今回、桜田温泉に向かう前に実家に立ち寄った。そこで松崎に向かうにあたり河津町から山に入った。
そこでお昼を取ったのが河津町の鰻の人気店、「大川屋」である。地元の評判もよく、この機会にと立ち寄った。
以前一度きたことがあったが、外にもお客様がたくさん待っていて断念したことがある。今回はラッキーなことに先客なしであった。
注文したのはシンプルに鰻重の並。昨今の鰻は高騰していて高値の花だが・・・こちらの並は3000円とリーズナブル。
それでいてしっかり鰻が一匹しっかりはいっている。これは嬉しい・・・が、大切なのは味だ。まずは一口いただく・・・
おっ・・・皮がパリッとしていて抜群に美味い。いわゆる関西風の調理の仕方で、蒸していないので、油がしっかりしているのと皮がパリッとしている。
そのため、食感がいわゆる関東風の鰻とかなり違う。京都に勤務していた頃はあまりご縁はなかったが、違いがこれほどはっきりわかるとは。
タレはやや甘味の強い濃いめの味付けだが、これはこれで悪くないし、ご飯の量がやや控えめなのも嬉しい。
肝吸いも当然ついているし、香の物もボリュームがあり、さらには大根のサラダなどもついていて、満足度は高い。
これは嬉しいお店を見つけたぞ・・・というところで、見つけたのが「栖足寺」だ。鰻屋の駐車場のところにあった。
栖足寺は河津の古刹で河童寺として名高い。このお寺には寺宝として河童伝説ゆかりの壺が伝えられている。
そのため、寺内には河童の像があり、きゅうりで願い事を祈願するようになっている。本堂にも上がらせてもらったが、さすがに寺宝は拝見することができなかった。
しかし、生まれ育った町の隣町でありながら、今まで一度も来たことがなかったのに、こんなことで見学することができるとは。
伊豆はおもしろいところで、町ごとに性格が違うので、地元の人だとどこ出身ときけば、こんな性格かな・・・とわかる。
河津は農業の町で、小生の生まれ育った町が漁業の町なのと対照的だ。また涅槃像や立派な仏像などもあり、歴史的にも侮れない。
次回は近くにある平安の里に行ってもいいかも・・・なんて思いつつ松崎にむかった。
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