いつも書いていて、ワンパターンだと思いつつ、毎回岩の湯に来て感じるのは、どこをどうとってもスキがないなあ・・・ということ。
それもいたれりつくせりというより、自然体でお客さまが過ごせるようにしつつ、たとえば食事処のトイレでは、オムツ入れなどもしっかり設置されていたりと、なくてもいいが、あると嬉しいポイントが押さえてあるところがいい。
館内はどこを切ってもインスタ映えするようなたたずまいだし、子供の遊具や冷やしトマトの設置など、お客さまの心に「お主やるのう」といわせる手抜かりのなさ。
食事も地場産の食材にこだわり、目でも楽しい演出もいい。毎回感じるのは内容もさりながら、ボリュームがちょうどいい感じがすること。
今回仲居さんに聞いてみたところ、ご飯の量などお客さまに合わせて調整しているという。むむ、これもさすがだ・・・
夏場なのでお魚は鮎の塩焼きだったが、味はもちろん抜群。抜群といえば、メインのステーキは石で焼き加減を調節しながらいただくもので、わさびと塩でいただくのが抜群。
今回のご飯は枝豆ご飯だったが、小生の年齢を見たのか、懐石料理の「しのぎ」という言葉そのもので、ほどよさが嬉しかった。
朝食も温泉粥がおいしく胃にも優しい。焼き魚はシナノユキマスだった。前の記事でチェックアウトが12時と書いたが、朝食も8時半からとなっていて、ゆっくりめ。
したがって、ご飯を終えた時点で9時前ということはなく、すべてがゆったりとしたしつらえなのもこのお宿らしい。
いつものようにチェックアウト後、荷物を持って駐車場までスタッフさんが送ってくれる。さらに行き先にあわせて車を誘導しながら、見えなくなるところまで手を振ってくれるのを見ると、来年も元気で来よう・・と。
今回改めてセコイ話だがそろばんを入れてみると、我々は14時に入り10時に出た。20時間過ごしたことになるが、生ビールにワインなどを加えて時間コストを計算すると1600円ほど。
満足度を考えると、今回もきわめて安いと感じた。逆に考えれば、伊○園などは、時間コストは数百円になってしまうわけで・・・
どちらに、より価値を見出すかは人それぞれだから、小生が決めることではないが、少なくとも小生にとって、このお宿はもっともクオリティ面でコスパのいいお宿のひとつといえそうだ。
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