会場には行列が・・・かろうじて座ることができた。
さて、入場時に渡されたチラシによると、二人が二席ずつやり、市馬が「富久」、菊之丞が「たちきり」をネタ出ししていた。
さて開口一番は市助、「子ほめ」だった。相変わらず、発展途上だが、少しずつ落語に近づいているという感じか。
そして市馬の登場。一席目は芝居系のマクラからスタートして・・・おお「権助芝居」だ。最近とんと聞く機会がない。考えたら十年以上聞いていないかも・・・
そして菊之丞の「たちきり」だが・・・うーん、なんだろう。ちょっと気負いが出たか、やや重くくどい。演出もかつての可楽あたりのそれとは異なり、微妙な違和感も・・・
もちろん、レベルが低いのではないのだが・・・ということで中入り。中入り後は、再び菊之丞。冒頭「たちきり」でお客さんを疲れさせてしまったといいつつ「火焔太鼓」に。
こちらは軽快に展開して楽しく聞けた。志ん生・志ん朝の親子が十八番にしていたネタだが、もうちょいハチャメチャにやってもらえると、さらによかったが。
そして市馬の登場、ネタ出しの「富久」だ。先日中野で聞いたばかりであるが、狭い会場で、しかも生声で聞くとまた雰囲気が違う。
細かなしぐさからにじむ心情、お酒とともに変わっていくところなど、展開とともに引き込まれるところはさすがに市馬。
すっかり満足した一席だった。菊之丞の「たちきり」は、これから仕上げていく段階なのかも知れないが、またの機会に期待してみたい。
あえて好きな噺家だからこそ、もっともっと高いレベルに磨きこんでほしいものだなあと・・・とはいえ、さすがに池袋のお客さんは通が多い。
ああいう呼吸で、会場がつつまれると演者も乗るんだろうなあと・・・
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます