この季節の那須観光となると、雪への備えがマストであり、スタッドレスを履いていない小生の車では・・・となる。
そこで、那須塩原駅前の安いレンタカーを借りたのだが、事前のネット予約でキャンペーンでマーク2が格安で借りられた。
小生の頭の中ではマークXかと勝手に期待していたが、きっちりマーク2だった(苦笑)。調べたら、マーク2としての最終型だが、最後が2004年ということで、少なくとも12年以上経っていたモデルであった。
もちろん、ボディにやれがあるわけでもなく、走行性能そのものに不満があるほどではないのだが、感じることがいくつかあったので書いてみたい。
①ナビの古いのはつらい
LICCAというレストランの電話番号も番地も反映しなかったことを書いたが、結局のところナビが古かったからだった。やはり古いのはつらかったし、画面も見にくかった。
②ブレーキが怖い
小生の乗っている車に比べ、ブレーキの効きが悪いと思った。というか、トヨタの車のブレーキで、よく効くと思った車は今までない。トヨタびいきの知人が言っていたのは、「輸入車はディスクを一回目の車検で代えるため、コストが高いが、トヨタは一回の車検では必要がない」と。彼によればいかにトヨタが優れているかを言いたかったようだったが、ディスクが削れない=ブレーキが効きにくいわけで、どうしてそれが優れているのかよくわからない。安全を犠牲にしてコストを優先する国民性に沿った対応なのが気に入らない。
③ウッド風パネルがあまりに情けない
室内は、ゆったりと空間が大きくなっているし、それなりに豪華な演出だが、ウッド風パネルはグラビア印刷のプラスティック感丸出しのもので、安っぽさの演出になっている。これなら使わない方が高級感が出そうだ。
④トランクが悲しい
トランクは横幅こそあるが、奥行がなく、極めて寂しい。当然トランクスルー機構もついていないので、大きな荷物を積むことはできない。が・・・ゴルフバッグだけは積みやすい形状になっている。最大の問題は、ドライバー席のスイッチでしか開けられないこと。トランクのところにいる人は車のキーを持っていても開けられないのだ。
ドライバーが乗ったままでポンと開けられるのが高級車だという価値観は日本のガラパゴス的なものだが、いったんドライバーが車を降りると、トランクを開けられないって・・・どうよって。
この車は、クラウンと同じように国内専用モデルで、海外には輸出されていないはず。逆にいうと、欧米のユーザーには評価されない車である。
それがバブリーな頃はバカ売れした歴史を持つわけで、日本のマーケットの特異性の象徴みたいな存在である。
実のところスマートに見えるが、クラウンと同じサイズだった時代であり、見かけより大きい。でも間違いなく、クラウンよりはえらく見えない・・・
小生初めてマーク2に乗り、なるほどなあ・・・これが当時の平均的な日本人の考える高級というものなのか・・・と。
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