アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

入船亭小辰の会@南大塚ホール

2017-05-21 09:56:17 | 落語

身内の落語仲間でも囲んでいて、ひいきにしている小辰だが、二ツ目になって五年目という。最近の小辰を聞くにつけ、着実に成長していることがよくわかる。

 

 その小辰が出身地の大塚のホールで毎年開催している会がある。今回も小辰からチケットのあっせんがあり、仲間内で出かけた。

 会場では、「いとこの会」の席亭さんをはじめ、小辰の会でよくお見掛けする方たちがいらしていた。

 

 冒頭、小辰がスーツ姿であいさつ、むむ・・・なんかやるのかと思いつつ、地元の会だからなあと。地元の応援団もたくさん来ている様子。

 さて、開口一番は・・・おお、一花だ。ボーイッシュでかわいらしいお嬢さんで、仲間内でもファンが多い。小生もお気に入りだったりする。

 

 この日のネタは「堀之内」だったが、本業である噺の方は滑舌がよく、元気で聞きやすい。さすがに師匠一朝の指導がいいことがよくわかる。

 そして小辰の登場。はじめたのは・・・おお、「ふだんの袴」だ。あまりよく聞くネタではないが・・・むむ、この型は市馬かも。

 

 落語ではおなじみの展開だが、これといって派手な盛り上がりのない噺といいつつ、しっかり楽しませてくれる。やはりいいぞ・・・

 で、ここでゲストの登場だ。ナイショと言われていたが、前座の一花の登場で、ほぼ見えた・・・と思っていたがやはり一朝だった。

 

 めくりが出たとたん、場内から割れんばかりの拍手。やはりご通家が多いのか・・・例によって、「イッチョウケンメイ」という寒いギャグからスタートする。

 この日のネタは・・・おお「蛙茶番」だ。一朝の十八番のひとつ。江戸前の啖呵もきれいだし、昔ながらの噺家らしい噺家である。

 

 師匠の先代柳朝を彷彿とさせる口調に、下品になりすぎない演出は、バレ噺を楽しく聞かせてくれる。大満足で中入りとなった。

 そして再開後のひざは漫才のホームランだった。寄席ではおなじみで、ロケット団ともども貫禄のネタは安心して・・・大爆笑だ。

 

 さて、最後に小辰の登場。「かくばかり偽り多き・・・」と始めたので、子別れかと思いきや「藪入り」だった。

 昨年、身内の小辰で聞いて以来だが・・・むむ、細部の演出が変わり、また磨きこまれているぞ。いやいやどうして、これは今後の小辰の代表ネタになるかも。

 

 かくして大満足で大団円・・・ここから仲間内で軽く一杯・・・となれば、これまたバカな盛り上がり。

 いやはや、落語を聞きに来たのか、飲み会に来たのか・・・(苦笑)

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