アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

深川江戸資料館で、菊之丞・一之輔二人会

2015-03-17 06:00:18 | 落語
小生お気に入りの噺家というと何人かいるが、その中で菊之丞と一之輔の二人会が深川江戸資料館で開催されたので出かけてきた。

 ここの会場は、小生も何度か口演させていただいていて、入れ物として落語にちょうどいいのでやりやすいし、聞く方も聞きやすい。
 といいつつ、開演が18:50という微妙な時間。まずは前座でつる子だった。はじめたネタは「一目上がり」、最初は声がよく出ていると思ったが・・・


 ちょっと途中で飽きてしまった。というのも、前座としては長いだろうって・・・といいつつ、菊之丞の登場だ。
 始めたネタは・・・おお、「浮世床」だ。かつてはよく寄席で聞けたが、最近聞くことが少ない。しかも・・・上下通しだよ。

 うーむ、さすがに菊之丞。ダレることなく、しっかりと聞かせてくれたぞ。というところで、続いて一之輔の登場だ。
 一之輔っぽい地方の営業の話などしながら始めたのは、おお「花見の仇討ち」だ。季節的にはそろそろいい感じだ。

 毎回思うんだが、この噺って本当によくできたストーリーだ。そこに一之輔ならではの強烈なクスグリが入るからたまらん・・・すっかりやられてしまい中入りだ。
 中入り後再び一之輔が登場。始めたのは・・・おっ、「蒟蒻問答」だ。これまた落語らしい落語。古典だが、作者がはっきりわかっているという意味でも珍しいもの。

 二代目林家(屋)正蔵が、幕末の嘉永年間に作ったという。この人禅僧から落語家になったということで、その坊主時代の名前が「沙弥托善」というそうな。
 どうでもいいことを言ってる間に、菊之丞が登場。トリのネタは・・・おっ「片棒」だ。菊之丞らしいフリの美しさもあり、聞きやすい。

 特に葬儀の中で山車の人形が動くシーンは絶品だった。当然噺の展開もリズミカルで、すっかり満足して終演ということになった。
 濃い目のギャグが炸裂する一之輔と、粋な江戸前の風を感じさせてくれる菊之丞。好対照な二人だが、こういう会を聞くたびに次世代のエースって感じがする。

 やはり落語はいいなあ・・・って。
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