小生大好きな吉高由里子主演のドラマ「わたし定時で帰ります」が6月25日の放送で最終回を迎えた。
吉高ファンとしては「東京タラレバ娘」も良かったし、「正義のセ」も良かったが、ドラマそのものということでは、今回の「わた定」が一番良かった。
吉高演じる主人公東山結衣は、よほどのことがない限り定時で帰る社員。それには過去の出来事が原因していたのだが・・・
毎回のエピソードの中で吉高が語る内容の素晴らしいこと。どこかの政府が鼻高々にいう「働き方改革」の中身のないことに対し、これぞ本物の・・・という感じ。
最終回の中でも、「いいぞ吉高、その通り」と何度手を叩いたことか。「定時で帰りたくても帰れない、それはなぜ」とか「働くのは何のため」なんて世の中の皆に言いたい。
以前の記事でも書いた通り、小生自身も少なからず会社人間をやっていた。だが本気でやれば、業務量は定時でほとんど終わるような部署が多かった。
それでも、実態は毎日定時でどころではなかった。そんなことをしたら非国民とののしられるのは当然だった。
このドラマの中ではブラックに近いSE系の会社で、クライマックスではとんでもなくすごいことになっていたが・・・
〆の向井理のセリフ「定時で終えて成果を挙げることがどれだけ大変かがよくわかった。そしてそれはやりがいのあることだ」という言葉はドラマのまとめとしては正鵠を得ているものであった。
だが、残念なことに日本では長時間労働がやる気のバロメーターとされているし、低賃金のため残業がないと生活が成立しない。
この20年で欧米は最賃が70%上がったが、日本は下がっているという。逆にいえば企業の内部留保はどんどんたまっているのだ。
あ、この件での議論はここまでにしよう。
このドラマ、内田有紀やシシドカフカなどの配役も良かったが、何と言ってもこの主人公は吉高でなければ・・・と思わせてくれるものだった。
普通に語るとキツかったり、重くなってしまうようなものも吉高ならではの言い回しでサラリと流してくれる。
逆にビールを飲むシーンなどは、彼女をおいて代えがたいというほど素晴らしい。吉高ファンとしてはこのシーンには毎回のことながら萌えまくる。
それでいて、このドラマの内容のすばらしさ・・・実は歴史に残るような名ドラマだったのではないかとって、・・・いいすぎか(苦笑)
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