奥秩父にある「かやの家」は小生の定宿のひとつである。小生が「日本秘湯を守る会」のお宿巡りを始めた初期の頃に初めて行き、すっかり気に入ってしまった。
今回は季節的に雪が想定されていたので電車で行き、送迎の車をお願いした。秩父鉄道の最寄駅を降りると、他のお客様も一緒だった。連休のため、お客様も多いようだ。
そうこちらは、電車でも行きやすいのがポイントである。
すでにこちらに来るのは何回目かも定かでないが、おかげさまですっかりおなじみさんになり、チェックインの手続きも不要で、お部屋に通される。
別に何があるわけではないが、こういう特別扱いってやっぱり嬉しい。そしてこちらのお宿について、ブログの記事を見ると「疲れたときの」という冠言葉が付くことが多い。
実際、こちらのお宿に来るときは、小生が「疲れたときに」訪れることが多いのだ。まずロケーションが東京から近いことと、子供連れNGということで静かなことがポイントだ。また建物が木造ながら、隅々まで磨き込まれていて、裸足で歩きたくなるのがいい。
そして何より露天風呂に吹く風が気持ちいいのだ。
ということで、まずはお宿の名前にもなっている「かやの木」で作られたお風呂に飛び込む。内風呂の木の香りもいいが、露天風呂で風を感じるのが最高だ。
夏場などだと、外でさえずる鳥の声がうるさいくらいなのだが、さすがにこの季節だと鳥の声は聞こえなかった。
それでも寒さの中、風を感じながら身体はポカポカという極楽気分でいつまででも入っていられる。
この日は、連休中ということもあり、かなり混んでいたが、それでも貸切状態のシーンも多く、撮影は可能だった。
いつものように夕食前に二度目の入浴をし、夕食後に三度目の入浴。最後は翌朝のお目覚め入浴・・・と四度の入浴を楽しんだ。
こちらのお宿は、お風呂は内風呂と露天風呂のセットが二か所あり、時間帯で男女入れ替えになる。
四角い形の露天は朝のものであるが、朝のため秘湯を守る会の提灯に灯がともっている。ちなみに、この露天風呂は西武鉄道の秩父の宣伝ポスターにも採用されている。
もちろん犬神家や最近十八番の水中犬神家もやらせてもらったが、他の秘湯のお宿と同様に温泉と食事以外は何もしていない・・・
こちらの温泉に入っていると、なぜか身体から疲れが溶け出していくように感じるのはなぜだろうか。
それはこちらのお宿が小生を包んでくれる環境のなせるわざであろう。いつものように、食事等については別稿にて・・・
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